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北海道のレイラインと地名から見る、寿都と神恵内の放射能廃棄物処分場がよろしくない理由

北海道で注目を集めている、後志管内寿都町と神恵内村の放射能廃棄物処分場問題。
寿都は住民が真っ二つに割れ、周辺自治体は「絶対反対」になってます…何かあったら、酪農・農業・漁業という基幹産業が壊滅的打撃を受けるのは火を見るよりも明らかですからね。
そして占い師たるkinaは、オカルト的な視点からこの話に反対してます。
その理由はと言いますと…。

日本の原発施策は何だかんだ言って神頼み?北海道の主要レイラインの先にある泊原発

答えはひとつ。
寿都も神恵内も、北海道にある主要レイラインの上に乗る場所じゃないから」です。
なので、おそらく寿都も神恵内の放射能廃棄物処分場の話は完成前に何らかの形でポシャると思ってますが、完成されて何かあっても嫌なのでこうやって声を上げてます。

これはちょっと調べたらすぐにわかることですが、旭川の神居古潭から小樽市、忍路のストーンサークル(環状列石)の直線上に、何個もストーンサークルがあります。
ここのサイトでその言及がありますね。

https://www.historyjp.com/article/259/

この、神居古潭から忍路のストーンサークルに伸びる直線を、そのまま日本海まで引っ張るとどこに辿り着くかというと、岩内町と泊村の境にある、堀株川付近にぶつかります。
その近くに何があるかというと…北海道電力泊原子力発電所
北海道は「ストーンサークルを辿った先に原発がある」という形になってますが、調べてみると本州の方でも「大きな神社を直線で並べた先に原発がある」とか、「大きな神社を直線で並べた間に原発がある」という立地に建てられた原発は多いです。
原発さん、思いっきり厄神扱いされてる気がする…。

科学だ何だ言って結局は原発を抑えるのに神頼みかよ?!と思ったりもしますが、寿都も神恵内もこのラインに乗らない以上、放射能廃棄物処分場としては良い場所ではないだろうと思います。

トムラウシ山と神恵内に共通する言葉に隠されたもの

でもちょっと気になるのが「神恵内」という地名です。
寿都の地名も調べてみましたが、「矢柄に用いる茅のある川」という意味で、今回特に問題になるようなことはなさそうです。
「神」の文字が入ってるので、レイラインとは別に何かがあるのでは…と思って神恵内の地名を調べてみたら、アイヌ語の「カムイ・ナイ(神の沢ないし川)」から来ているようです。
一見、「神」という地名がつくから良いのではないか?と感じるかもしれませんが、kinaはここでトムラウシ山遭難事故のことを思い出しました。

この記事を書くにあたりこのサイトを改めて読ませていただきましたが、当事者の皆さんの気持ち、単なる遭難と思いきや次々と遺体を収容することになった自衛隊の皆さんの気持ちを思うと胸が痛くなりました。
生還された方、ご遺族の方が平安な気持ちで過ごしていますように。

あの現場は「カムイミンダラ=神の遊び場、神の集いし場所」という素敵な名前がつけられた場所なのですが、その本意は「神様が集まる場所だから、神ならぬ人がみだりには入ってはいけない」というものだったそうで、実際に天候が急変することが多く、登山には注意を払うべき場所だったようです。

そして話は神恵内に飛びます。
トムラウシ山の「神の遊びし場所(カムイミンダラ)」、クマを「山の神(キムンカムイ)」と名付けて、その危険性を伝えてきたアイヌの人達がご丁寧に「神の沢」と呼んだ神恵内に放射能の廃棄物を打ち込んで…良いわけないよね、と。
ましては相手は「カミ」だし。
しかも神恵内の地盤は弱く、だからこそ「神の沢」だったんだろうと思いますが。

ま、「この地盤だし、どうせできるわけがない」と見越して放射能廃棄物処分場に名乗りを上げて国からカネだけ巻き上がる魂胆だったとしたら、それはそれで評価できる気はしますけどね。


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