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【ポケカAdvent Calendar2023 25日目】第1回スティンガー杯のイベントレポート

はじめまして、ゆーげん(ナカニシ/nakka)と申します。
広島の西条にてポケカをしている者です。
自己紹介の代わりとして以下のリンク先を載せておきます。
(正直、広島の戦犯になった黒歴史なので飛んでほしくないですが・・・)
【ポケカ対戦】広島で強豪と対戦!ストリンダーVMAX VS ウルトラビーストデッキ (youtube.com)

今回は、いちょーさんの「ポケカアドベントカレンダー2023」に参加させていただき、なぜか25日の最終日を担当することになりました。(25日しか空いてなかった…)

ポケカアドベントカレンダー2023(詳細は画像をクリック)

ポケカアドベントカレンダーについての詳細はこちら。これまでの記事が閲覧できますので、是非"全て"読んでいただけたらと思います。
(個人的にプレイヤー目線だと20日目のYua(Hiroya Shimono)さん"カードゲームにおける技術と技能"が面白かったです。)
ちなみに、noteを書くのは2回目のド初心者かつ、文章力皆無なので誤字脱字で読みにくいかもですが、寛容な心でご容赦いただけたら幸いです。

さて、今回の記事の目次は以下の通りになっております。


はじめに

 本記事では、初めて自主大会を開催してみて思ったこと、大会独自の特殊ルールについてまとめていこうと思います。自主大会を初めて開催して感じたことや大変さも綴っていきますので、自主大会を開催しようと思っている方がもしいれば、本記事が参考になってくれれば幸いです。また、今回紹介する特殊ルールの面白さを知っていただき、自分たちもやってみたいと思っていただけたらと思っております。

自主大会を開くにあたった経緯

 まずは、自主大会を開こうと思った経緯について話していこうと思います。
 率直にいうと、周りへの恩返しです。つまり、至極身勝手な個人的な動機です。すみません…。
 元々、私がポケカを始めて6年お世話になった地"西条"を大学卒業と同時に去ってしまうことが決まり、これまでお世話になった̚カドショでお世話になった方々に恩返しをできたらという思いがありました。
 そこで、西条には2つの自主大会が定期的に開催されており、私もたくさん楽しませていただいていた事から自分も自主大会を開くことで西条勢(西条で仲良くさせていただいてるポケカ仲間)に恩返しできるのではないかと思いました。さらに、開催店舗を一番お世話になってるカドショにすれば店舗への恩返しもできて一石二鳥です。
 また、西条には2つの自主大会が定期開催されていると言いましたが、その主催者の方々にも多大な協力をいただきました。
 その方々はかじさんかんたさんろうなさんという主催者三銃士です。
 まず、かじさんに自主大会を開きたい旨を伝えると、奈良の自主大会主催者ひぐらしさんが過去に自主大会のサイドイベントとして行った特殊ルールについて聞かされました。
 「面白そう!それ西条でもやりたい!」と思った私は特殊ルールでの自主大会を開くことを決意したのです。
 しかし、自主大会なんてやったことない、当日の受付、カメラマンどうしようと思った私は上手くできるのか不安でした。ですが、そんな不安もすぐに払拭されました。というのも、かんたさん、ろうなさんという神々が手を差し伸べてくださり、なんとか大会を開催することができたからです。
そんな三銃士が主催している自主大会については是非、下記リンクのトナメルや大会後レポートを読んでみてください。

・かじさん:きんのたま杯(10/1(日)でかいきんのたま杯(108名)
・かんたさん、ろうなさん:サーナイト&ブラッキーGX杯(【大会レポート】第10回サナブラ杯)

 特に、かじさん、かんたさんのお二方は今回のポケカアドベントカレンダー2023にも参加されてますので彼らの記事も是非ご一読ください!
 話が少々ずれましたが、そんなこんなで私は自主大会を開くことになりました。

スティンガー杯

 続いて、私が開催した自主大会の中身について話していきます。
名前は「スティンガー杯」です。このスティンガーという言葉を聞いてアーゴヨンGXをすぐに思い浮かべられた人は、きっとポケカをSMレギュ以前からやってきたポケカ老人か、エクストラ大好き人間だと思います。少なくともスタンダードしかやってきてない方はなんのこっちゃだと思います。それが普通です。
 これから話すスティンガー杯の特殊ルールは、SMレギュに存在したGXポケモンが関わるルールになっていますので、まずは知らない人向けにGXポケモンとは何か説明していきます。

