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【秋風】

 暑い日が続いた夏もだんだんと遠ざかっていくようです。幼稚園には清々しい風が吹き抜け、びっしょりと汗をかくことも無くなりました。特に風の吹き抜ける正門前では、遊具に腰掛けた女の子が「涼しくて気持ちがいい!」って、柔らかくて細い髪の毛を風になびかせております。

 こんなに気持ちの良い1日。園庭では体育フェスティバル(秋の大運動会)の練習が本格的に行われました。クラスのイスをお庭に列べ、入場行進から退場行進まで。時間があまり無いので「はしょって」やったのですが、本番さながらの演技や競技にたかちてんていの目も釘付けなのです。だって本番の日はピストル係りや白線引き、お客様へのご挨拶などでお友達の競技をじっくり見ることができないんですから。

 さて懸命の競技に取り組むお友達。年少組の団体競技は何とも微笑ましくてかわゆいの〜♪年中組の玉入れは、かごが満タンになるほど燃え上がります。今日も優勝クラスは58個もかごに入れました。そして年長組はやっぱりリレーでしょう。

 少しずつバトンを渡すタイミングやチームワークもできてきて、本当に盛り上がります。接戦も接戦。どのクラスが優勝してもおかしくないリレーですが、やっぱり優勝の決め手は「バトンの受け渡し」スムーズにバトンが行き渡ると、3クラスともなかなかの勝負になるのですが、ひとたび失敗してしまうとそれが命取り。年長組ですもの、バトンを落とした時点で隣のクラスは半周も差を広めてしまうのです。

 それでも、なんとか巻き返しを図ろうと歯を食いしばって追いかけるのですが、やっぱりその差を縮めるのは至難の業。ということで、年長組のリレーの勝敗の鍵を握るのは「バトン」の受け渡しです。お家で広告を丸めてバトンタッチの練習なんかしてみてはいかがでしょう?
【2005.0921】

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