アーセリアへ想いを馳せて…
あれはそう…
実に20年ほど前です。
「彼女」を見つけたのは…
最初は別の名を名乗っていました。
何をしていたのか今となっては私の記憶は定かではありませんが、ろくなことはしていなかったはず。
そもそも人間ではないのです。
実は私自身よくわかっていない。
確かなのは、どうも私、火沢オイルの分身体であるということ…
彼女は向こうの世界(アーセリア)での火沢オイルであるということ…
そうは言っても、性別も年齢も違う。
性格も微妙に違うのです。
しかし…
彼女は、どう考えても私なので