GXポケモンとは

GXポケモンとは以下のようなカードになります。

筆者の相棒

テキストの下部に書かれたスティンガーGXというのがそのGXポケモンが持つGXワザになります。今でいうと、Vsterワザみたいなもので、試合中1回しか発動することができず、Vsterマーカーの代わりに下図のようなGXマーカーを使い発動したかどうかを判別していました。

GXマーカー

特殊ルールについて

 続いて、前述のGXポケモンを使った特殊ルールについて早速説明していこうと思うのですが、説明の前に、元ネタがについて少し話させてください。
 元ネタは奈良のポケカ伝道師ひぐらしさんの自主大会「つきのひかり杯」のサイドイベントとして行われた「ポケキャッチ」というゲームです。
 簡単に説明すると、ポケモンとエネルギーをそれぞれ20枚ずつ用意し、各プレイヤーはポケモンを3枚表にして並べます。エネルギーの山から毎ターン一枚ずつエネルギーを引いていき、自分の3体のポケモンのいずれかにエネルギーをつけそのポケモンの一番エネ要求が重いワザが使えるようになったらキャッチ成功としポイントを獲得。新たにポケモンを1枚追加、先に5P貯めたほうの勝利。といった感じのゲームです。(詳細はこちらのトナメルを参照)
 このゲームから着想を得て今回の特殊ルールが生まれました。 

 話が長くなってしまって申し訳ありません。以下から特殊ルールの説明をしていきます。

率直に言いますと
サイド6枚中3枚をこちらが用意させていただきます。
ですので、参加者にはサイドを置く際には3枚だけ置くことになります。
いつもより山札が3枚多くなってサイド落ちが3枚少なくなります。
もしかしたらLOデッキを使う人には不利かもしれません。
(※当方LOデッキエアプにつき適当言ってます)
こちらが用意するサイドは
"GXポケモン"  "サポート"  "グッズ"
からなっており、各1枚ずつ計3枚です。
それらのカードのレギュレーションは
"スタンダード"  "エクストラ"  "殿堂"
と全てのレギュが対象となっています。
ここで、サイド例を示します。

サイド例

上の場合、サイドをとった時にいずれかがめくれたら以下の処理をめくれたサイドに応じて行っていただきます。

  • スティンガーGX発動→お互いのサイドを山札に戻し上から3枚をサイドとして置く。

  • カエデ発動→自分の手札を全て山札に戻して切る。その後、山札を8枚引く。→番が終了。

  • リセットスタンプ発動→相手は手札を山札に戻して切る。その後、相手は相手自身の残りサイド枚数ぶん、山札を引く。

ここで、複数枚サイドをとった時の効果処理の順番について説明します。
もし、こちらが用意したサイドを複数枚とった際に
ポケモンGX+サポートorグッズ
となった場合、
サポートorグッズの効果処理→ポケモンGXの効果処理
となります。
ここで、本特殊ルールの特徴の1つとして
番が終わる系のサポートorグッズだった場合、ポケモンGXの効果処理は行いません。そのまま番が終わります。
一方、
サポート+グッズ
となった場合は、どちらから処理しても構いません。

 以上のサイド処理を行いつつ他はスタンダードと変わらないルールとなっております。
 注意点として、
・ダメージを与える・ダメカンを乗せる等の処理は行いません。
例えば、モルフォンGXのじゅうまいがえしGXは素点が60点ありますが、GXワザの効果のみ処理します。
・タッグチームGX/サポートは追加効果なしです。
・こちらが用意したサイドを"ヒスイのヘビーボール"等で見てはいけません。(シャクヤで手札に加えることもできません。)

特殊ルールならではの面白さ

このルールの面白いところを実際にあった事件とともに紹介していきます。
まずはこちら

アッセンブルスターでアーケオスをベンチに出す前にインジェクションGXでアーケオスをサイド送り

個人的ベスト
アッセンブルスター前にアーケオスをサイド送りにした極悪ポケモン

つづいて、

山札が残り三枚しかない状況でローラースケートによるデッキアウトをかけたコイントス

残り山札3枚でオモテなら強制3枚ドロー

頑張って4エネつけたテツノカイナexがスカイレジェンドGXにより強制退場、残されたのはデボリューションが効かないドリームボールで出した悪リザのみ

山札へ強制帰還、単騎なら即負け
なんでもベンチなので2進化も出せる、進化元がいないので退化不可

まだまだ面白い盤面、状況があるのですがこの辺にしておきます。

特殊ルールの上振れ下振れ

 前節の例のように面白い下振れだけでなく上振れももちろん存在します。その例をいくつか以下に示します。

THE・上振れ代表

 カミツルギGXをごっつあんプリファイで引けばサイドを2枚追加で取ることになります。控えめにいってぶっ壊れです。

コイントスでごっつあん

 グッズにもサイドを追加で取れるカードを用意しました。こちらはコイントスになっているぶんまだいい?(なわけ)
 この他にも妨害系で上振れ、展開系で上振れといえるカードを用意しました。その中でも上振れ?下振れ?といったどちらかわからないカードを紹介します。

