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セルフdeリンパドレナージュ からだ♡ダカラ⑥

ウイズコロナ生活下では、それ以前の体調管理のままでは健康を維持しきれないのではないか。そのような不安を感じるのは、わたくしだけではないはず。

ビフォアーコロナと現在を比べれば、わたくしの生活行動は大きく変容した。だから、セルフメンテナンスの方法もコロナ対応にシフトチェンジして、体調を良好に保つ工夫をしてゆきたい。

その思いで、自分の中のセルフケアの引き出しを探ってみると、あった、リンパドレナージュ(マッサージ)という手技が。

既に少しだけ、わたくしの夜のルーティンに取り入れているテクニックである。それをコロナ対応にバージョンアップすべき、とゴーサインが出ていると感じる。

カルチャースクールのリンパセラピスト講座に通ったのは、15年も前だった。基本は多分ほぼ変わらないだろうが、技術や情報はかなり進歩しているに違いない。

まずは、おさらい。

講座で学んだ基本事項は、

リンパ管:体のすみずみに網目状に張り巡らされている。深いところのリンパ管ではゆっくりとした収縮でリンパ液を送り出すが、浅いところの毛細リンパ管では逆流を防ぐ弁がないので、冷えや運動不足などで滞りがちになる。

リンパ液:リンパ管の中を流れる、透明でさらさらした液体。血管から染み出した栄養のある液体が、栄養を各所に配した後、リンパ管を通じて各細胞からの老廃物の回収を行いながら全身を巡り、最終的には静脈に流れ込む。丁寧に老廃物を大きなリンパ節へ流す(ドレナージュ)ことで、むくみを予防し、新陳代謝を促すことができる。

リンパ節:リンパ管の途中にあり、リンパ液に混じった細菌や異物を、免疫反応によって食い止め、濾過するフィルターの役割を担う1~25mmほどの卵形のもの。全身で600~700個ほどあり、主な箇所として、脇の下、脚の付け根のそけい部、鎖骨、腹部の臓器周辺やひざ裏、ひじの内側などがある。疲労や炎症などにより発赤や腫れるなどが見られることもある。

リンパの役割:全身の細胞の働きの維持や、不要な老廃物の回収、異物の除去など

さらに、新しく知識を得るためのブラッシュアップとして、ネットを探索してみる。

https://kinarino.jp/cat5-%E7%BE%8E%E5%AE%B9%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%A2/40960-%E3%80%8E%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%91%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%80%8F%E3%82%92%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E7%9A%84%E3%81%AB%E8%A1%8C%E3%81%86%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AB%EF%BC%8A%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%8A%E3%81%8D%E3%81%9F%E3%81%84%E5%9F%BA%E6%9C%AC%E7%9F%A5%E8%AD%98%E3%81%A8%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%84%E5%88%A5%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%B1%E3%82%A2

この記事は、たいそう上手くまとまっていて、動画まであるのも有り難い。

注意事項がきちんと紹介されていて、信頼と安心感も与えてくれる良質情報。セルフケアに関心のある方々に、大いに活用していただきたいと思う。

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ところで、わたくしがリンパセラピストの講座を受講した動機は、自分と家族のケアスキルをアップし、コミュニケーションにも使えるだろうという軽い思い付きだった。

それは、思春期&受験生の子どもも風呂上がりにリンパを流すとリラックスした良い表情を見せてくれる時間となって、子育てにも役立った。

目的も達成できたうえに、更に、思いもよらぬ学びが得られた。それこそが、人生の後半戦を過ごす為に必要なことだった。

血液循環や経絡のことには、以前から意識が向いていたけれど、老廃物を処理するリンパの重要な役割を、わたくしはすっかり無視していたと気がついたのだ。加齢に従うにつれ、デトックスこそ大事だと理解できたのも、絶妙なタイミングでラッキーだった。

健康になるには、栄養を取り、血流を良くし、凝り固まればもみほぐせば良いのだと単純に考えていた。しかし、それよりも先ず、人間の身体は要らないものを出さなくては、すぐさま不調に陥ってしまうのだ。

