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中森あおいはアクセラレーター

個人のことを、しかも名指しで書くのは照れくさいし、相手のあることなのでいつもより緊張する。
8月に久しぶりに会ったあおいどんは奇跡みたいにかわいく、勇気をくれる存在。
君のことを書こうかな、書きたいな、なんて思わせてしまう魅力があった。
ちなみに許可済みです。あおいしか勝たん。



あおいどんとの出会いは7年ほど前。渋谷のO系列ライブハウスだった。
当時わたしのバンドは頻繁に主催ライブをしていた。バンドの主催ライブではあるけれど、バンドだけでなくアイドルや弾き語りなどスタイルは様々だった。
主催を重ねて、出演者のあてがない時、こういう子がいるよ、とお客さんに紹介されたのが中森あおい。そう、僕らのあおいどんだった。

あおいどんのプロフィールを調べれば調べるほど、たかが数年芸能をかじったバンドマンがオファーしていい歌手とは思えなかった。メールのやりとりでのあおいどんは、アイドル出身とは思えないほどしっかりしていて(アイドルに対する偏見!!!!!!!!!)とてもハタチのオンナノコには感じられなかった。そして自分の経歴に驕り高ぶることなく、とても謙虚な対応だったのをよく覚えている。

(初めて会った日の写メ。わ、、、わかい、、、、、)


その後のわたしたちは同業者、演者仲間としての関係が1〜2年続いた。当時お世話になっていた事務所の経営するバーで一緒に働いたり、わたしがユニットを卒業する日もコラボして一緒に歌ったりした。あおいどんの外見がとにかく好みだったので常々それを周りに伝えてきた、けれど、当の本人は「あれは嘘だと思ってましたし、一緒に働くのは怖かった」そうです。ごめんね(笑)
あの頃、わたしも若く、お客さんに支えられていた分のプライドや、何よりプレッシャーも大きかった。それが「怖い」と思わせてしまった理由なら申し訳なかったけど、ほんとうにずっと、あおいどんのことはかわいいと思っている。すきです!

(一緒に渋谷や上野で働いていた頃、わかい、、、)


ユニットを辞めてからは孤独だった。何より、結婚や妊娠の話をできる友達がいなかった。活動と家庭の狭間で悩む日々。同業の友達はみんな活動の真っ只中、バンド仲間はだいたい男。そんなときに支えになったのがあおいどんの存在だった。今まで積み重ねてきた活動の全てが、妊娠や出産によって崩れてしまいそう、そんな不安がいっぱいで辛かったけれど、あおいどんの笑顔になんども、なんども助けられた。あおいどんが活動しつづけてくれることが、自分の中で光だった。ママになっても、かわいくいられる、ママになっても、まだステージに立てる。
妊娠中の体を気遣って時間をかけて私の家まで遊びにきてくれたり、逆にあおいどんの家にお邪魔する時はお腹が苦しくないように部屋着を用意してくれたり。外見の良さだけでなく、人としても愛情をたくさん持っているのを知った。

4年くらい前かな。雨中カフェとして一緒に何度かカフェイベントできたのは、友達としての思い出の中で大きなもの。大好きな子と毎月イベントしていたなんて!!!!!酔ってる姿もかわいいです。



卒業してしばらくたって、渋谷P.Rの逢雨エリーだったわたしは何者でもなくなってしまった。歌うことも出来ず、みんなの知っているエリーでなくなってしまったことが怖かった。落ち込んでいるときに「一緒にカフェやりましょう」と言ってくれたこと、一年に一度の大事な生誕に「エリーさんの歌が聞きたい」と言ってくれたこと。仕事仲間ではなくて、友達になった。だからわかる、嘘のないことばは涙が出るくらい嬉しかったよ。コラボカフェの名前を考えているときに、「雨森」というフレーズがでてきて、ダジャレっぽい響きを好きになった。事務所を離れて芸名がなく、(本名で活動したかったが当時は結婚もその相手も公表していなかったので)雨森エリーになるこにした。あおいどんも快諾してくれた。

正直アイドルとしてのわたしは(当時応援してくれていたみなさんには本当に申し訳ないけど、)限りなく0点だったし、あの時ああ言えばよかった、こうすればよかった、後悔や懺悔は消えないけれど、あおいどんと出会えたことはわたしの渋谷時代の宝です。(もちろん他の出会いもすべて。)

友達になったあおいどんに対して思うのは、やっぱり、世界で一番かわいいなってこと。
そして、あおいどんを推したいと思う気持ちがわかる。あおいどんは裏表がない。嫌なことは嫌という。その分喜んでくれた時の笑顔の価値が上がる。
一方わたしはどうだったか。心からファンの人を楽しませたい喜ばせたい、そして自分のできること、自分の魅力を活かす、そういうことを全力でしていたか。自分を愛してくれている人の心を、どこまで考えていただろう。親になって、芸能や音楽を離れて、そうしてやっと思う。誰かに応援してもらうって、奇跡だ。

あの頃一緒にいた仲間とは疎遠で、今連絡を取っているのはあおいどんだけになってしまった。もちろん元メンバーのライブやイベントには行きたいけれど、なかなか勇気のいる場面でもあって。10月末のどんカフェでもあおいどんからたくさん元気をもらえた。どんオタのみなさんも暖かく迎えていただき、ありがとうございました。
一歩踏み出せない、そんなときにいつもあおいどんは手を差し伸べてくれる。noteを更新するのも躊躇する毎日だけど、あおいどんが背中を押してくれたような気がした。会うたびに、まだ誰かと繋がりたい気持ちや楽しさを思い出させてもらってる。0点だったのはあの頃のわたしで、今なら30点くらいで済むんじゃないかな。赤点ならみんな笑って許してくれるかな。そうしてまたみんなと会えることや、ステージに立つこともできるようになりたい。

あおいどんに伝えたいのは何より、感謝してるよってこと。これは友人として、演者として、そしてファンとしての気持ちです。あおいどんに会える日が決まるといつもドキドキする。恋みたい!
年下だけど、尊敬してる、中森あおいどん。応援してる大好きな女の子。今月は27日に渋谷で会えるようです。

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