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晩春の候

日記.3
4月26日(金)

いつの間にやら春も半ばをとうに過ぎまして、身体も精神も不調気味の私です。こんばんは。

まるで冷め切ったピザの耳みたいに、無機質で味気のないそんな人間になっている予定だった。それなのに近頃の僕ときたら、半端な情熱を持て余し恥ばかり増やしている。

ある朝突如放り出された道路沿い。車の波を目の前にして、真っ暗闇にひとりでいるようなそんな絶望を感じた。心の中に誰もいないということはこういうことかと、我に返った瞬間だった。それはつまり、いままで何も見ようとせずダラダラと逃げ続けてきたという結論が出た瞬間でもあった。毎日毎日、生きていることに罪悪感が募る。雨はいつか止むのだろうか。

好きな曲.3
くせのうた/星野源


悪いことは重なるなあ 苦しい日々は続くのだ


暗闇の中、差し伸べられた手の温かいこと。自らの心が動くのを確かに感じた。綺麗なものは、いつまでだって綺麗なのかもしれない。

汚れちまった悲しみに。

美味しくないグミをもにゅもにゅしながら、ゆっくりゆっくりと誘引される眠気を上手いこと受け取れずにいる。身体中が痛い。

がんばれメラトニン。

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