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さよなら香港、楽しかった日はもう戻ってこないのかな お金はひきあげます

こんにちは。有田です。

1997年7月1日、私は出張で香港にいました。正確にはトランジットで香港滞在でしたが。香港返還の日、歴史的イベントの日でした。

そのころから香港とのかかわりも長く、本業副業問わず数えきれないほど訪れたわけです。香港に銀行口座を開設し支払いを行ったり、現地企業から入金してもらったりしてました。他人の紹介から香港でのオフショア金融商品も購入して70歳をこえることにはまとまったお金が手に入ると期待してました。※オフショア金融商品はメジャーな長期積立保険商品

資本の取引も自由でスピードも速く、とても使い勝手のよい便利なところだなと感じました。さすが世界の金融都市、大いに利用したいと思いました。

街自体もコンパクトで合理的で、日本と比べると各種サービスに少し乱雑さを感じるけどその分値段も安いし、それで充分じゃないかと気に入ってました。

安いものから高級なものまで選択肢が広く、金があってもなくても楽しめました。香港だけでなくマカオや広東省の都市まで足を延ばせば違った風景が広がり、これもまたとても楽しめました。

そんなお気に入りの香港ですが、最近香港返還の時の約束「一国二制度」が本当に危うくなってきたと感じました。色々事情や言い分はあるかもしれないけど、交わした約束は守らないと信用されないと思います。経済的な面では香港を活用しつづければ大きな富が得られるんじゃないかと思いますが、権威や権力、武力でまとめる全体主義国家としては香港の自由な発展は制度の崩壊につながると判断したのでしょうね。

私が金融商品を購入した代理店(IFA)は対応もよく問い合わせにもスピーディに答えていただいてましたが途中解約することにしました。      解約申請も手際よく処理してもらえました。送信されたフォームを印刷して必要事項(解約する通貨選択、振込先口座、SWIFTコード、サイン)を記入して郵送しただけです。郵送した日からちょうど4週間で口座振り込みがなされてました。郵送のリードタイムを加味して、正味3週間ほどの期間で手続き完了です。すばらしい。

IFAは全然問題なかったし、金融商品自体もパフォ―マンスがあがっていたし、香港自体何の問題も不満もないです。仕事でかかわってきた香港人も総じてレベルが高いと思いましたし、自分基準でよく行く海外のベスト3に入ってました。

近々香港を訪れて残った銀行口座のクローズとキャッシュの回収をしてこようと思ってます。

経済は自由がないと発展しないと思います。イノベーションも自由がないと発展しないと思います。香港も今の状態が続くとショボい街になってしまうなぁと思いますが、本当に残念です。今後何か繁栄っぽい演出がなされるようなことがあるかもしれまんせんが、自由で多様性のない街には行く気がしません。

さよなら香港、楽しかった日々は忘れないよ。

よい一日を!


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