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(2万字超、半分くらい無料)テツノカイナ型パオジアンexデッキ

note的にはお久しぶりです。約10ヶ月ぶりにnoteを更新しようと筆を取りました、なかむーと申します。
(ほとんどの方がご存知ない弱小無名プレイヤーなので以下補足)

ポケモンカード歴約1年半
主な実績
  ・CL京都2023 ベスト4(使用デッキ:ムゲンダイナVMAX+ガラルマタドガス)
  ・シティリーグ2023シーズン2 優勝(使用デッキ:同上)
  ・ポケモンWCS2023カードゲーム部門DAY1  5-3-0(使用デッキ:パオジアンex)

とまあ1度CLで勝ったくらいの人間なんだなーと思っていただければと思います。つまり別にそんなにめっちゃ強い人ではありません……。まあ一応元日本代表です。誇れるのはそんくらい。


今回は、ポケカ新弾に収録されるテツノカイナexを採用したパオジアンexのデッキ解説記事となります(タイトル通り)。
前回のCL京都ベスト4ドガスダイナの記事は投げ銭方式で全文無料とさせていただいておりましたが、今回は実験的な意味合いも込めて、有料部分を設けさせていただきました。
無料部分には各採用枚数理由などのデッキ解説を、有料部分にはオマケとして(?)各環境デッキに対するゲームや盤面の作り方みたいなものの解説を主に載せています

無料部分でデッキを確認し自分で組んで回してみるだけでも良し、でも試しに投げ銭してみたらなんか対面毎の解説が載ってたラッキ〜、くらいの感覚で読んでいただければ幸いです。
新弾発売前のデッキだし、当たり前ですが結果を残したデッキというわけではないので。
あと、無料有料部分問わず、誤字脱字計算ミスの指摘等ありましたら、TwitterのDMにてお願いいたします。できる限り速攻で直します。

今後のシティリーグなどでも少なからず見かけるデッキになるとは思うので、パオジアンテツノカイナ(たまに略します)を使いたい方、対面したらどうするの〜?と気になる方、単純に知識を得たい方、ぜひぜひ一読よろしくお願いします!

ちなみに記事を書こうかなと思った理由は、X(旧Twitter、厄介オタクなので本記事でも以下Twitter)での同デッキのポスト(旧ツイート、厄介以下略)がなんか伸びたためです。

(該当のツイート)↓





それでは以下解説です。



デッキリスト

とりあえず。

無料部分なので適当写真ですがご容赦ください。裏面はVIPパスです……


11/7追記?一応こっちも置いときます。
みやすい方で


デッキの強み


いろいろ書く前に、前提部分を軽く確認しておきます。
デッキの強みを活かすことは、このデッキがこの形である意味に直結します。
類似の型と比較して、差別化できる部分は、非常に重要です。
劣化してるだけなら強い方使えばよくね、ってなるので。
(読むのめんどくさかったら目次からすっ飛ばしても一応OKです)

というわけでこのデッキの強みをいくつか挙げていきます。

・テツノカイナexが、パオジアンデッキのギミック、元の構築をあまり阻害せず動かしやすい。

・既存の型と比べてクロススイッチャー、キャンセルコロンのような手札に抱えておかなければならないカードが少なく、ビーダルの特性"はたらくまえば"のドローがスムーズに行いやすい。
デッキ自体の安定感の底上げにつながっている
(クロススイッチャー、キャンセルコロンといったデッキの動きに直接関与しないカードを不採用にできる)

・その上でクロススイッチャー、キャンセルコロンの役割を、サイドレースのアドバンテージによって擬似的に担える。

・スイッチャーコロン"げっこうしゅりけん"よりも要求が若干軽い(ビーダルが言いやすいことも関連)=先行2ターン目、後攻2ターン目など相手の盤面が完成する前に達成しやすいことも、実質的に役割補填になっている。


