2018年 97、98冊目『物理学はいかに創られたか 上下』
日経新聞でセゾンカードの社長がこの本をピックアップされたので手に取りました。
アインシュタインとインフェルトが著者というのも心を惹きました。
ただ、正直言って難しい本です。
物理学を数式を使わずに説明していることに加え、文章が直訳っぽく、かつ古い表現で、それがひっかかります。
中身は面白いのですが、読みにくいのです。
話は古典力学から始まります。
すべての現象は物体と物体との距離が決め、そこには引力や斥力が働く慣性の世界があると説明します。
この理論が、第2章以降、徐々に各反証実験でで崩されていきます。
そして最終的には、物理学を根本からひっくり返した相対性理論と量子力学につながります。
全体の半分以上がこの2つの紹介に割かれています。
著者の一人アインシュタインは、言わずもがな相対性理論、量子力学の発展に貢献した天才です。
物理学を牽引したアインシュタインの本を読みたい方はぜひ。ただ、かなり読むのに骨が折れます。
▼前回のブックレビューです。
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