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肉の変態

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「起立!礼!マルチョウ!」ホルモンがテーマの作品集。ホルモンポエムからホルモン小説、ホルモン一発ギャグまで。あたまおかしめの記事を隔離しました。
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ホルモン炎上カメラマン

炭火七輪の宇宙に浮かぶ、ホルモンという名の小惑星ホルモンと炭火七輪。これがなければ今の私は存在しない。他の何にも代えられない、私の魂を強く揺さぶる存在。これは私の活動の証。感じた全てを全力で、一枚の写真と文章に、全身全霊で閉じ込める。この想いを、ずっと忘れないように。 戦場のホルモン炎上カメラマンここはとあるホルモン店。木造家屋のダクトから狼煙が上がると、客が列を成して押し寄せる。弾丸のごとく肉と酒が飛び交い、客席の至る所で七輪が炎上し、店員が即座に消火活動を行う。うっかり

10年間通い続けた「人生最高のホルモン店」

人生最高の飲食店。 心からそう思える店があるのは幸せだ。 私の場合、それがホルモン店だった。 この店の料理、建物、雰囲気すべてが、私の人生に影響を与え、いまの私をつくっている。激しく心を揺さぶられ、昨日まで見てきた世界をすべて塗り替えてしまうくらい夢中になった店。 これは、私のルーツでもある「人生最高のホルモン店」の話だ。 気がつくと、10年間で200回も通っていた私には、心から愛する店があった。 気がつくと10年間、200回近く通い続けていた。 あまりにも大好きな店

note記事を製本して「ホルモン本」つくってみた!

つ、ついに…… 念願の「ホルモン本」が完成したぞ。 ネタはnote、原稿はCanvaで編集、1冊から製本できるサービスを使って、はじめての書籍制作やってみた! 手順や原稿作成のポイントもまとめたので、みんなもチャレンジしてみよう。 こんな本がつくれる!制作手順を説明する前に、まずは、本の仕上がりを紹介しよう。 今回作成したのは「孤高のホルモン」。 このnoteに書きためてきたもので、特に思い入れのある記事を厳選して収録した。 写真をメインとしていたので、紙に印刷した際

五重の「ノザキのコンビーフ」

カメラロールから出てきた1枚の写真。 2018年秋「ノザキのコンビーフとお出かけしましょ」という写真コンテストに投稿したときの写真だ。 今回は、ときどき無性に食べたくなる魔性の肉「コンビーフ」について、歴史や豆知識とともに、思い出を語ろう。 「五重のノザキのコンビーフ」作品のタイトルは「五重のノザキのコンビーフ」 コンビーフ缶を5つ重ねて「五重塔」に見立てている。 撮影地は、上野動物園の中に建っている「旧寛永寺五重塔」。動物園の敷地内に「五重塔」とは、なんとも不思議な光

『たのしい!ホルモン図鑑』をつくりたい

ホルモンの同人誌をつくりたい。 売るものではなく、自分の「趣味の集大成」みたいな冊子。誰かと焼肉を食べに行く時などに持って行って、うんちくを語る時の参考資料にできるもの。そのまま名刺代わりに渡せるような、カッコイイ小冊子をつくりたい。 最近は、1冊から製本できるサービスがある。そこで、書籍製作の仕様を具体的に考えてみた。 コンセプト焼肉メニューと一緒に読みたい副読本 木を見て森を見ず、ホルモンを見て内臓を見ず いま食べているその肉はこれだ!(リアル写真と図解で部位解説

「大根おろし」がレモンサワーに擬態した!

「大根おろし」がレモンサワーに擬態する。 ちょっと何を言っているのかわからないと思うが、酒場のシャリキンレモンサワーを愛するあまり、好物の大根おろしがレモンサワーに擬態した! シャリキン風がたまらない!特製レモンサワーこれは私が最も信仰する酒、とあるホルモン店の「特製レモンサワー」だ。 このレモンサワーは、焼酎漬けのレモンをジョッキごとガチガチに凍らせて、注文が入ると木の棒で砕いてシャーベット状にし、そこにアサヒ樽ハイ倶楽部レモンを注いでつくる。焼酎はキンミヤではないので

肉の名言ポスターを探せ!

これは、私がお気に入りの「東京都食肉事業協同組合」のポスターの話。 ある時、すごい名言に感動してから、古いものから新しいものまで、全部探してチェックするようになった。 きっかけは、これだった。 「食べる量、箸の動きに、自粛なし」これは昨年、2020年のポスターだ。 不要不急の外出しないで! 飲み会しないで! 自粛、自粛で疲れきって、外に肉を食べ行く気持ちすら、すっかり失くしていた時、このポスターに、すごい衝撃を受けたのだ。 そうだ! 食べることをやめるわけじゃない

ビジュアル系ホルモン肉盛りやってみた!