サイドを強制3枚にするサイド操作の極み

 大会名にもなっているスティンガーGXは基本的には発動した側が不利になります。というのも、順調にサイドレースが進んでいけば強制的に発動後の相手ターンでサイドを先行されるからです。
 しかし、実際に大会当日にあった話ですが、相手のインジェクションGXでサイドを7枚にされ、残りサイド7-1という敗北濃厚、絶望的な試合からやっとの思いでとったサイドでスティンガーGXを引き当て、次のターンVmax、Vunionといったサイド3枚取れるポケモンを倒し大逆転勝利という出来事がありました。
 その出来事こそが私が望んでいた事であり、本特殊ルールの醍醐味だと思ってます。
 実際に私がSMレギュでやっていた時は、アーゴヨンGXのスティンガーGXを打った後、非ルールのアーゴヨンのターニングポイントでミュウ&ミュウツーGXをワンパンし取ったサイド3枚で勝利ということをやっていました。懐かしいものです。

初めて自主大会をやってみて

 以上が、特殊ルールについての説明で、以下からは自主大会をやってみた感想を反省も交えつつ綴っていきます。半分は戒めです。

嬉しかったこと

 1番はやっぱり参加してくださったこと、自分の自己満足でしかない自主大会に快く参加してくださった参加者の皆様には感謝しかありません。
自主大会を開催しても参加者が集まらないことには始まりません。景品を豪華にすれば集まるかもしれませんが、今回は言伝に参加者を募り、景品について公開する前に参加してくださる方がほとんどでした。なんなら特殊ルールとだけ伝え、どんなことをするのか全くわからない不審な自主大会でした。そんな中、付き合いもあったりなかったりするような自分の自主大会に参加してくださったことは、自身が所属しているコミュニティの暖かさ、本当に周りに恵まれているなと深く実感させられました。
 他にも、たくさんの提供品や大会中、いたるところから巻き起こる阿鼻叫喚、終始みえた笑顔、等々ありますがそういった参加者が楽しんでいることがなにより嬉しかったです。
 これに関しては、どの主催者も同じだと思います。これから自主大会を主催する人は参加者の笑顔のためにいろいろな工夫を凝らすでしょう。その努力が実る事を祈っています。
 次に、これは個人的な嬉しかったことだと思うのですが、長らくプレイヤーを引退していた人がスティンガー杯をきっかけにプレイヤーとして復帰してくれたことです。その方は、とある事情により競技シーンから離れており、その事情を知っていた身として長らく心配しておりました。その方が今回のスティンガー杯にエントリーしてくださった時は本当に開催してよかったと心から思いました。それだけでもやったかいがあったと思えました。
 このように、自主大会をすることで感動して泣いてしまうぐらいのドラマもあります。自主大会に参加するという事、それは単に景品付きの大人数でやるジムバトルなんかではなく、色々な思いをもって開催している主催者や参加している方もいる大切な自主大会だということを理解して開催・参加していただけたら良いかなと思っています。

反省点

 嬉しかったこともあれば、反省すべき点もあります。なにせ今回が初めての自主大会だったのですから完璧な訳がありません。
 まず、大会スケジュールについて。
 当初予定していたスケジュールは以下の通りです。

10:00~ 受付開始
10:30~ 挨拶・ルール説明・対戦準備等
11:00~ 予選1回戦開始
11:35~ 予選2回戦開始
12:10~ 予選3回戦開始
12:45~ 予選4回戦開始
13:20~ 予選5回戦開始
13:55~ 予選結果発表・アナウンス
~15:30 昼休憩
15:30~ 決勝トナメ・サブイベ1回戦開始
16:05~ 決勝トナメ・サブイベ2回戦開始
16:40~ 決勝トナメ・サブイベ3回戦開始
17:15~ 結果発表・お楽しみ抽選会
~17:45 解散
※時間は前後する可能性あり