概ねこの辺りでしょうか。
特に個人的に良いなと思ったのが、"はたらくまえば"が使いやすい(手札が詰まりにくい)という点で、これは文章ではわかりづらいかもしれませんが、毎ターンのまえばのドロー枚数が比較的多いため、山札を掘る速度も従来の型より若干早く、またハイパーボール、スーパーエネルギー回収などの手札コストに迷う(苦しむ……)ことも少なくなりました。
単純なパワーだけを見れば、サイド1のポケモンでサイドを2枚獲得しながら相手の盤面を半壊させられる"スイッチャーコロンしゅりけん"に軍配は上がる(というかぶっ壊れすぎ、ありえん)ものの、安定しやすい、決めやすいという点は、安定感に難のあるパオジアンデッキにとっては、テツノカイナがサイド2のポケモンであるが故のサイドレースを考慮しても、充分に差別化できる点だと思われます。

(サナ対面で投げる先2ごっつあんとか先2コロンしゅりけんとたいして変わらん、ていうかカイナ残るからそっちのが強いまである)


というわけで総括すると、デッキの回転を阻害するような余計なカード(カードゲーム用語的な所謂"ゴミ")をできる限り減らし、パオジアンデッキとしての動きを損なわず、安定させながらテツノカイナの動きを組み込む

これがデッキ構築の指針となるわけですね。
これを踏まえてサンプルリスト(僕が普段回している構築)をもう一度見ながら、今度こそ採用枚数解説に移ります。


デッキ解説

というわけでおさらい。裏面はVIPパス……。


一応こっちも。



できる限り細かくいきます。今更な部分も多いので流し読みでも大丈夫な部分は多いですが、一応。



ポケモン

パオジアンex:3枚

主役であり、メインアタッカーであり、1番スタートしたいポケモン。
にげるエネルギーが1のポケモンがほとんどで構成されたデッキなため、4枚は過剰、2枚はアタッカーとして運用する際に数が少なすぎると判断しこの枚数に。
後述しますが、大地の器登場により、ミュウVMAXやルギアVSTARといった、先攻2ターン目に220ダメージを出していけるデッキに対して、バトル場で盤を返さない択も生まれました(そうそう都合よく器引かねえけど)。

セビエ:3枚

デッキのメインエンジンを担う特性"きょくていおん"を持ったセグレイブの進化前。
パオジアンスタートの方が強いことや、盤面に置きたいがデッキ枠の兼ね合いもあり4枚は過剰と判断。
HP60セビエの理由はにげるエネルギー(逃げエネ)が1なため。
ロスト系統の"ロストマイン"が飛んでくる前に急いで(できれば2面)進化させたいですね。


セグレイブ:2枚

メインエンジン。特性で好きなところに水エネルギーを好きなだけ加速できます。
セビエの枚数との兼ね合いで3枚以下は確定、2枚である理由は枠の都合です。
2枚採用の同名カードが同時にサイドに落ちる可能性は1%ほどらしい(検証してませんすいません……)のである程度割り切っていますが、後述する「ポケストップ」との兼ね合いもあるため、3枚採用も選択肢としてかなりあると思います。
2進化であること、なるべく複数立てたいポケモンであることから、単純に素引きが偉いカードでもあるためです。
ここら辺はご自由に。



かがやくゲッコウガ:1枚

特性"かくしふだ"によってパオジアンと組み合わせて毎ターンのドローソースとして働きながらも、相手が下振れた場合や状況に応じて、3エネで好きな2匹に90ダメージという破格のコスパのワザ"げっこうしゅりけん"でアタッカーになれる最強カードです。
かがやくポケモンはルール上1枚しかデッキに入れられないので1枚。さすが公式が制限カードにするだけのことはありますね。ぶっ壊れです。


マナフィ:1枚

特性"なみのヴェール"(だっけ?忘れた……)によってベンチポケモンをベンチ狙撃から守ってくれる1枚。
環境的にパオジアンミラーが増えてきたため、後攻を取らされた時に"げっこうしゅりけん"からセビエを守るために採用(先2スイッチャーコロンしゅりけんは結構な上振れなのでまあ諦めましょう)。
そもそもミラー後手な時点で大体無理なので自由枠ではありますが、「大地の器」の登場により、パオジアンがバトル場の状態で番を返さなくてもエネルギーが足りやすくなったため、前環境に比べたら割り切るべきではないかもという判断で、1枚採用です。
要するに前環境より少しだけ価値が上がってます。たぶん。