ホルモンが大好きです。 脂がジュワーっとあふれて、いいにおいがして… そんな当たり前のことが言いたいんじゃない! まずは人生のリミッターが完全に外れた、 私の「創作ホルモン」を見てもらおうじゃないか! ホルモンの美学 ホルモンって、どうしてこんなに美しいのだろう? いろんな色がある。 ピンク・肌色・赤。 同じピンクでも少しずつ違う。 内臓肉の赤は、赤身肉の赤ともまた違う。 料理しようと普通に材料を切って揃えている時でさえ、ハッとしてしまう。 これが、私がホルモンの肉盛りづ

ホルモン小説「レバー捜査官」

「誰にも… 何も話してないのに… レバーを生で食べたことがバレたんだ…!」 ある日、男が焦った様子でやってきた。 「レバ刺しを食べたか、いきなり尋問されたんだ…!レバー捜査官に!」 数日前、この男は、とある行列のできる人気ホルモン店で牛レバ焼きを食べていた。そう、この店の牛レバ焼きは、超デカ切りブロックで、中まで焼くには少々時間のかかるブツだ。法律でレバーの生食が規制される前、この店には、見た目もサイズも変わらないものが「レバ刺し」として存在していた。それだけに昔からの

ホルモン小説「豚の睾丸:ホーデン」

ここは、とある内臓肉屋。一人の客がやってきた。 「すみません、ホーデン3個ください」 ホーデンとは豚の睾丸のことだ。しかも「3個」とは一体どういうことだ。この客にはイチから説明してやらないといけねえな、豚の金玉ってやつを。 「ホーデン」とは、ドイツ語で「睾丸」ホルモンの名前には、ドイツ語、医学用語から来ているものが多い。「Hoden(ホーデン)」もそのひとつだ。ホルモン屋などでは「宝田(ほうでん)」のように、お宝のように表記することもあるようだが、「ホーデン」とは、ドイ

肉好きどもの肉談義

これまで私は「肉の変態」と呼ぶべき人達に出会った。 いままで自分が一番、肉の変態だと思っていたが、色々な肉の変態と話すことによって、自分の発想になかったことにも気付けた。 これを「6つの名言」とともに振り返りたい。 1:肉の脂は「旨い」と書くからウマイのだ 『脂』という字は、月(にくづきへん)に、旨(うまい)と書く。だから「脂」は旨いのだ。 本当だ。 脂の中に「旨い」という字が隠れている。 しかもこの「月(にくづきへん)」は、 「肉」が、由来となっている。 「月(つ

「脂」という字は、肉月へんに旨いと書く。だから脂はウマイんだ!

月(にくづき)+旨(うまい)=「脂(あぶら)」『脂』という字は、月(にくづきへん)に、旨(うまい)と書く。 読んで字の如し。だから、肉の脂は、ウマイのだ。 月(にくづきへん)とは「月(にくづきへん)」は、「肉」が簡略化されて、「月」に変化したもの。見た目は同じ「月(つきへん)」とは区別されている。 「にくづきへん」は、その名の通り、肉や体に関する漢字に使われている。内臓の「臓」「腸」「肝」「胃」など、そして肩ロースの「肩」も。焼肉、ステーキ、ホルモンでも、欠かせない漢字

「オレの吉野家」

うまい米を炊飯器にセットして ちょうど炊き上がる時間に戻ってこれるよう 吉野家に出かける 持ち帰りの「牛皿・並」を 手際よく買って 即座に帰宅し 炊きたてのツヤツヤで フカフカのごはんと一緒に 無心で食べる ひとり静かな部屋で ただ、肉と米があるだけ そういう幸せでいい * 白米信者たるものは 丼はいつも「つゆぬき」にして 肉をおかずに、米を食う意識を忘れない それが「オレの吉野家」だ。

KFCの箱が、BOXティッシュケースにピッタリだった件

KFC こと、ケンタッキーフライドチキン を食べました。 チキンが入ってるこの箱、BOXティッシュと同じくらいの大きさだ… ティッシュを入れてみよう。 ピッタリじゃないか!! なんか、カッコイイぞ!! そのまま箱のフタをたたむと、ティッシュが取り出せないので、箱ティッシュと同じように、取り出し口をカットしました。これで快適だ! 最近は、エコタイプの「箱なしティッシュ(パックティッシュ)」も売っているので、このKFCティッシュケースに、パックごと詰め替えてもいいね。