「脂」という字は、肉月へんに旨いと書く。だから脂はウマイんだ!
月(にくづき)+旨(うまい)=「脂(あぶら)」
『脂』という字は、月(にくづきへん)に、旨(うまい)と書く。
読んで字の如し。だから、肉の脂は、ウマイのだ。
月(にくづきへん)とは
「月(にくづきへん)」は、「肉」が簡略化されて、「月」に変化したもの。見た目は同じ「月(つきへん)」とは区別されている。
「にくづきへん」は、その名の通り、肉や体に関する漢字に使われている。内臓の「臓」「腸」「肝」「胃」など、そして肩ロースの「肩」も。焼肉、ステーキ、ホルモンでも、欠かせない漢字ばかりだね。
お肉の風味・香りをつくるのは「脂」
「脂」が、肉のうまさの重要な要素であることは、理屈としても証明できる。
まず、牛・豚・鶏肉は、構成している成分が基本的に同じで、鼻をつまんで食べると、何の肉を食べているのか、区別できない。その違いを特徴付けているのは「香り」だからだ。
和牛には、特有の「和牛香」があるし、羊肉にも独特の香りがある。この家畜の種類の特徴的な香りは、脂肪部分にも由来している。つまり、風味をつくる重要な要素は「脂」でもあるのだ。
お肉のコクをつくるのも「脂」
おいしさを特徴づける「コク」にも脂が関わっている。とんこつらーめんの背脂をギタギタに増せば、禁断の味になる。
牛脂を使った炒飯は、より一層風味良く、リッチな味わいになる。肉料理にとって、「脂」は、重要な要素なのだ。
ホルモンも「脂」
そして何より、ホルモンも「脂」の塊だ。だから当然うまいのだ。
避けなくていい、「3つの脂」
今のご時世、「3つの密(密閉・密集・密接)」なんてものがあるけど、こっちは「3つの脂」だ!!
これは避けちゃいけない「3つ」だね。
むしろ、もっと親密になりたい。
そして私は「脂」と共に、生きていきたい。
閲覧ありがとうございマルチョウ。これからもよろしくお願いシマチョウ!