ビッパ(へっちゃらがお):2枚

ビーダルの進化元。必ず1体、対面によっては2体を盤面に立てたいため、この枚数。
とはいえ立てなくても最悪戦える対面が一定数いることを考慮し、3枚以上は過剰と判断しました。
HP60のビッパである理由は、マナフィを置かずとも自身の特性によってベンチ狙撃から逃れることができる点と、逃げエネが1であることを評価したため。


ビーダル:2枚

デッキのメインドローソース。かがやくゲッコウガと違い「頂への雪道」で特性が消えないため、デッキ単位で弱点である雪道に対して耐性を持てる他、そもそも手札消費が激しい(テツノカイナのプランがあることで余計に)のに撃ちたいサポートが確定2枚サーチである「カイ」であるこのデッキとの相性はバツグンです。
進化元のビッパと枚数を合わせて2枚。


テツノカイナex:1枚

一応コンセプトであり、しかしサブプラン寄りのポケモン。
ゲーム中1回殴れれば割と十分であること、逃げエネが4でスタートしたくないことなどを考慮して1枚。
2回使いたいゲームがたまにあったり、2回使ったらそもそもめっちゃ勝てそうなので2枚でも良いとは思いますが、その場合は大地の器などもセットで増やし、スタートのデメリット(パオジアンが前に出られないデメリット)をなるべく軽減したいですね。
1枚でもごっつあんプリファイは難なく宣言できます。


グッズ


バトルVIPパス:4枚

1枚でネストボール2枚分になれる代わりに最初の番でしか使えない制約を持つ強力な展開札。
パオジアンの"わななくれいき"→ゲッコウガの"かくしふだ"というドローのルートが先攻でも存在すること、後述する「ポケストップ」で先攻でも拾える可能性があること、2ターン目以降に余っても手札コストにできるカードが多く採用されたデッキであること、後攻ではサポート「カイ」でサーチが効くことなどを評価し、最初の番で引けるなら引きたいの精神で最大枚数の採用。
このデッキが序盤の展開にある程度依存している点も、重要です。



ネストボール:3枚

1体のたねポケモンをベンチに置けるグッズ。前述しましたが、このデッキはポケモンの展開力が安定感に特に直結しているため、なるべく多く採用したいです。
できれば4枚ほしいですが、バトルVIPパスを撃つことに成功したゲームでは価値が少し下がる点や、たねポケモンにしか触れない点を考慮し控えめの3枚。



ハイパーボール:4枚

手札を2枚トラッシュするという軽くないコストの代わりに好きなポケモンに触れるボール。
このデッキでは進化ポケモンであるセグレイブ、ビーダルに触れないと始まらないこともあり、こちらは代用が効かないカードであるため最大枚数採用としています(ビーダルとの相性も加味している)。
とはいえ実は1枚くらいなら削ってもいいかも……という話もある。たぶん。


ヒスイのヘビーボール:1枚

サイドからたねポケモンを1枚拾えるボール。
n枚目のネストボールになれたり、1枚採用のたねポケモンを救出できたりと器用ですが、サイドにたねポケモンが落ちていないと死に札となってしまうので、デッキを確認してサイドにたねポケモンいないなーと思ったらコストに回しましょう。
逆にコストがシビアなデッキなので、デッキを確認せずに楽しようと思って無駄撃ちするのは推奨できません。
ビーダルの特性のために手札を減らす選択肢としての無駄撃ちはアリですが。
このデッキは好きなグッズを持ってこれるサポート「カイ」が4枚採用されているため、他のデッキのヘビーボールよりは少しだけ価値が高く、1枚は入れ得と考えます。


ふしぎなアメ:3枚

セビエをセグレイブに進化させるために必須なグッズ。
進化ラインの枚数と合わせて2枚or3枚の採用が検討できますが、セグレイブはなるべく複数立てたい、かつアメ素引きの価値もそれなりに高いため、3枚採用です。


