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上司・先輩としての在り方

あなたは今、部下や後輩はいますか?
もしくは、春から部下や後輩ができますか?

そんなあなたに分かっていてあげてほしいことがあります。

それは、『部下や後輩があなたより仕事ができることは基本的にない』ということです。

基本的にないと書いたのにはある一定数、できる人がいますし、そういう人を知っているからです。

とはいえ先ほど書いたように基本的に上司や先輩より仕事ができるということはないですし、これから入ってくる新入社員は確実になにもできないでしょう。

そんなときに部下や後輩が仕事をできないからといって、ストレスを感じてはいけません。そもそもできないのが当たり前ですから。

いま、こういったことでストレスを抱えているあなたやこれから部下や後輩ができるあなたにおすすめの記事になります。

現在、柔道整復師5年目で雇われ院長として働き、部下や後輩もできた僕(中内涼@フットサルが好きな施術家)の経験から大切なことを記事にしてみました。

では、続きをご覧ください。

いきなりですがあなたが明日から他業種の仕事へ行くと思うとどうですか?
すぐに現場の仕事を行うのは難しいですよね?
ただ、難しい中でもあなたは今までの社会人経験の中から成果を出そうと考えて行動すると思います。

まずは、その考え方を浸透させましょう。
ぜひ出し惜しみなく部下や後輩にあなたが学んできた経験を教えてあげてください。

まだ、仕事ができないのは基本的には知らないだけです。
だからたくさんのことを教えてあげてください。

いやいや、何回言ってもできないんですよ(笑)
何回も教えてますよ(笑)

違いますよ?

その子は【何回も言わないといけないタイプ】なだけです。
もしくは、あなたの伝え方が悪いだけです。
僕が教わったことのひとつに『言ったじゃだめ。伝わらないと意味がない。』ということがあります。

ん?となりましたか?

どういうことかというと言葉の捉え方や理解の仕方は人それぞれです。
あなたはちゃんと言ったでしょうし、相手もちゃんと言われたことを理解したつもりでいます。

ただ、そこで伝えたかったことが100%伝わっているかはわかりません。
言われたことに対して「適当にやってやろう。」「手を抜いてやろう。」なんてことは思っていません。

例えば「床の掃除をしておいて」と指示されたらあなたはどのように掃除をしますか?
色んな方法があると思います。
ほこりを取るためにクイックルワイパーで乾拭きする人もいるでしょう。
掃除機を使う人もいるでしょう。
ぞうきんで水拭きをするひともいるでしょう。
机やベッドを移動させてその下まで掃除をする人もいれば、移動させずそのまま掃除する人もいるでしょう。

ただ、これらはすべて「床の掃除をしておいて」という指示をちゃんとやっています。

いやいや常識的に考えたら物は移動させてその下もせなあかんし、乾拭きでとれへんかったら水拭きやメラミン使うやろ(笑)

いま、そう思いませんでしたか?
僕は当時そう思っていました。

でも、あなたの常識と他人の常識が一緒なわけがないんですよ。
生まれた場所も違えば育った環境も違うので考え方や捉え方は違います。
その大前提は知っておかないといけません。

その人にとっては目に見えるほこり取りということが掃除のすべてかもしれません。
物の下にある見えない汚れなど気にしたことがないかもしれません。
頑固な汚れは取れないものと判断して諦めているのかもしれません。

それなのに「考えたらわかるやろ!」なんて言って怒ってしまったら部下や後輩はどう感じるでしょうか?

