良いテニスコーチに学ぶ部下指導のポイント
部下指導ってなかなか難しいですよね。
私の元にも、部下の指導の仕方が分からないんです。というお悩み相談が寄せられます。
そんな時に私がする話があります。
良いテニスコーチの話です。
指導するのが上手いコーチと普通のコーチは何が違うでしょう?
色々あると思うのですが、
1つあるのはプレーヤーへの声のかけ方です。
プレーヤーがミスした時、
普通のテニスコーチは、
「もっとボールをよく見て!」
と声かけるんです。
え?それダメなの?って思うかもしれません、
では、
良いテニスコーチは同じシーンでどんな声かけをするのでしょうか?
それは、
、、
、、、
、、、、
「ボールはどんな回転をしてる?」
です。
これはどういう事かと言うと、
成果につながる要素を分解して成果につながる行動を意識させてるんです。
ボールを正しく相手コートに返すという行動をしようとすると、
①ボールを見る→②ボールがどうバウンドするか予測する→③予測したバウンドに対してどう打てば良いか考える→④予測に合わせてラケットを振る
こんな感じになります。
普通のテニスコーチの声かけは、
「①ボールを見る」を意識させるので、それが目的になってしまい、その後の行動が繋がらない場合があります。
良いテニスコーチの声かけは、
「②ボールがどうバウンドするか予測する」「③予測したバウンドに対してどう打てば良いか考える」を意識させるので、成果につながる行動を意識しやすいんです。
これはテニスの話ではなく、部下指導に当てはめるとどうなるでしょうか?
例えば営業で成果が出てない部下を指導する場面、
「まだ今月目標3件なのに1件しか成約来てないんです」
と言われた時に、
「とにかくお客さんのところへ行け!訪問件数が足りないから気合いで行け!」
と言われるか、
「今30件訪問して10件話聞いてくれて1社成約か。他の営業は大体30%くらい成約してるから、商談の仕方を見直してみようか。」
と言われるのとどうでしょう?
後者の方が、やったら成果が出そう!と思うのではないでしょうか。
部下指導がなかなかうまく出来ない!
と言う時は、
成果につながる要素分解が出来ているか?
成果につながる行動を意識する声かけが出来ているか?
を意識してみて下さい。
ボールはどんな回転をしてる?
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