ヨガのレッスンにおいて、息をしっかり吐き出せば、勝手に酸素は入ると教わっていた。まずは要らないものを出すこと。これは片付け術の極意でもある。同様に身体も、排泄ルートとしてのリンパの適切な管理を認識するべきなのだ。

そして、そのことを裏付ける事実も知れた。

全身に張り巡らされたリンパ管の全長は、ナント血管の2倍、地球5周分のトンデモナイ長さ。

この意味するところは、ヒトの身体には排泄を担うリンパはかなり重要なシステムだ、となる。

なのに、わたくしを含めて殆どの人は、血管にばかり目を向け、そのうちのある一定の割合の人が、経絡にも関心を寄せている。リンパに関する正確な認識や関心を持つ人は、関連のお仕事に携わる専門家に限られているのではなかろうか?

学習当時、外国の病院では、患者さんの回復にリンパを流す施術が積極的に取り入れられていると教わったけれど、日本の病院でリンパドレナージュが導入されているとは殆ど聞いたことがなかった。今はどうだろうか。

投薬や疾病による浮腫み予防や、解毒を促進し、長時間ベッドに横たわる弊害としてのリンパの滞りを防ぐために、やはりリンパドレナージュは、とても役立つ手技だろう。

柔しい力で擦られているだけと感じても、人の手によるリンパへの効果は十分である。全身が弱っている人にこそ、揉み返しの心配も少なく、癒やしの効果も期待できる。そのポテンシャルと手法がより広く人々に活用されることを、心から願う。

なぜなら、わたくしはその効果を身を持って知っているから。

数年間悩まされていた、耳のかゆみ(アレルギー性外耳炎)が、毎晩の入浴ついでの洗顔に顔周りのリンパを流しているうちに、薬も使わずに治ってしまったのである。

講座では、化粧の前にリンパを流すと肌の透明感が増し、輪郭がスッキリとして化粧ノリが良くなる、という説明で教わった、ほんの1分ほどのリンパドレナージュである。これをわたくしは、講座の復習のために入浴時の洗顔で実行していた。

まさか病院の薬でも治らなかった、しつこい耳のアレルギーが、それで治るとは思ってもいなかった。洗顔のリンパマッサージをひと月続けるうちに、完全に痒みは無くなり、外耳のただれは消えたのである。生活の中で他に何も変えることはなかったので、痒みが酷くなる就寝の前に行った耳下腺から鎖骨に流すリンパマッサージの効果だろう。以来、再発もなくて、まことに快適である。

洗顔ついでのリンパマッサージは、今もずっと続けている。就寝前のマッサージ代わりとして、顔の肌の色素沈着の予防効果もあるような気がする。

上の記事のセルフケア動画を参考にして頂き、お試しくだされば、とても嬉しい。

そして、リンパケアのお伴には、ゆったりとした音楽があると尚良し。ピアニストの友人からピアノが入るとリラックスできないと悩みを聞いたこともある。メロディアスに過ぎないものがわたくしの、おすすめポイント。

https://youtu.be/9dYZW4dQNhk

元気な人も、コロナによる行動制限やリモートワークで、お出かけ頻度、移動距離が減り、椅子に座りっぱなしの時間が増える。自然と、足腰のリンパの流れは阻害されがちになる。

わたくしも座る時間が確実に増えている自覚がある。これからは積極的に足腰のリンパの流れを促すよう注意を払いたい。上の記事の足腰のリンパドレナージュを、夜のルーティンに加えようと思う。

病は滞りに寄りつく。忌まわしき疫病を追い払うためにも、自分に備わるリンパの力を十分に発揮させよう。ちょっとした運動を意識して行い、日常感覚で自分の身体を優しく撫でるリンパドレナージュのセルフメンテナンスを取り入れるのはいかがか。

我が身を巡る地球5周分のリンパを労れば、私達の免疫力は無敵に増強されて、あらゆる病魔も退散するに違いない。

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