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勉強はし続けろという話

どうも。愛媛で柔道整復師をしております中内涼(ナカウチリョウ)です。

今回の記事は当たり前やろって思うかもしれませんが、それならそれでいいですし、ドキッとしたならどんなことでもいいので勉強はしてみるといいと思います。

まず、勉強をしたほうがいい理由としては、時代は進み続けているわけなので、その時々でベストな答えが変わることもよくあります。

僕たちの仕事でちょくちょく話がでてきてはいろんな意見が出て、盛り上がるのがRICE処置ですね。

RICE処置とは・・・
Rest(安静)
Ice(冷却)
Compression(圧迫)
Elevation(挙上)

これらの頭文字をとった外傷の処置の基本と言われていますよね。

教科書的にもこのように習ったのではないでしょうか?

ただ、このRest(安静)だけでは損傷した組織に対して不十分ということでProtection(保護)を加えてPRICEと呼ばれるものがあります。

そんな中、急性期のケガの管理に対して必要以上の固定や安静は悪影響を及ぼすということでRest(安静)を省き、Optimal Loading(最適な負荷)に置き換えたPOLICEという概念もあります。
(最適な負荷て…ここまでくるとなんでもありやん。そこまでして頭文字をとることにこだわる必要はあるのだろうか…。)

とこのようにどんどん処置の仕方にも変化が出ています。

おいおいおい。ちょっとまてーい!まだあるでしょ!

そうなんです。

まだあります。

PEACE&LOVEです。
(ここまでくるともう別もんやとは思いますが…。)

PEACE&LOVE聞いたことはありますか?

Protection(保護)
Elevation(挙上)
Avoid Anti-Inflammatories(抗炎症薬を避ける)
Compression(圧迫)
Education(教育)

Load(負荷)
Optimism(楽観志向)
Vascularisation(血流を増やす)
Exercise(運動)

こんなに英語ばっかり並べんといてほしいわ。

英語はちょっと苦手やから調べながら書いてるけどスペルミスがないか心配やわ。
ちょっとだけ苦手やねん。ちょっとだけ。
(スペルミスがあればこそっと教えてください…。)

このPEACE&LOVEという考え方は急性の処置ということから少し変わっていて、PEACEが痛めた直後の処置でLOVEが数日経過してからの対応ということになっています。

今回はこのことについて書きたいわけではないので詳しく知りたい方は色々調べてみてください。

こちらの記事もわかりやすくまとめてくれています。

このように並べてみるとやはりPEACE&LOVEだけは少し今までの処置とは違っていて、きちんと意味が分かっているうえでRICE処置をはじめとするその他の変化していった形に対して意見するのはいいと思いますが、言葉だけを知っていて『今の最先端はPEACE&LOVEだ!RICE?ぷぷぷ。POLICE?ちゃうちゃう(笑)』となっているとそれはそれで少し認識が違うのかもしれません。

なんでPEACE&LOVEなのか?
なんでこれまでの処置から改善されていったのか?
きちんと理解したうえで使用していきましょう。

知ったかぶりをしているといつか恥ずかしい思いをしてしまいます。

いまってネットで調べればだいたいのことはなんでも出てきます。

患者さんも自分の体の悩みについて色々調べたりしていて、自分の症状はこの症状ではないか?ということを考えて来られる方もいます。

先日も院に来られた方で『なんかこの症状は調べてみるとモートン病の気がする。』と言われて来られた方がいました。

モートン病と言われてぱっと答えられますか?大丈夫ですよね?

けど、まさか患者さんからモートン病なんてワードがでてくるとは思わなかったので、びっくりしてしまいました。

この話はモートン病を答えられるかどうかではなく、患者さんはそれだけ心配で、自分なりに色々調べて来る方もいて、もしくは、どこかでそう言われたからという理由で来られる方もいます。

違うなら違うときちんと説明してあげることで安心させてあげられるし、ここで曖昧な答えを返してしまうとますます不安にさせてしまいます。

患者さんを舐めないでください。

知らないことがあるのは仕方ないと思います。

ただ、知らないことを知らないままでごまかすのは絶対によくないですし、そんな人はなにも考える必要がない仕事をすればいいと思います。

この仕事は向いていないかもしれません。

勉強するメリットとしては新しいことを学べば新しい知識や新しい技術がつくので、施術の幅が広がります。

すると、今まで変化を出し切れなかった患者さんに対していい変化を出せるかもしれません。

一つだけ欠点があるとすると、勉強したことを使いたくなってしまうので、ついついすべての症状に対して少し強引に当てはめて使おうと考えてしまうことです。

あくまでも考え方の一つであり、引き出しが増えただけということを忘れないようにしていきましょう。

これまで使用していた知識や技術はなにも悪いわけではないですし、自分にとっては新しいことも全然新しいことではなく、ごくごく当たり前でずっとあることということもあります。

なにが目の前の患者さんに対して適切なのかを考えてみましょう。

でも、なにを勉強すればいいかわからないという人もいますよね。

そんな人にはその日診た患者さんの症状を振り返るというだけですごく勉強になります。

施術は適切だったのか?
反応はよかったのか?
言葉選びは間違っていなかったか?
色んなことを振り返り考えることができます。

そして、一人で考えていると考え方も広がらないので、ぜひだれか仲間を見つけましょう。

その仲間と振り返るだけですごく勉強になります。

専門時代の同級生でもいいし、同じ職場のスタッフとでもいいでしょう。

こういうことするのは僕たちの仕事を選んでいる人たちは好きじゃないですか?

僕は大好きです。

ほんまは色んな雑務なんてなにもしたくないし、目の前の患者さんの施術をして、その患者さんについて考えて施術してだけを繰り返したいです。

ただ、そうもいかないので仕事をします。

勉強と言われると教科書読んだり、文献読んだりは慣れていない人にとってはすごく億劫なことになってしまうかもしれませんが、こういった臨床でのことなら楽しくないですか?

僕は隔週で大学の友人たちといろんな臨床のことなどについて勉強会をしています。

いまどきオンラインでもいろいろできるのでまずはやってみるだけやってみてはいかがでしょうか?

あと、一番手っ取り早くて自分に足りない知識を得られるのはなにかのコミュニティに参加することではないでしょうか?

コミュニティに参加したら確実にコンテンツは多く、『勉強することない、なにをすればいいかわからない。』なんて言ってる暇がないぐらい勉強できるのでおすすめですよ。

それにいまはどんなコミュニティもどんなことを学べるかお試し?というかコミュニティを体験できるようなコンテンツを出してくれているので、『お金もかかるし不安だ…。』という人はそんなものも探してみてください。

そして、学べたことがあればそこからアウトプットする。

それで更に学びは深くなります。

途中でも言いましたがほんまに患者さんを舐めないほうがいいです。

患者さんもいろいろ知識をつけていたり、いろんな所で施術を受けて説明を聞いている方はいます。

ある意味、患者さんは施術を受けるプロです。

いろんな所で施術を受けていなくても同じ職場内でも比べられています。

患者さんにあなたが一番と言ってもらえるような施術者になるためにも研鑽し続けましょう。


最後にSNSの紹介です。

Twitter:中内涼@フットサルが好きな施術家

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