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笑う門には福来たる からだ♡ダカラ⑨

週1でZOOMの体操会に参加している。コロナで外出がままならなくなった頃、わたくしが以前参加した体操会のZOOMに、友人がつないでくれて、もうすぐ2年目に突入する。

先生以外の方々とはZOOMでしか会ったことがないけれど、毎週いっしょに一時間体操すると、それぞれの体調や得意なこと不得意なこともなんとなく知れて、まるで旧知の顔見知りのような感覚になっている。

この会はとてもフランクで、開始前に少しおしゃべりすることもあるし、体操中にも先生も生徒もアレコレ話して和気藹々。ただし、体操が終われば、さようなら、とキッパリと終了する潔いスタイルもお気に入り。なので、気楽に継続中である。

先週、開始前唐突に、ちょっぴりふくよかなお姉さまが、こうのたまわった。

「わたし、昨日の夜、○さんが出てくる夢を見たんよ。」

○さんは、「えー、そうなん?どんな夢見はったん?」

お姉さまは「わたし夢で裸やってん。」

全員「・・・・?!」 ここから関西の漫才のような展開に。

○さん「なんでなん?どういうこと?」(こうなると夢の話なのに、まるで現実の事件のような感覚だ)

お姉さま「わからんけど、裸やってん。其処に○さんが来てくれて傘を貸してくれてん。有り難かったわあ。」

○さん「そうやったん、あー良かった、裸なんが私でなくて。」

お姉さま「うん、○さんは服着てたよ。大丈夫。」

○さん「それで、私が貸した傘はビニール傘とはちゃうかった(違った)よね?」

お姉さま「うん、ちゃんと隠せたわ、ありがとう。」

わたくしは笑いすぎて涙を流し、「免疫爆上がりです、ありがとうございます。」とお礼を言わせていただいた。会話のあちこちに笑いポイント(突っ込みどころ)が隠されている秀作である。

「△さん(お姉さま)、体操でスタイル良くなったから、ナイスボディを見せびらかしたくなったんちゃうの?ええ感じやねえ、さ、始めましょう」と先生。このサラリとした受け止め方もかっこいい。

ZOOMなので、皆さん打ち合わせや場所の共有もなしで、この面白さである。思いっきり笑ったおかげで、身体が緩んで、体操もいつも以上にとてもスムーズにほぐすことができた。大変に有難い笑いの効用。

ここで習う体操は、足首を回したり、寝転んで背骨や骨盤の歪みを自分で調整できる。先日も山道を歩いていて厳しめに足首を捻じったのに、捻挫も全くなくて、ダメージ0で下山できたのは、この体操の成果と思う。

そして、件のお姉さまも、わたくしが参加を始めてから拝見するうちに画面上のお姿がどんどんスリムになられ、以前は出来なかったという正座も、上体起こしも楽々とこなせる、素晴らしい進化を遂げられている。見倣いたい!!!

厳しく真面目な教室だったら、心身が緊張して長続きせず、アラ還の方々のここまでの進化は難しいかもしれない。参加者の伸び伸びした他愛のない笑いで、心も身体もほぐせるこの体操会は、笑う門には福来たるを実演販売中である。

そして、確かに笑いは免疫機能を上げてくれるという論文もあるらしい。

https://www.softbankatwork.co.jp/column/counselor/2020/05/19/2999/

犬や猫の動物の笑顔を見ることは在るけれど、基本、笑いは人間だけの得意技だと言われている。笑いは人間らしさの結晶とも言えるのではないか?

恵比須顔という言葉をふと思い出してググると、あの美輪明宏さまも恵比須顔推奨であった。↓

https://w.grapps.me/heart/20160705-1/

仏教の教えでも笑顔が人も自分も幸せにすると言われている。

https://www.hongwanji.or.jp/mioshie/story/000553.html

笑って暮らせるのが、人の仔の願いとも言える。幸せになって笑うのは当たり前だけれど、先取りで笑って幸せを呼び込む方法もある。どちらにせよ笑うのは良いこと。できうればお姉さま方のような誰も傷めず、他愛のない、楽しい笑いが最も上質で望ましいとわたくしは思うのである。

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