わたしが話を聞いてほしかったとき～適応障害を超えて～

こんにちは。
傾聴広報活動中・オンラインサロン（傾聴会）運営中のまのです。

今回は、【どんな時に話を聞いてほしかった？】と過去の気持ちや体験を掘り起こしながら、気づいたことを書きます。
（※なほちゃんに傾聴してもらいながら、掘り起しました）

【話を聞いてほしかった時を振り返った理由】

傾聴に出会って、様々な傾聴についての話を話している時に、
「あの時傾聴されたかったよね。」
という言葉がちらほらでます。

【傾聴】は相手の気持ちに寄り添い、共感して話を聞く

という行為です。
実際に、どんな段階で、どういうなに話を聞いてほしいかを具体的にわかると、傾聴を広めていきたい対象がピックアップされるのではないか、そういった悩みの人に寄り添うことができるのではないか？
というのが今回振り返った理由です。

今回は、私が今年の２月に仕事に行けなくなった経験を話を基に書いていきます。

【原因不明の立ち止まり】

転職し、１年働いたころに
「本当にこれでいいのか」
「みんな自分のやりたいことやってるぞ？」
自分の現在の仕事やライフスタイルについて疑問を持ち始めました。

自分の仕事でのストレス・恋愛関係のストレスなど、様々な要因が重なり、どんどん崩れていきました。

初期に表れた症状としては、
・物をよく買う
（ほしくて買うのではなく、買ったら満たされるだろうという気持ちから）
・私生活がより活発になる
（私は趣味であるライブ鑑賞が１．３倍ほどに増えました）
・やりたいことやってる時（上記）でもなんか疲れる

ここからわかることは、
《本当に自分の好きなことをやっているのに満たされない》
《満たされない感情は嘘だ。と疑うかのように活発になっている》

その時の気持ちとしては、
「自分が自分であることを証明するように、自分の好きなことをたくさんする」
があったように思えます。

【症状として現れた時】

あるとき、急に仕事にいけなくなりました。

仕事がいけなくなった理由としては、朝起きると
・腹痛
・吐き気
・強烈な不安感

などの身体症状がでてきました。

それでも、医療職であり２回目の拒否反応である私は、
自分がおかしいことには気づいていたからこそ、
どうにかして直したい、変わりたいと悩んで行動したりしました。
・心療内科に行く
・友達に話してみる
・ゆっくり休む時間を取れるように有給を使わせてもらう

友達に話して、どうにか道が見えたような気がしても、
わたしの中ではなにか根本解決していなかったみたいです。

その時は元気になっても、家に帰ると一人になると
苦しさが一気にこみ上げてきました。

心療内科では、睡眠導入剤・抑うつを抑える薬を処方してもらいました。
もちろん、どんな症状が出て、なにに困っているかということもしっかり聞いてもらえていました。

しかし、医師は、治療として、患者として私を見ていただけだったのです。否定するわけではないですが、きっとあの時の私は、自分を認めてほしかった。存在を受け入れてほしいと思いながら、心療内科へ行っていたと思います。


だからこそ、
「とりあえず休もう、薬を飲んでみよう」
という対処ではなにも改善しませんでした。

【心が壊れきった時】

彼氏の前で自殺しようとしていました。
あの時はなにをどうしていいのかわからなかった。

わたしの心は壊れきってしまったので、
いくら彼氏に話をしようが、解決できないところまでいってしまってた。

あの時の彼氏は、
わたしがしんどい思いをしているから寄り添いたいと思ってくれてるのもわかっていたけど、

その一方で
『自分が一番大事』
『これ以上なにもできない』
そういう心の声も聞こえていた気がします。

食事もとれず、１日中眠る日が続き、外に出ると泣いてしまう。
そんな日々を過ごしました。

【過去に傾聴されたかったと感じた時】

・頑張りすぎてるなと自分でも感じる時
・満たされていない気持ちを抱いている時
・どこに向かっていけばいいか不安な時
・なんにもできていないんじゃないかという自己肯定感が損失している時
・変わりたいともがいてるけど、なにもできていない、変わらないかもと思ってしまっていた時

⇒共通して、心が壊れる前
心が麻痺してからだと話す元気もない、
話して認められたとしても心が麻痺していてわからない

もちろん、心が壊れてしまってからでも、傾聴がもたらすなにかはあると思います。

でも、振り返った時に
「あの時傾聴されていたとしたら、この時傾聴があったならば。」
と思うのは心が壊れる前です。

「疲れてしまってない？大丈夫？」
と気になる人に、話を聞いてあげてみませんか？

話を聴くというだけでなく、
【傾聴】を通して、
ありのままのその人を受け止めてあげてみませんか？

この記事を見てくださったあなたが、
誰かの心に寄り添いたいと思えていますように。