2017年 109冊目『でっちあげ 福岡殺人教師事件の真相』
いやー怖い話です。自分に降りかかったとしたらと考えながら読んだのでかなりドキドキしました。
小学校の担任が子供に対して暴言、暴行を継続的にしていたという話です。
自殺教唆もしたのです。
新聞を賑わしたので、知っている方も多いかもしれません。
結果、子供がPTSDになったという話なのです。
校長や教頭が早期に別先生による監視をしたのですが、その目を盗んで暴行をし続けたのです。
教育委員会は半年間の休職を命じます。
その後、親から本人、市(教育委員会)は民事訴訟を起こされます。
500名を超える弁護団がつくのです。
その訴訟の中で、事実が分かってきます。
タイトルから分かるように、すべてでっち上げだったのです。
暴言も暴行もましてや自殺教唆もしていないのです。
両親の思い込みや特殊性に加え、校長、教頭の事なかれ主義、さらに本人の優柔不断さが加わって、どんどん大きな話になっていったのです。
教訓:やっていないことは、絶対に認めてはいけない。
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よかったら、手に取ってみてください。
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