スーパーエネルギー回収:4枚

手札2枚トラッシュの代償に、トラッシュの好きなエネルギーを4枚まで拾えるカード。
メインアタッカーであるパオジアンや、かがやくゲッコウガがエネルギーをトラッシュするワザを持っている他、特性かくしふだ、あるいはハイパーボール、大地の器のコストなど、エネルギーがトラッシュに落ちる場面は多いため、最大枚数の採用。
このカード自体を安易にコストにすることは避けましょう。


大地の器:2枚

手札を1枚トラッシュすることでデッキから好きなエネルギーを2枚まで持ってこれる新弾のパワーカード。
これで雷エネルギーにアクセスできる他、パオジアンの特性"わななくれいき"を擬似的に肩代わりできるため、前述したミュウやルギア、ミラーなどに対して後攻でパオジアンを前に出さずに番を返すプランを(若干)取りやすくなりました。
とはいえ結局はパオジアンがバトル場で特性を使い、そのまま攻撃する、という動き自体が強いことや、パオジアンの枚数を減らすとアタッカーが足りなくなったりすることもあり、枚数の兼ね合いで2枚の採用に。
「ポケストップ」で回収できたり、そもそもポケストップで落とした雷エネルギーを「スーパーエネルギー回収」で拾うことで実質役割補完ができるため、この枚数でもあまり問題はないです。
が、3枚目は検討中。



すごいつりざお:1枚

トラッシュのポケモン、エネルギーを3枚までデッキに戻せるグッズ。
「ポケストップ」により落ちすぎてしまったポケモンを拾ったり、一度攻撃して倒されたポケモン(主にテツノカイナ)を再利用したり、エネルギーをデッキに戻して"わななくれいき"で再度手札に加えたりと、やれることの幅が意外と多いカード。
デッキの回転に直接関与しないため最低限の採用ですが、役割が多いためサイド落ち等を考慮して2枚目の採用を検討する価値はあると思います。


あなぬけのヒモ:1枚

お互いのバトルポケモンとベンチポケモンを、任意選択で入れ替えるグッズ。要するに入れ替え札。
テツノカイナがバトル場でゲームがスタートしてしまった時に、カイやポケストップで拾える入れ替え系のグッズを、選択肢として1枚は採用しておきたいです。
複数候補からヒモを選んだ理由は、サイド2のポケモンはパオジアンで、1のポケモンはテツノカイナで無理やり2を取ることができるため、相手のサイドレース想定をバグらせやすいから、が主です。



ロストスイーパー:1枚

手札を1枚ロストすることで、スタジアムかグッズを1枚ロストできるグッズ。
主にはn枚目のスタジアム枠としての採用で、カイで持ってこれるため1枚だけ散らしています。
手札コストの要求は、トラッシュではない分多少重たいですが、それでもビーダル等との相性は悪くないため、個人的には入れておいて損はないかなと思います。
序中盤のポケストップでヒットした際、雪道の回答として抱えておけるのもちょいgoodポイント。
ただ、直接デッキの回転には関与しないため、ポケストップの現物と交換するのも選択肢ですが、ごっつあんプリファイを通す際に相手の「勇気のおまもり」が邪魔になるケースに対応できるため、個人的には1枚は採用しておきたいです。


サポート


カイ:4枚

水タイプのポケモンと好きなグッズを1枚ずつサーチできるサポート。
現行スタンダードレギュレーションの水タイプはこのカードがあるからこそ強いとまで言われる強力なカードで、このデッキではカイからアメとセグレイブを持ってきて進化を成立させたり、状況に応じた水ポケモンとグッズを持ってくることで、ビーダルのドローと合わせてパーツを揃えたり、あるいはボールを経由することで擬似的に好きなポケモンをサーチできる札になれたりと、グッズの価値が他のデッキより高いが故に強力な1枚となっています。
文句なしの最大枚数採用です。毎ターンなるべくこれを撃ちたい。


