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祝日の疑問


子供の頃は、土日と祝日は学校が休みで
『ラッキー!』
と思ったり
『部活なげぇ最悪だ!』
と思ったり、まぁ…色々な感想を抱いていました。そんなに、
『休みめちゃくちゃ嬉しい~!fooo』
と、いうタイプではなかったです。

それでも私の両親は2人とも基本的にカレンダー通りの休みの人間なので、子供の頃カレンダーに疑問を持つことはあまりありませんでした。



私が大人になってから、フリーター歴がほとんどな上、就職した会社は超絶激務な職場だったりと、とにかく
[カレンダー通りに休みを送れる]
という体験はほぼありません。

でも私個人的としては、人が込み合わない平日に休みがあることとか、昼夜逆転したような生活とか、カレンダーに当てはまらない生活リズムで生きることは嫌いではないんですよね。むしろ
『平日の昼間から堂々とランチしながらお酒を飲んだりできるって、何か解放感あるよな~♪』
ってEnjoyしまくっていました。

そんな感じで、
「むしろ土日働いてください!」
って言われるような職場を転々としていると、
【カレンダー通りに休みを謳歌できる民】
って上層民というか、
『何か他人の労働の上にあぐらかいてるなぁ。』
って気分になるんですよね。

勿論、そういう訳ではないのは解ってるんですけど、
[経済を潤そうと、連休を固める]
っていうことを国がやって、でもそうなると
【連休中にお金が支払われる先の仕事をこなさなければいけない人】
は絶対に必要な訳で、
『じゃあ、そうやってホリデーを満喫する人を満たしてあげるための職に就いてる人間が経済を潤すために多大なる貢献してるはずなのに、何で非正規雇用っていう地位の人間が多いの???』
って、モヤモヤするよね。



正直、フリーターしてると、
『カレンダー上から休日なんか無くなれ。』
って、思ったことも少なくありませんでした笑まぁ先程書いたように、休日があるから、私は平日に、人が少ない街中でゆったりのんびりできるという恩恵も受けられてる面もあるから、100%カレンダーが悪いとも思ってもいませんでしたが。

それでもやっぱ、
『【カレンダー上の休日に働かなければならない職の人】って、下に見られてるんだろうなぁ。』
って、思わずにはいられない気分にもよくなってましたね。

複雑ですが、多分まとまった休日に対して
『よっしゃあ!稼ぎ時キター!』
っていう感覚になる人もいるとは思うので、その仕組みが完全に悪だって言う気は全く無くて、でも、
『誰かの休日を満足させてあげるために働く人が絶対に生まれてしまうような経済政策は、おかしいんじゃないの?』
と、思ってしまうんです。フェアじゃなくないですか?



【休み】
って、休みなんですよ笑動かなくて良い日のことを指すんですよ、そもそもは笑

そんな休みを利用して、旅行、ショッピングって楽しみたい人も絶対いるとは思いますが、"休み"の日に
『出掛けるぞーっ!!!』
ってメンタルになれる時点で恵まれてる
側の人だと思ってしまう私はブラック企業ウォーカーですかね。

いや、けど、カレンダー上の連休程休みがしっかり取れなくて、でもその位働かないといけない、その位の時間数を働かないと生活費がままならないような人、世の中には物凄い数いるはずなんですよ。これは、非正規だけの話じゃありません。主に飲食系の仕事かもしれませんが、正社員であってもです。

『【カレンダー上の連休の恩恵にあやかれる人】の方が少ないんじゃないの?』
と、思えてしまう程、【カレンダー上の連休に忙しくしていなきゃいけない人】は多いんですよ。

これ、おかしいと思いませんか?



前に、
7分の6自分軸で過ごして、
7分の1他人軸を目指すと、バランスを取りやすいと思います。
っていう話を書きましたが、その話を書いたときに
『なるほど、そういう面では七曜に当てはめたカレンダーは理にかなってる側面があるんだなぁ。』
と、思ったのですが、私は基本的に一般的なカレンダーに懐疑的な面も多いです。

日本の古い文化が根付いている、二十四節季や六曜、十干十二支を当てはめた日干支などを組み合わせて、行動する日、しない日を決める方が運の廻りも良く、更には様々な組み合わせをある程度自分で計る必要がある辺りに、1日1日を丁寧に過ごそうと立ち返れる余地も多いので、この辺の開運歴を少しでも気にする習慣ってとても良いんです。
(※それらにも結局縛られてしまったら意味はないので執着はしてはいけませんが。)

とにかく、色々と総合して、

"国が"祝日を設定する
のは、良くない!

と私は思うのです。国家が設定している休日に働かなければならない人は確実に必要、むしろそういった人たちの働きの上に楽しいホリデーが成り立ち、それが元で経済を潤そうとしているのであれば尚更、誰かを足蹴にするようなやり方は止めるべきではないでしょうか。

【休日】
というものは、色々な人でバラけた方が良いはずです。休みを合わせるのはせいぜい家族や恋人、友達…など、近しい人間同士に留めておいて、カレンダー上の連休は廃止した方が幸せになる人は増えるはずです。



大昔、陰陽師が宮廷で高い立場にあったとされる理由が何となく解った気がします。

様々な職業や立場、個人毎にもその日の運の廻りは異なります。それらを確認した上でアドバイスするなんて、なかなか簡単なことではありません。様々な暦への豊富な知識から、熟練の勘やコツまで大いに必要になるので、確かに誰でもできた職ではなかったのでしょう。

ですが印刷技術の発展している現代では、どんな人でも資料を目にしながら、自分自身でその日の運びを確認することも不可能ではなくなっています。誰でも手軽に気軽に、暦と付き合うことはできる時代なのです。そうして各々が自分で働く日、休日を選べるようになることが理想的なのではないでしょうか。

まぁ、各々と言わずとも、会社、業種単位で設けられた連休が異なる世の中になれば、公平な社会は生まれるのに………

何故祝日を廃止しないのか、疑問です。



何も七曜を止めた方が良いとも言いませんが、【祝日】や【連休】を国が制定することを止め、もう少し二十四節気や六曜との付き合い方を見直すよう促す流れになっても良いんじゃないかと思うんですよね。

暦を読む力はそれなりにいろんな人が身に付けられるし、身に付けて自分の行動に生かせるようになると、多くの人が幸せを身近に感じやすくなるはずです。



まずは、この話にピンときてる人は、【暦】について、少し考えを廻らせてみてください。

難しいことを考えずに、自分が気になる点について考えてみることから始めると、何か見えてくるものがあるでしょう。

私は、目に見えない力を公平な世の中を創ることに使える人が増えることを願っています。

「巳の日~金運~」
「一粒万倍~金運~」
「天赦日~金運~」
なんて、金だけのしょうもない世界観に縛られなくて済む人も増えますように。

暦を金なんかのためだけに使ってんじゃねぇ



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