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第4回fuzzカップベスト32で散るの巻5the final

北陸3県の麻雀愛好家がそれぞれチームを作り、Mリーグのように優勝を争う第6期北陸AMリーグの最終節が、2023年12月17日(日)に行われ、一発自摸エクスタシー(以下ITE)が総勢10チームの頂点に立ちました。

ボクは審判として大会に携わらせてもらってて、この大会について思うことがたくさんあります。その中の1つが、図らずも実現してしまったので、リンクを張って書いていきたいと思います。

下の記事を書いたマッサさんは、北陸を代表するアマ麻雀愛好家で、第18期・第19期アマ最高位戦予選を2年連続で勝ち抜いて北陸代表として本戦に進出し、第19期では本戦14位に入賞も果たしてる強豪です。高校野球でいうと智弁和歌山です。

周囲の人たちは「マッサさんは麻雀が強い。」「マッサさんは麻雀が上手だ。」みたいな方向から褒めますが、ボクはちょっと違うんですよね。確かにマッサさんは実績があり麻雀が上手で熱量高いのですが、それだけじゃなくてエンタメというか周囲の人たちに伝える術を持ってます。本人が意識してるかどうかは知りませんが。

ボクが書いてるこの記事はタイトルを【第4回fuzzカップベスト32で散るの巻5the final】としてて、ボクがfuzzカップベスト32で負けたって話を約3000文字×5回=約15000文字も使って書いてるアタオカシリーズです。地球上にこんなことやってるヤツはいません。みんな次の半荘をしたいからね。

でも麻雀てのは突き詰めると、対局者がその試合にどれだけ命をかけてるかってのが、しかもそれをいかに視聴者に伝えるかってのが大切なのであって、プロかアマか、上手か下手かってのは、実はみなさんが思ってるほどには関係ないんですよ。なんなら下手な方が、「コイツ…こんなに下手なのになんで放送対局出て頑張ってんだ?」って興味を引かせることができて都合がいいくらいです。ボクです。

まだMリーグが始まる前のことですが、多井隆晴プロvs.瀬戸熊直樹プロよりも、インスタントジョンソンじゃいさんvs.トレンディエンジェルたかしさんの方が視聴者数が多かった、みたいな記事を読んだこともあります。

ABEMAで昔ホリエモンこと堀江貴文さんが【負けたら丸坊主にされちゃう麻雀】みたいな企画をやってて、やっぱこの人はスゲェなって思いました。まあ今のMリーグで言うと、成績悪いチームの選手は強制的に入れ替えになるってのが、それに当たるのかもしれません。

例えば、ですけど、今のMリーグって優勝したら賞金5000万円みたいなことになってますが、ボクなら4着になった選手の椅子を、とんねるずの細かすぎて伝わらない選手権みたいに落としますね。誰にでもハッキリ分かりやすくて、人目を引くからです。日吉さんの実況とも相性良さそうだし。

上のマッサさんの記事を読むと分かりますが、マッサさんが第6期北陸AMリーグで「絶対優勝したいっ!」て思った原動力は、下のもりもりさんの記事にあります。

マッサさん同様、もりもりさんも、別にファンの興味関心を引こうとか、笑わせよう、泣かせようみたいな意図はまったくありません。事実をそのまま書き、そこに思ったことをつけ加えただけです。だが、それがいい。まるで新鮮な刺身を塩でいただくような。

普段から直接交流のあるボクにとっては、熱闘Mリーグのゴテゴテした企画よりも、マッサさんとかもりもりさんの、第6期北陸AMリーグにかける真っ直ぐな思いの方が、興味あるし面白いんですよ。

ITE創設者が仕事の関係で金沢を離れることになった経緯いきさつや、いっしーとりぃちゃんが引っ越すことも入れたら、もっと大きなドラマになってたはずで。

あと、今回の第6期じゃないんですけど、前回第5期の時に紅孔雀のリーダーCHAM.さんから出てた記事も合わせてどうぞ。

CHAM.さんにも、マッサさんやもりもりさん、そしてボクに近いものを感じます。見る人を意識し、面倒をいとわず、いい感じで狂ってる。

最終節終了後の表彰式会場で、チームメイトに黒猫ルージュの麻雀グッズを配り、「今回はお疲れ様でした。次も頑張りましょう。」ってチームを鼓舞してた姿を見て、ボクは胸を打たれました。こんなもん完全に追憶のAMですよ。漫画化した方がいい。