ボスの指令:2枚

相手のベンチポケモンをバトル場に引っ張り出すサポート。
主流のパオジアンデッキには、クロススイッチャーとの兼ね合いで入っていなかったり、入っていても1枚採用であったりと、あまり複数枚採用されづらくなってきたカードですが、このデッキはテツノカイナのワザ"ごっつあんプリファイ"によるサイドの複数枚取得をプランのひとつとして据え、クロススイッチャーの代替としているため、ベンチポケモンを呼ぶカードとしてのボスの指令を、ポケストップや手札コストのトラッシュ落ちを考慮し、2枚の採用としています。
デッキの回転に寄与しないため(サポートであるため特に事故の元)、これ以上は過剰と判断。


ナンジャモ:1枚

お互いの手札をデッキボトム(山札下)に送り、サイドの枚数分交換させるサポート。
序盤は上からノーコストで6枚ドローできる比較的強力なドロソに、終盤はビーダルの特性と合わせることで相手に対してのみ強力な手札干渉ができるカードなため、序盤のn枚目のカイとしての役割と終盤の手札干渉の役割を使い分けることができるカードです。
とはいえこのデッキはやはりカイを撃ち続けたいデッキなため、ロスト系統やサーナイトexといった手札が際限なく増え続けるデッキに対しての抑止力や、終盤の相手の要求値を上げ、あわよくば1ターン稼ぐことができる受け札として最低限の採用です。
ツツジ、ジャッジマンより優先度が高い理由は、序盤の強さです(相手への妨害自体は、デッキコンセプトにはそぐわない)。


スタジアム


ポケストップ:3枚

ターン1でデッキを上から3枚トラッシュ、その中のグッズを好きなだけ回収できるスタジアム。
相手が使う「頂への雪道」をなるべく剥がす必要があり、かつグッズの価値が高いこのデッキと相性が良く、いらないグッズを回収して手札を増やしハイパーボールなどのコストを確保したり、スーパーエネルギー回収を拾いながらトラッシュにエネルギーを送ることで実質エネルギーをデッキからサーチすることもできたりと、パワーが高い1枚です。
運によっては必要なポケモンやサポートが落ちすぎてしまうというデメリットを差し引いてもパワーが高く、最大枚数採用が好ましいですが、枠の都合で3枚としています。
これは要検討。


エネルギー


基本水エネルギー:9枚

最低限の枚数と考えています。
パオジアンのワザ"ヘイルブレード"で大型のポケモンをどんどん倒していくゲーム展開になっても、この枚数ならばギリギリ足りる、といった数値です。
ここだけ感覚的な説明で申し訳ないのですが、まあ回してみて減らせるなと思った方は減らしても良いんじゃないでしょうか。僕は9枚以上はマストで回したいです。


基本雷エネルギー:2枚

こちらも最低限の枚数。
ごっつあんプリファイが雷エネルギー1枚要求であることから、サイド落ちを考慮しています。
大地の器で直接触れる他、前述したポケストップ、スーパーエネルギー回収のコンボであわよくば間接的に触れるため、各種ポケモンの逃げエネ、かくしふだのコストになれること以外は基本的に不要牌となり、これ以上増やす価値はあまりないと考えます。




その他採用検討カード(解説中に書いたカードは割愛)


・セゴール

セビエセグレイブの中間。
新弾で「デヴォリューション」が環境的に流行ったら入れざるを得ませんが、現状の優先度は体感70枚目くらいです。
新弾要素(?)なので一応書きましたが。

・ネオラントorアルセウスV、VSTAR1-1

デッキを安定させたり、ごっつあんの再現性を上げてくれるカードですが、ベンチ枠が足りない上にアルセウスに関してはVIPパスが撃てないとわざわざ置かないまであることを考えたら抜けていきました。
ただ強いとは思います。


・ポケギア3.0

一番の有力枠。どこかを削って入れたいな、と思いつつもなんやかんやビーダルやゲッコウガのドロー等で間に合うケースが多い。
クロススイッチャーが抜けた都合ボスに触りやすくなるという意味で多少価値は高いですが、そもそもごっつあんプリファイがサイドレースの概念で擬似的にその役割を担っているため、ギリ不採用。
でも個人的にはちょっと入れたいです。
ポケストップで当たっても、ポケストップのせいでそもそもサポが落ちすぎて結局サポに触れない、みたいなケースがあるのも、ぐぬぬポイント。