たしかに考えなしにやっているというケースもあると思いますが、その人なりに考えてやった結果なのに「考えたらわかるやろ!」なんて言い方をすると行動をすべて否定されたかに思います。

次からの行動の足枷になるかもしれませんよ。

これは僕の経験からの考えではありますが、「考えたらわかるやろ!」これは特大ブーメランなんですよ(笑)

これを言ったときに逆にあなたは部下や後輩に指示したときにこれだけじゃ言葉足らずでこちらの意図が通じてないかもしれない。と考えなかったのでしょうか?
それこそ「考えたらわかるやろ(笑)」って感じです。

最初に書いたように『部下や後輩があなたより仕事ができることは基本的にない』この大前提がわかっていないから部下や後輩に対して無駄なストレスを抱えるし、それに対して注意することで部下や後輩は更に萎縮し、仕事がどんどんできなくなってしまいます。
お互いになんのメリットもないんですよ。

そのことを踏まえて先ほどの「床の掃除をしておいて」という指示をどのようにすればよかったのでしょうか?

床に汚れがあったり、あなたが見て気になる点があったから「床の掃除をしておいて」と指示をしたんだと思います。
なにも手持無沙汰だったからやらせたわけではないですよね?
では、その汚れはどうすれば取れるのでしょうか?また、どこにあるのでしょうか?

例えば「ベッドの足の下が黒く汚れてるから掃除しといて。まわりにほこりもあるからまず、クイックルワイパーでほこりを取ってその後、ベッドを移動させてメラミンを使って汚れを取っといて。」
どうでしょうか?
文字にすると長いですが口に出すと大したことはないと思います。
けど、ここまで指示をすればあなたがなぜ掃除をしてほしいのかも伝わりますし、相手もどうすればいいのかもわかりますよね。

そんなことまで言わなきゃいけないの?
はい。言わなきゃいけません。だって、他人が考えていることなんてわからないですもの。
一番身近な存在の家族のことですらなにを考えているかなんてわかりませんよね?

いま目の前にいる部下や後輩がなにを考えているかわかりますか?
部下や後輩からするとあなたの考えていることはわからないんです。

家族ですら言葉にしないとわからないんですから、生まれも育ちも全く違うたまたま同じ職場になっただけの他人の考えなんてわからないですよ(笑)
わかろうとする努力は必要かもしれませんが「なんでもかんでも言われなくてもわかる。」なんてことは無理だと思います。

ちゃんと言葉にしましょう。
その習慣づけをしていきましょう。

でも、ここまで言っても何回言ってもできないよ?
そんな人もいるでしょう。
わかってくれるまで言いつづけましょう。
1回でわかってくれる人もいますが100回言ってもわからない人もいるかもしれません。
そういう人なんで仕方ないです。
根気強くいきましょう。
もしかしたら101回目でわかってくれるかもしれません。

指示はとにかく細かく何回もわかってくれるまで言う。
これがとても大切です。

これをしないのはあなたの怠慢です。
あなたの仕事のクオリティです。
部下や後輩のせいにしないでください。
部下や後輩の不出来はあなたの監督不行届です。
あなたの仕事ができていないことを部下や後輩のせいにしないでください。

それでも言うのが嫌ならその人に頼むのはやめましょう。
そして、自分でなんでもかんでもすればいいです。
ただ、結果的に無駄な仕事が増えてあなたが大変になるだけですよ。

すべては自分自身にベクトルを向けましょう

部下や後輩が仕事ができないのはあなたの指示ができていないからです。

あなたの指示が正確にできていたら与えた仕事は必ずできます。

指示通りにしてもできないというのはその部下や後輩に能力が足りなかったからです。
それは、あなたが能力を見誤っただけです。
もちろん試す意味で仕事を振るときもありますが、それはまた別の話ですね。

僕の考えとしては、上司や先輩としての在り方とは『すべては自責で事象を捉えて仕事をする』ということです。

どんな事象に対しても、自分の思考と行動が足りてなったのでは?という疑いを持つことはすごく大切です。
他責にするのは簡単ですが本当にあなたはその事象に対して落ち度は全くなかったのか?ということは考えてみるといいですよ。

これは全員持っておくべき考え方ではあり、それができたらすごくいい会社であり、いい仕事ができていると思います。
ただ、なかなか全員は難しいのかもしれません。
まずはあなたがそれを行動でみせてあげてください。

さあ、これからの自分の在り方というものを改めて意識して仕事をしてみましょう。


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