あと、SNS上での盛り上がりが足りないんじゃないかなって思ってて、それは僭越ながら中島由矩プロアルパカが頑張らせてもらいました。

DIさんとははなB時代からの約束?みたいなものもあったし。

にゃあにゃさんの誤解も解けて、何よりでした。

以下、常体でfuzzベスト32the finalを。

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冒頭で約2000文字も使ってITEの話を書いたけど、実はこれは壮大な前振りで、今日の本文は「一発自摸なら和了りたかったよぉ…。イテテテテ…。」ってジタジタした話だ。

2回戦東1局1本場。0本場でめくり合いに負け、親の二見さんに7700を放銃したボクは、1回戦ラスだったこともあり、早くも窮地に立たされてた。

1巡目・ツモ6p

いやもう1回戦・2回戦を通して全部に言えることだけど、配牌もツモもいい。試合前に神社仏閣を押さえた甲斐があったというもの。

3巡目・ツモ8p

ドラの8pも簡単に引ける。

6巡目・ツモ3s

ソーズの形がゴチャゴチャして困ったけど、

7巡目・ツモ7m

そして567ゴロチが見えちゃって困ったけど、

8巡目・ツモ4p

アルパカの手牌は、前へ前へと力強く進む。

9巡目・ツモ7s

さあ、問題のシーンはこれだ。前巡の打8sが下家の二見さんにチーされて、9巡目にツモ7sで聴牌。打5sとすれば役なしのペン7p待ちになる。雀王戦E1リーグならそれで立直してる。ドラが8pだし。

打9pで聴牌外し

これが大振りだったのかどうかは、まだ自分の中でも決着ついてなくて、なんなら「これでよかった」まであるんだけど、ボクの選択は打9pでの聴牌外し。裏目のツモ7pなら、フリテンの3−6−9pに受けようと思ってた。

ITE

よりによって次巡すぐに、もし立直をかけてたら一発自摸エクスタシー(ITE)だったツモ7p。

夢ならば どれほど よかったでしょう。

スイッチャーさんのご厚意で表情こそ抜かれてないものの、この時ボクは完全に米津玄師になってた。

いやドラ表一発で引けるなら立直しとくで?てなもんだ。裏1で3000/6000は3100/6100で一躍トップ目ジャマイカ。ITEイテェ

打5s立直

気丈に振る舞うボク。

ルールに則って「立直。」と発声するボク。

点棒ないのに1000点を出すボク。

まじ抱きしめてあげたい。

五反田で。

永遠のツモ切りモード

ボク目線からだとフリテン立直だからあまり気にならないんだけど、

親の二見さんは危険牌を全部勝負してノベタンの4mツモ。發・赤で1000は1100オール。

やっぱ行くときは行かなきゃな、と。

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全5回のロングシリーズになってしまいました。最後まで読んでくださってありがとうございました。前回は4月の2次予選で敗退したのに、今回は12月のベスト32まで勝ち進めたこともあり、自分の体感としては1年中fuzzだfuzzだと大騒ぎしてたような気がします。

インタビューは麻雀より得意な中島由矩プロ

対局後のインタビューで「ずっと冷蔵庫にプリンがあるかのような1年だった」と表現したのは、もし負けたら使おうと思ってた言い回しで、別に著作権とかありませんから、気に入った方はぜひ使ってください。fuzzカップのように、対局と対局の間隔が長い時にしっくりきます。

本当は今すぐ独りになって泣きたい

麻雀て勝ったり負けたりするもので、時には痛恨の敗戦も何度もあるんですけど、2023年はfuzzカップが心の支えとなって1年やってこれました。

左から、25歳・28歳・45歳

ありがとう、麻雀。

ありがとう、fuzzカップ。

ありがとう、応援してくださった皆様。

ボクの2023年公式戦はこれで終わりです。

ラスト、ありがとうございます。

ご優勝は、みあさん・二見さん。

上を向いて 歩こう 涙が こぼれないよおおに

次は第5回fuzzカップの投票のお願いをすると思います。

「絶対勝ちます!」とは言えませんが、全身全霊をかけて戦い、アルパカnoteでご報告することだけは約束します。

ぜひ中島由矩なかしまよしつねをよろしくお願いいたします。

ー完ー

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