基本的な回し方


全対面共通の部分まで書いて、有料部分に移行します。

とはいえ基本的には普通のパオジアンと大して変わらないため、意識するべきこと先攻後攻で分けてをざっくり説明します。



先攻の場合

・どの対面でもパオジアンをバトル場に送り出し、わななくれいきを宣言する。
→2ターン目に使えるエネルギーの枚数が多く、ヘイルブレードで240ダメージを出しやすくなったり、ごっつあんプリファイが比較的多くのエネルギーを使用するため。
(パオジアンの逃げエネは、自身の特性で確保し、スーパーエネルギー回収で拾えるため、逃げてごっつあんプリファイのルートに分岐しようとしても気にならない)

・1ターン目は基本的にパオジアンに手張りをして良い。
→2ターン目にヘイルブレード宣言、逃げてごっつあんプリファイ、どちらのパターンも手張りは無駄にならない。

・パオジアンで引っ張ってきたエネルギーは、かくしふだやボールのコスト等で半分ほどトラッシュに落としておく。
→先2ごっつあんプリファイを宣言するために必要なエネルギーは最低でも雷1水3の4枚、逃げエネまで含めると5枚以上のエネルギーを要求されるので、スーパーエネルギー回収の使用が概ね必須になり、エネルギーを落としておいた方が効率が良い。

・盤面に置くポケモンの優先度は

セビエ≧パオジアン>かがやくゲッコウガ≧セビエ2体目=ビッパ

ただし対面によって多少変動。


後攻の場合


・先攻2ターン目に220以上の火力を出せるデッキに対して大地の器を引けている場合、パオジアンを盤面に出さずに番を返す。

・それ以外の対面は、大地の器の有無に関わらず先攻同様"わななくれいき"を宣言する。

・盤面の優先度は

セビエ≧セビエ2体目=パオジアン≧ゲッコウガ=ビッパ

ただし対面によって多少変動。

・カイを使わずに盤面を広げられる場合は、使わずに取っておく(2枚持っているなら何も考えず使ってもOK)。
→目安としては、パオジアン、セビエ、ゲッコウガが1体ずつくらい置ければ温存で良い。
セビエの2体目、ビッパは1ターンなら後置きでも間に合う対面は多い。


あと、常時共通のこととして、常に手札にエネルギーを1枚は抱えておく、ということは少し意識してみても良いかもしれません。
これも場合によりけりではありますが、ゲッコウガのかくしふだのコストになったり、パオジアンを前に出すための逃げエネになったりするので、安易に手札からエネルギーをなくさないことを心がけてみるとスムーズに回しやすいかなと思います。
"きょくていおん"でいつでもつけられるし。

(例外として、セグレイブが1体でセビエもおらず、ボスで取られそうだと思った時は手札のエネは全部くっつけた方がいいです)


だいぶ当たり前というか、基本的なことしか書けませんでしたが、まぁここはデッキ解説のオマケ部分みたいなものなので、ご容赦ください。


というわけで、一旦この記事は以上となります!
ここから先、有料部分では、環境デッキ各対面毎の盤面の作り方、サイドの進め方などをできる限り細かく解説しています。
が、新弾発売前でテンプレも定まっていないため、めちゃくちゃ細かかったり、超大ボリュームだったりというわけではないので、前述した通り投げ銭感覚で記事が見られる範囲がちょっと増えたなーくらいの感覚で、よろしければご覧ください!
(随時更新予定です)

(追記:これ書いたときはほんとにオマケ程度の予定だったんですけど、いつのまにかめっちゃ書いてました……。普通に文章多いです。)

有料部分の一部抜粋。
こんな感じでいろいろ書いてます〜


無料部分のみお楽しみの方は、ここまでの解説を自分なりに落とし込んで、カスタム等してぜひお楽しみください!
良いデッキに仕上がっていると思うので、大会等で使っていただけたら嬉しいです。


では〜。



ここから先は有料部分になります。

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