上司が知っておくべき組織は掛け算という考え方
どうも。中内涼(ナカウチリョウ)です。
組織は掛け算とはどういうことか?
まず、一人が最低限与えられている仕事をします。
これを100%の仕事と僕は定義しています。
この100%の仕事を組織にいる人が全員できていれば、組織として100%の力を発揮していると言えると考えております。
ここでポイントになるのは最初にも書いたように【最低限与えられた仕事】をして初めて100%になるわけです。
例えばなにかできていないことや、ミスがあったりすると100%の仕事ができたとは言えず、98%や95%となります。
ひどい人だと80%とかですかね?笑さすがに二桁%もできていないことがあるというのは会社の教育の仕方やそもそもマニュアルに大きな欠点があるかもしれません…。
例として
『ある組織に4人のスタッフがいるとします。その内2人は100%の仕事をしていますが、2人は98%の仕事しかできなかったとします。』
すると組織が発揮する力でいうと
100%×100%×98%×98%=96.04%
となります。
このようにひとりひとりは少し力を発揮しなかっただけですが組織でみたときには大きな差となってしまうんです。
これが僕の考える組織は掛け算であるということです。
先程と同じ組織で次は
『1人が104%の仕事をして、1人が100%、あと2人は98%の仕事をしたとします。』
こちらも計算してみると
104%×100%×98%×98%=99.8816%
となります。
そうです。
1人が2人の足りていない2%ずつを補おうと4%増やして仕事をする。
これでは、足りていないんです…。
誰かのカバーをするというのは簡単ではないんです。
だからこそ最低限の仕事ですからこれは確実にしないといけないんです!
100%の仕事ができないのはなぜか?
僕は大きく分けると理由は2つと考えています。
理由は
・任された人がサボっている
・任した人の見る目がない
まず、
任された人がサボっている
これはこのままです。
ここでたちが悪いのはサボってやろうと思ってサボっているわけではなく、自分の中ではきちんとやっていると思っているケースがあるのが厄介なんです。
そのため、こういうタイプの人は注意をしたときに『やってるやんけ!』とかこちらが意図しない反応になる可能性があります。
ここは注意をする上司や先輩が試されます。
ん?この話だと結局、二つ目の任した人が見る目がないにすべて含まれるのでは?
そうなんです!
けど、そうではないんです!
どういうことか説明します。
任した人の見る目がない
というのは、任せる人の実力に見合わないことをさせたときですね。
極端な例になりますが「新人の施術者に対していきなり新患対応を任せる」これはまあまあ無謀な話になりますよね。
任せる人にあった適性を見極めるということはとても大切なことです。
ただし、ある程度期待も込めて今までの成果からもできるだろうと考えて任せた結果できなかった。
このケースだと上司もきちんとそこのカバーができることは計算済みで成長のために試しているだけなんでいいんです。
別の場合として全くこれらのことを考えず自分の手元にある仕事を適正も考えず任せた(このときは投げ捨てたというべきでしょうか…。)結果できなかった場合があります。
前者の場合はそのできないかもしれないと見越して仕事をふっていると思うので、最低限の仕事というより+αを目指している状態のため、それができなくても最低限の仕事はできるていで任せています。
しかし、後者の場合はそのリスクも考えずにとにかく自分の手元から離しただけでそのことに対するフォローもなし。
その結果、部下や後輩からは『やらされてる』、『お前が楽したいだけやろ』という負の感情から仕事をします。
そうなると、組織は機能しません。
このことからも大切なのは上司や先輩の指示であり、任せる側の見る目が試されます。
最後の例として
『2人が102%の仕事をして、2人が100%の仕事をしたとき』は
102%×102%×100%×100%=104.04%
となります。
全員が最低限の仕事をすることは大前提で更にパフォーマンスが出せる人が少しでもプラスに働ければ、この組織力は上がっていきます!
ただ、この最低限の仕事以上をするというのは難しくて、これも100%の仕事ができていないケースで書いた時と同様で100%を越して仕事をする。
これもまた、難しいんです。
これは僕の中での結論になりますが、最低限の仕事をするというのは役職のない一社員です。
僕たち接骨院という業界で役職というと院長ということになるかとは思います。
その院長と呼ばれる人たちは自分自身が100%以上の仕事を当たり前にする。
毎日が自己新記録!
これができれば組織力は上がっていきます!
そのため常に100%以上を目指す必要があると考えています。
組織での個人の上限は上司のレベルによります。
基本的に部下があなたより仕事ができるとは考えにくいです。
あなたの仕事力が上がれば部下たちの仕事力も上がっていきます!
今回は組織は掛け算で考えるということを書いてみました。
なにかあなたにとって日々の仕事を助ける考え方のひとつになればと思います。
最後にSNSの紹介です。
Twitter:中内涼@愛媛で奮闘する柔道整復師
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