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食べて、遊んで、恋をして



オープンな関係に挑戦しているアラフォー母さんです。


しばらく前に母を亡くしました。


ここしばらく辛い事があると、書いて乗越えて来ました。

でも、

書けない程辛い事があるのだと、初めて知りました。

でもようやく、書けるようになった。

だから、

少し大丈夫になったのだと思います。

そして、

そんな、書けるようになってしまった自分を少し淋しく思います。

皆さんにお悔やみの気持ちで共感を貰いたい程度に
回復してしまった自分を卑しく思います。

でも

人と触れ合いたくなるものですね。

こうして人生は続いていくものなのですね。



宣告されたあまりに短い余命よりも長く母が生きると信じたくて


仕事を辞めました。

一緒に居たかった。

ただ、一緒にいたかった。


悩みました。

もちろん、離婚をしてから築き直した浅いキャリアにとっては更に痛手。

でも

キャリアは自分の頑張りで取り返せる。

母との時間は自分の頑張りで取り返せない。

人が死ぬ時に後悔する事に

仕事のし過ぎや、
人との関係をもっと大切にすればよかった事が挙がるとどこかで読んだ事がありました。

ハーバード大学が75年に渡って研究した結果

「私たちの幸福と健康を高めてくれるのはいい人間関係である」 

だというのが、頭をよぎりました。

私がいつか一番後悔する事は何だろう?

それはきっと、死期を告げられた母と残された時間を共にしなかったことに違いない。

けれど、

余命より長く生きる可能性もある。

もっと

母の看護と他の全てを細く長く両立するスタンスで行く方が長生きすると信じる事になるのだろうか?


でもそんなふうに


仕事と

母との時間を天秤にかける

私の打算的な気持ちを見透かして

神様が母を連れて行ってしまうのが怖かった。

私の全身全霊を捧げなければ、願いは叶わない。

余命がこの位と言われたから、

休暇取得で十分かな、なんて考える

そんな自分が悲しかった。

それ位、貴女と一緒に居たい、
貴女を愛しているのだと
母に伝えたかった。
重荷だったかもしれないけれど。

いつの日か、

なんだよ、こんなに長く生きるなら、あの時仕事辞めなければ良かったよー、


と、

笑えた方がいい。

笑おう。


そう決めました。


実際は、

こんなに早く亡くなるなら
休暇で十分だったね、

と後で苦笑いしました。


でも今もう一度あの時に戻っても

また同じ決断をするでしょう。

息を引き取るその瞬間まで、

側に居て
抱きしめ
手を握り
愛を伝えられた。


もちろん

もっと伝えたかったこと

やりたかったことはあり

もっと

もっともっともっと

一緒にいたかったけれど。


でも、


自分の人生にとって何が一番大事か。


今までたくさん間違ってきた私だけれど、

それを間違わない選択が今回は出来た。



そう思えています。


人生は続いていくけれど

何もなかったと自分を騙して

母はまだ実家にいて

ただ連絡が取れないだけだというふりをして過ごす日常の隙間に

ふと、もう居ないのだという現実が忍び込んで

心臓が軋んで凍りついて世界が遠くなる瞬間があり

人はつくづく

殻一杯の哀しみを抱えて生きていかなけりゃならないのだなぁ、と実感します。 

けれど、

そう思える人が

私の人生に居てくれた事に

私にそう思える人生を与えてくれた事に

ありがたい、と精一杯のポジティブスピンをかけております。


ただ、

そんな今思うと夢だったんじゃないかと思うような激動の日々と

その後のバランスを取る日々に

なんだかちょっと疲れてしまいまして。

まあありがちな

人生に色々思う事あったり

しまして、

せっかく仕事を辞めたのだし、

しばらくのんびりしようかな、

なんて思っているのです。

まあ、

この10年位、

自分の性とアイデンティティと結婚という社会システムを

問い続けて走り続けて、

離婚したしシングルだし共同養育だし再婚したし離婚したしまたシングルだしオープンな関係だしと、

強くあらねば
甘えてはいけない
立て直さねば
シンママぽくしなければ
だってだって自分で選んだんだから
自分が悪いんだから

肩肘張って
強がって

そして

怖がって

いました。


でも、

もういいんじゃね?

少しは甘えても。
休んでも。

だって

命は突然終わる。
あっけなく。


そうだ、


食べて、遊んで、恋をしよう。


会いたい人に会い、
行きたい所に行き、
食べたい物を食べ、
飲みたいものを飲もう。


(要は無職でフラフラやりたい事するだけ(笑))


ジュリア・ロバーツ様の映画がくれた言い訳に

全女子が感謝。

これを唱えるだけでプータローも意識高く聞こえるチート呪文に乾杯。


まあ、

もちろんそれができるのは
私が恵まれているからというのは十分理解していていまーす。

私の事を心配し支えてくれ、
仕事を辞める事
のんびりする事を
理解してくれる元夫には
改めて感謝をしています。
離婚してるのに専業主婦をやらせてくれるって、
あんたええ人や。

あ、もちろん彼氏も
性神的に支えてくれてます(笑)


まあ、これは

いつも私が頑張りすぎることを心配してくれていた母が私にくれたお休みなのだと、
もっと子供と一緒に過ごしなさい、

と言ってくれてるのだと

勝手に信じる事にしてみることにしたのでした。



さあ、


明日はどっちだ。
























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