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不安障害による強い不安、めんどくさいはずの家事に救われる


◉洗濯はただめんどくさいだけ?

「洗濯」あなたはこの言葉にどんなイメージがありますか?

ただでさえ疲れた日々でやる気が起きないのに、貴重な時間を使って洗濯をするなんてホント面倒でしんどいですよね。

でも、そんな洗濯ですが、時によって生きづらい人こそ助けてくれることがあります。

それはどんな時でしょうか?

それは「不安を感じている時」です。

しんどいくらい面倒な洗濯なのに、不安を和らげることって、どういうことなのでしょう。

かつてわたしが経験した具体的な例を挙げながらお話しします。

◉家事は生活と心と整えてくれる

ある休日の夕方、明日の仕事が頭を頭を覆い始めた頃、急に胸に不安が押し寄せてきました。

そうなると、大好きな映画を見ている最中でさえ不安がどんどん大きくなり、内容なんて全然頭に入ってこなくなります。

これはまずいと思ったものの、一度襲ってきた不安は気持ちだけではどうにも振り払うことが難しいのです。

急激に胸に広がりだした不安を止めたくてひたすら耐えていたところ、少し前に洗濯機が脱水まで終わり、止まっていたことを思い出しました。

家事の続きをするのはほんとキツかったのですが、「なんとか不安をごまかせるなら」と苦しい頭と体を何とか起こして洗濯機までヨロヨロと向かいました。

洗濯物を一枚いちまい取り出し、一枚いちまいシワを伸ばし、一枚いちまい種類ごとに洗濯バサミで留めていく作業に集中しました。

これを繰り返すうちに洗濯物のバスケットの中身が確実に減っていき、洗濯ハンガーはシャツや靴下やハンカチが綺麗に並んで整っていきます。

そうしていると、いつの間にか不安が少しずつ薄れていくような感覚になっていきました。

この日のわたしには「洗濯物を一枚いちまい干す」ということが不安を軽減する効果的な方法となったのです。

◉不安障害からの回復は身近なことから

この体験から、目の前のことに集中することは不安を和らげる効果があるんだと改めて気づくことができました。

ただ、そうはいっても家事には向き不向きがありますよね。

わたしは「家事の中でも洗濯は嫌いじゃないけど料理は苦手」というタイプでしたが、あなたは逆に「料理は得意だけど洗濯は本当に嫌だ」というタイプかもしれませんよね。

なので、とりあえず「こんな方法もあったっけ」と、どこかで試してもらえたらなと思います。

自分の生きづらい人生を少しでもいいものにしたいと思いますが、かえって自分を追い込まないように、追い詰めないように。

不安障害は時間はかかっても少しずつ回復していくものだと思っています。

自分を気遣ってゆっくりと時間をかけながら、自分なりのやり方を見つけて暮らしていきたいものです。

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