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先バレ音が鳴らなくて
中野のパチ屋で1円貸しのリゼロの先バレ音を待つ。アイフルから「今回はお客様のご希望にお応えすることができませんでした」と連絡が届いた。台のカード返却ボタンを押す。このカードの中には僕の大切な大切な、400円が入っている。
「それで今までうまくいっちゃってるから、"そんな感じ"で生きてるんだよね」みたいな事をたまに言われる。「一回、痛い目見た方がいいんじゃない?」と言われる事もある。たぶん親切心で
嫌いだったアイツの家に行った話
A組のアイツを助けたことがある。
その日は、何でもない日だった。夏を少し過ぎた蒸し暑い夜、喉が渇いたので近所のコンビニに行くため家を出ると、人通りの少ない路地にソイツは落ちていた。
黒めのシャツに黒いスキニー、細めの指輪に整えられた眉、そしてお決まりのようなとんがり靴。そんな身なりとは裏腹に、だらしのない格好で地面に寝転んでいた。
酔っ払っている人が地面で寝ていたら声をかけることにしている。
ヒモのパイセンはヒモ過ぎて訴えられていた話
ヒモという言葉の意味は曖昧だ。ほとんどの場合、蔑みの言葉として用いられるが、同時に天賦の才を意味することがある。
「あいつヒモの才能あるよな(笑)」「昔ヒモやってたことあって(笑)」意味の良悪が定まっていないから、その言葉を使う際には必ず失笑が伴う。
僕も時時「ヒモ気質」などと言われることがあるが、悪の意味なら否定したいし良の意味ならとんでもない。僕は自分程度の男なんて霞んでしまうくらいの「ヒモ