見出し画像

シングルタスク 一点集中で銀閣寺

連休の京都は混む。

本来京都では、市バス・地下鉄・徒歩を組み合わせ、数か所の名所を効率よく巡りたい。しかし連休となるとそうは問屋が卸さない。人ごみに足止めを食らったりバスも目当ての時刻にすぐ乗れなかったりラジバンダリ。そして夫婦だけならまだしも、我が子と姪2人、計4人の小人を引き連れて夏日を超える気候の中移動するのは易くない。

しかしどうしても京都に行きたかった。
今回は銀閣に絞った。
僕にとっては初銀閣だ。
豪華絢爛の北山文化(金閣)ではなく、侘び寂びの東山文化に触れたかった。そして哲学の道を歩きたかった。

結果、銀閣に絞って正解。
哲学の道は味見する程度に留めて踏破は断念した。

混雑はしているもののじっくり銀閣を巡れた。そして山門へ続く参道沿いのお店でお土産を見たりコロッケとレモンサワーを味わったりした。今日が人生最後の日でもいいと思える日は人それぞれだろうが、僕はまさにその瞬間だった。来たかった場所に来て、見たかったものを見て、コロッケとレモンサワーを堪能した。道すがら、憧れの京大も拝むことができた。僕は体験にお金を使った。もうそれ以上望むものは、その瞬間にはなかった。

これでもし、清水寺も見て御所も寄って北野天満宮も参って四条で遊んでとなると、半日では足りない。

そう。今回は午後の半日だけで巡る旅だった。
しかしそのコンテンツは半日以上の濃密な体験だった。

「京都は一日にして成らず」
ちょっと意味は違うけど。

一回に付き1名所。その1名所をじっくり巡ってグルメとお酒を味わう。それで十分だ。何回も訪れる楽しみが増えた。

京都は東京ディズニーリゾートのようなもんだ。