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「アースデイin京都(西野康造)」/「村上隆もののけ京都」/「毛利清二の世界(刺青)」美術てんこもり その①【週末美術】


タイトルから分かる通りてんこ盛り、先週末に、1日で3つのイベント・展覧会を回ってきました。
G/Wもバタバタとしており、久しぶりの1日休み、楽しかった!

下記の①から③をみたのだけど、要素が多いので3つに分けたいと思います。

①「アースデイin京都」@岡崎公園→今ここ
②「村上隆もののけ京都」@京都京セラ美術館
③「毛利清二の世界」@おもちゃ映画ミュージアム



アースデイin京都@岡崎公園

「アースデイ in 京都 2024」
毎年4月22日は地球のことを考え行動する日「アースデイ=地球の日」です。
「アースデイ in 京都」は、環境記念日「アースデイ=地球の日」に合わせて、環境都市・京都にて実施する環境アクションです。
〔中略〕

アースデイin京都、以前から気になっていた
イベント、そして今回の個人的な一番の目的は、ニューヨークワールドトレードセンターにも作品が設置されている作家・西野康造さんの作品が期間限定特別展示されると聞いて訪れた。


代表作である《Harmony with breeze》が、アースデイ in 京都の期間中限定で展示されていたのだ!

風だけで繊細にはばたく翼

西野康造《Harmony with breeze》
チタン 鉄 ペイント 高さ6m×6m
 

大きいのに緻密、そして優雅

西野康造《Harmony with breeze》
チタン 鉄 ペイント 高さ8m×6m

こちらの1本脚の作品は、
何と高さ8メートル!

西野さんの作品《Sky Memory》は前述のニューヨークのワールドトレードセンター第4ビルにも展示されており、世界的に活躍されて作家だ。2021年には中原悌二朗賞も受賞されている。


この日は天気も快晴で、真っ青な空に優雅に、繊細に羽ばたいていた。

何と、作家の西野先生本人にも会うことができ、感動を直接に伝えることができた。(歓喜)

西野さんの作品は主にチタンと鉄を使用して作られている。
作品の翼部分は、鳥の翼の構造や、セミやトンボなどの昆虫などを観察し生み出されたそうだ。
自然の様々な機微を繊細にすくい取り、西野さんのフィルターを通して大胆な大型の作品として昇華されている。
そこには普段目には見えない、風や空気の大きな気配に包まれることを感じた。優しく静かにゆらめくような。
そして、観察するにつれて圧倒的な緻密さと繊細さと、もはやプロダクト的というほどの完成度の高さにさらに驚きが後からジワジワとやってくる。


「質量をゼロに近づける」
という考え方で、西野さんの作品は制作されているそうだ。
他のキネティックアートの作家とは少し違う、繊細なゆらめきはこのあたりが大きく影響しているのか。 

このチタンで作られた翼も、大きな見た目とは裏腹に驚くほど軽いとメンバーの方が教えてくれた。

何時間見ていても飽きないような、エレガントという言葉がぴたりと当てはまるような、とてもとても美しい作品でした。

そして、西野さんから展覧会情報も教えていただいた。大阪で2つ。行く!
関西圏の方はぜひ!

〇西野康造「積乱雲 成層圏 そして宙」

西野康造「積乱雲 成層圏 そして宙」
2024. 5.25 (土)− 7.27 (土)
11:00−18:00[土曜日 −17:00]
日・月・祝 休廊
@アートコートギャラリー


〇ART OSAKA 2024 / Expanded Section

こちらのART OSAKAでは、20m×60mの空間に大作を展示するとのことでした!楽しみ!

【ART OSAKA 2024 / Expanded Section】
西野康造「成層圏」
2024年7月18日(木)〜7月22日(月)
[一般公開日時 :7月18日(木) 14:00―19:00 / 7月19日(金) - 21日(日) 11:00―19:00 / 7月22日(月) 11:00―17:00]
@クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)

〇アースデイ in 京都でゲットしたもの


京都府亀岡市で育ったミツバチから年に一度だけ採取するというHATISUKE(八助)のはちみつ。


お店の方におすすめの食べ方を聞き、コーヒーに入れて飲んでみた。はちみつそのものが美しいのでコーヒーに溶かすのがもったいないくらいだった。

いつものブラックコーヒーが、ふんわり甘い香りのする、ちょっと違う色がついたような、やわらかいコーヒー(わかりにくい)に変化した。

お肌にも使えるとのことだったので、塗ってみた。ベタベタしない。香りも一瞬で馴染んだ。
化粧品には疎いけど、オイル系と混ざると香りとともにお肌にすっと馴染みそう(な気がする)。

プレーンはちみつ(右)と
コーヒーを入れたカップ(でかい)
蓋を開けた瞬間の美しさを伝えたいのにピンボケ

八助さんには、定番のプレーンはちみつだけではなく、ドライいちごのはちみつ漬けカカオニブはちみつなど、魅力的なはちみつがラインナップされているようです。
個人的にはカカオニブはちみつが気になる。

第1目的が西野作品だったため、しっかりとイベントやお店だったりをまわることは叶わなかったが、ライブや雰囲気で十分楽しめた。

関西(京阪神)で見られる西野康造作品を集めてみた

noteには意外にも西野作品についてメインで書かれた記事が見当たらない、、(悲しい)

なので、まとめてみることにしました。
どこかでこの繊細でダイナミックな作品をみてくれる方が増えますように。

〇大阪

《Memory of Sky 2007》
大阪府大阪市北区曾根崎 
梅新第一生命ビルディング


《気流 風になるとき 2018》
@門真市パナソニックミュージアム

〇京都

@亀岡駅北広場

〇兵庫


《SILENT SKY》
神戸市 ミュージアムロード内
神戸市灘区摩耶海岸通 HAT神戸 灘の浜

ミュージアムロードとは、兵庫県立美術館から神戸市立王子動物園までの南北約1.2kmの道の愛称です。
西野康造だけではなく、植松奎二、三島喜美代、ヤノベケンジ、椿昇作品など多数の作品が展示されています。

こちらのサイトにミュージアムロードの作品リストがまとめられていて大変参考になりました。


《風に乗った翼》
@伊丹市 スワンホール

《向洋》
@相生駅前


おまけ

過去に東京で見た西野作品です。
もっときれいに撮影できれば、、
東京にも西野作品はたくさん設置されているようです。

《空の記憶 2018》
@
太陽生命日本橋ビル6F
チタンに特殊な加工をして色をつけられているのだそうです。
こちらもよく見ると揺れていました。


《宙に架かる》
大手町プレイス


@ワテラス

ワテラスで探し回ると突然現れた 
夜でピンボケ

ここまでお読みいただき感謝申し上げます。
美術てんこもり その②へ続きます。

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