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アメリカという国の経済戦略と中国の経済における失策

株を通して経済を見ていると、歴史に関しても色々興味深いことが見えてくるように思います。
その一つが、「中国が最近経済的に力をつけてきて、株式市場も発展するようだろう。投資先として魅力があるか?」という質問に対する答えです。
中国というか、中華人民共和国でも日本のマザーズとかアメリカのNASDAQのような株式市場があるそうですが、その市場が株主に利益をもたらすか?と聞かれたら懐疑的に感じる方が多いです。
「確かに市場としてはとても大きいだろう。だが、政府の方針でそれが変わる時があるのではないか?」と、言葉はとても選んでいますが、複数の方がこのように話していらっしゃいました。

実際、中華人民共和国は2015年に、暴落が進んだ株式市場で、中国人に限った話にはなりますが「株を売りに出すことを禁じる」と突然決定し、市場が大混乱になった実績があります。
その「実績」を実際に見たkinaにとっては、どんなに中国市場が魅力だとしても、手を出せない怖さは感じて当然のことと思ってます。

それで、ここのところはとても興味深かったのですが、「アメリカは自由と平等という理念をもって株式市場を発展させ、それがアメリカ自身をも発展させる要因になっている」という言葉です。
「ルールを守るなら、誰でもその活躍と結果に見合った利益を受けられる社会」…と。
この点を考えたら、中華人民共和国と中国共産党が経済発展しても中身が変わらないとこの先のまず発展は見込めないだろうし、アメリカの発展は続くだろうなと感じてしまいます。

同時に、「元々中国は六韜三略のお国柄なのに、その精神はどこ行った?」という一抹の寂しさも感じます。
株式市場にしろ経済戦略にしろ、最近の中国には六韜三略の精神が全く感じられない、お粗末極まりないものばかりな気がしてなりません。
六韜三略の計を使う大前提として「しっかりとした国力とそれを動かす組織がある」という条件があるのかもしれません…ハリボテの国力と不平等な人事がまかり通る組織ではなくて。

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