 このスケジュールではアナウンス含め昼休憩が1時間35分となっていますが、実際は1時間弱しかありませんでした。そんな中、昼休憩で少し遠くのラーメン屋に行ったりし、待ちが発生しようものならば午後の部に遅刻してしまいます。何がとは言いませんが、正直これを書いている今、めちゃくちゃ胃が痛いです。初めての大会運営で時間の見積もりが難しいとはいえ、そんな理由で参加者にハードスケジュールを押し付けることはあってはならないことです。十分余裕をもったスケジュールを組みましょう。不安な方は、今組んだスケジュールの各工程を前後5分程度伸ばしてみることをおすすめします。
 次に挨拶について。
 大会開始時の挨拶、大会終了時の挨拶は大事です。コミュニケーション能力のない自分は、何も考えずに挨拶をした結果、自分でも何を喋っているのかわからない状態に陥りました。まあ、その時になったら言葉がでてくるだろうという軽い気持ちで挑むと痛い目をみるので、コミュ障の人はしっかり話す内容を考えて挨拶に挑みましょう。
 最後に、これは本大会独自かもしれませんが、用意するサイドのバランス調整不足です。
 前章で上振れ・下振れの話を少ししました。特殊ルールはサイドをとったらこちらが用意したサイドの効果が発動するというもので、サイドをとらなければ発動しません。つまり、サイドをとるという時点で基本的にはとった側が有利になっていく試合展開であるため、とった側がかなりの上振れを引くとその時点で勝敗が決まるほどの有利不利になってしまうこともあります。逆の負けてる側が下振れを引く場合も同様です。そのため、丁度いいバランス調整のため、上振れの度合い、下振れの度合い、上振れサイドの枚数、下振れサイドの枚数といった点を十分に考えることが大事です。以下に今回使用したサイドのリストを載せます。

今回使用したサイドたち

 これらのうち、マグカルゴGXやジュジュべ&ハチクマンは相手の山札をトラッシュする効果を持っています。5枚や3枚といった枚数山札をトラッシュすれば、試合に重要なカードの1枚や2枚トラッシュされてしまい再起不能となりサレンダーとなる場合もあります。上級者ともなれば山札はかなりの密度で必要なカードのみで圧縮されています。そんな時に、山札5枚トラッシュは致命的です。
 そういった試合を破壊するようなサイドを引いた際、それをその人の運だけにその責任を押し付けるのか、私はそうは思いません。トラッシュされるなら山札に返すサーナイトGXのようなカードを採用する等の対処が必要だと考えます。
 もちろん、タイムレスGXのようなエクストラターンやロストパージGXのような盤面除外系は一発で試合崩壊となるのでNGです。
 全体をぶっ壊れカードたちで埋めればよいのではという意見は、当然NOです。そんなことをしてしまうとサイドゲーにしかならないため真面目にプレイをしたくない事態になりかねません。
 だからといって、全体をつまらない効果で埋めた場合、せっかくの逆転のある特殊ルールがもったいないとも考えます。
 今回の教訓として、その時流行している環境を十分理解し、起こりえる盤面・状況を把握したうえで採用するサイドを決めるべきだということを学びました。というのも、VmaxやVunionが入ったデッキの場合、スティンガーGXは最凶でした。
 今後は十分にテストプレイをして臨もうと思います。

さいごに

 以上が、第1回スティンガー杯の大会レポートになります。大部分が誰得なん?といった内容だったと思いますが、初めて自主大会を開催してみて嬉しかったことや反省した点はこれから自主大会をしようと思っている方の参考になったのではないでしょうか?
 また、特殊ルールについて興味を持っていただいた方は是非、ご自身が属しているコミュニティでいつもお世話になっている方々と楽しんでいただけたら何よりです。
 この特殊ルールは新カードが刷られていく限りサイドプールは無限大です。今回はGXポケモンしか採用していませんが、Vsterポケモンも同様にサイドとして使用することが出来ます。その場合、主にVster特性が使いやすく、アルセウスVsterのスターバースで好きなカード2枚、グレイシアVsterのクリスタルスターで無敵にする等々面白そうですね。


最後まで読んでいただきありがとうございました!明日からもアドベントカレンダー企画は続きますと言いたいところですが、本記事が最終日となります!冒頭にも話しましたが、これまでの記事を是非、チェックしていただけたらと思います!記事はこちらから
それでは、皆様、良いお年を。

おまけ:大会の様子

 大会当日の様子を以下に載せます。カメラマンはかんたさんです。感謝。一応、掲載許可はいただいてますが何かあれば私の方まで。自慢の西条勢です。

頂いた提供品(豪華すぎ)
大会アナウンス中(緊張しすぎてて笑う)
集合写真
(この笑顔がみれただけでやったかいがあります)
優勝デッキ
(初代スティンガー杯優勝者
西条卍會総長youmeキー)

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