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内定者が語るメガバン・信託(リテール)の違い

今回は、私が大手の銀行・信託から内定をもらった経験を基に、実際に面接で話せる、銀行・信託の違いについて簡単に説明したいと思います。

このノートでは、金融業界を中心に企業分析や穴場優良企業の紹介など、就活生がこの時期に知りたい情報をまとめているのでぜひご覧ください。

少し脱線しますが、まだ内定がない方はこちらも参考にしてみてください。


それでは、それぞれの特徴とその違いについて書いていきます。

銀行と信託の違い~個人営業(リテール)編~

銀行業界は大きく分けると、メガバン、地銀、政府系に分ける事ができますが、ここでは、主に地銀やメガバンといった一般的にイメージされる銀行業務に焦点を当てます。

銀行の個人業務では、個人のお客様を対象に、投資信託や相続、不動産取引など金融トータルソリューションを提案をします。

資産コンサルタント、もしくはFPに近い業務をするのが銀行の個人業務(リテール)といえるでしょう。

正直なところ、信託銀行の個人営業と業務内容の違いはほとんどありません。

信託銀行なら、相続ができるというイメージを持つ方も多いと思いますが、銀行のリテールも相続の提案はできるので、その点は正直差別化になりません。

それでは、どういった点で異なるのでしょうか。

それは、①顧客層、②キャリアビジョン、③ノウハウ、の3つになると私は考えています。

①顧客層

銀行の場合(地銀やりそなは特に)、どの資産規模の顧客もターゲットにしている点が大きな特徴といえるでしょう。

どんな顧客にも寄り添う事をモットーにしている事が多いです。

その一方で、信託銀行は、富裕層(資産数千万以上)のみをターゲットにする点が大きな特徴です。

つまり、ある一定の資産を持つ人しか、顧客にしないという点が銀行のリテール営業との違いでしょう。

富裕層の方が資産がある為、より1人の顧客に対して深くかかわる事や、幅広いソリューションを提案する事ができる点が魅力です。

そのため、「多くの顧客に寄り添いたい」、「身近な人の支えになりたい」といった思いを持っている人は銀行のリテールがおすすめです。

信託は、「富裕層に対してより高度なソリューションを提案したい」、「1人の顧客と深く関わりたい」といった人におすすめできます。

②キャリアビジョン

次にキャリアビジョンの違いについてまとめます。

銀行の場合は、法人(ホールセール)と個人(リテール)で採用が分かれていて、個人の人は個人、法人の人は法人でキャリアを進めていく事が多いと伺ったことがあります。(すべての銀行やすべての人がそうとは限らない)

あくまでも傾向での話です。

一方で、信託銀行の場合は、個人を経験してから、法人に異動するなど、個人・法人の垣根を超えて流動的に異動する方が多いです。

従って、リテールを一生に渡って極めたいなら銀行、個人と法人を両方経験したいなら信託といった考え方ができます。

③ノウハウ

銀行よりも信託の方が相続より専門的に長く取り扱っている為、「相続」といった観点でリテールを見ているのであれば、より「相続」にノウハウのある信託銀行の方が、より顧客が満足するソリューションを提供できる仕組みが会社の中にあるのではないかと思います。

「相続」に関しては、信託銀行が強い


番外編 今日の豆知識

銀行は御行、信託銀行は御社。

面接や座談会で間違えている人非常に多いので注意してください!


*まだ内定がない方は早めに内定をとって安心しましょう!






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