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「大根おろし」がレモンサワーに擬態した!

「大根おろし」がレモンサワーに擬態する。
ちょっと何を言っているのかわからないと思うが、酒場のシャリキンレモンサワーを愛するあまり、好物の大根おろしがレモンサワーに擬態した!

シャリキン風がたまらない!特製レモンサワー

これは私が最も信仰する酒、とあるホルモン店の「特製レモンサワー」だ。

このレモンサワーは、焼酎漬けのレモンをジョッキごとガチガチに凍らせて、注文が入ると木の棒で砕いてシャーベット状にし、そこにアサヒ樽ハイ倶楽部レモンを注いでつくる。焼酎はキンミヤではないので「シャリキン風」と呼ぼう。

シャリキンとは「シャリシャリに凍らせたキンミヤ焼酎」のこと。キンミヤ焼酎を原液のまま凍らせてシャーベット状にする。これを、ホッピーや炭酸水などで割って飲むのが大衆酒場で人気のスタイルだ。

グラスのフチには塩が施されている。

凍結度は最高だ。あまりにも凍っていて、煙が上がっているときもあった。まるで宇宙から帰還したような産物だ。アルコール度数20〜25度程度の焼酎を、ここまで凍らせるにはかなりの時間がかかる。仕込みも大変だったと聞いた。

サッポロ黒ラベルのジョッキに入っていながらも、中身はアサヒ樽ハイ倶楽部だという、まったく違うメーカーが同居していることも愛すべきポイントだった。

この外観を見るだけで心が震える。
真っ白な雪のようなシャリキン風のレモンサワーに、サッポロ黒ラベルのロゴがたまらなくエモい。このレモンサワーを信仰するあまり、私はアイコンのとおり、飲酒活動の際に、黒ラベルのTシャツを着用するようになった。

黒ラベルの星に忠誠を誓った。

現在、このレモンサワーは、取り扱いビールの変更により、サッポロ黒ラベルから別メーカーのスリムなジョッキに変わっている。中身は同じとはいえ、いまはもう、この世に存在しないものとなってしまった。
(その経緯は、10年間通い続けた「人生最高のホルモン店」で語っている)

そんなエピソードも含め、私はこのレモンサワーに、ただならぬ想いがあるのだ。

「大根おろし」で思い出を再現しよう

私は「大根おろし」が好物だ。大根おろしを見つめていると、あの特製レモンサワーを思い出す。もしかしたら、あのレモンサワーに似ているから、大根おろしが好きなんじゃないか。そう思うくらい、見た目が似ている。

そうだ。
黒ラベルのグラスに「大根おろし」を入れてみよう。

大根おろしが、レモンサワーに擬態した!

レモンサワーはグラスのフチに塩が施されていたが、この部分も「大根おろし」で再現してみた。

いい感じだ。
シャリキン感も忠実に再現できている。

大根おろしにレモンとは、斬新な組み合わせになってしまったが、レモンサワーとは打って変わって、とても健康的なドリンクが完成した。

左がレモンサワーで、右が大根おろし。
匂いさえ嗅がなければ、大根おろしだと見破れまい!
大成功だ!

大根おろしは肉を喰らう者の必須アイテム

大根おろしには、脂を分解して消化する酵素が含まれている。胃もたれや胸やけ対策には欠かせない。脂っこい肉を喰らう私の必須アイテムだ。

レモンサワーのフリをした「飲む大根おろし」

さらに大根おろしを食べると、おしっこがたくさん出る。カリウムも豊富に含まれているので、利尿作用で体内の余分な塩分を排出してくれるようだ。焼肉の食べ過ぎで、むくんだ体をリセットできるところも良い。

体感的に胃がスッキリするので好んで食べていたが、いろいろと体にうれしい役割もあった。今後はこの「飲む大根おろし」に助けてもらおう。

「飲む大根おろし」で乾杯だ!

思い出のレモンサワーが、思わぬ形で健康ドリンクとしてよみがえった。これは、肉を喰らい戦う私の「復活ポーション」だ。これからも、内臓機能をいたわりながら、おいしい肉を食べ続けたい。

暴飲暴食で疲れた胃袋に「大根おろし」で、乾杯だ!

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