余裕しかない人
私の職場の上司を紹介したいと思う。ここでは仮の名前として、その上司を梅干しさんと呼びます。
誰よりも忙しく、誰よりも余裕がある
梅干しさんは、営業ダントツトップの超超スーパー営業マン。
それ故、物件数をあり得ないレベルで抱えているため、毎日めちゃくちゃに忙しく、何か聞きたいことがあっても、打ち合わせ中か誰かと話しているか。捕まえるのは、それなりの慣れと技術が必要になる。
それほど、忙しい人なのだ。一体、どうやってあれだけの物件数を回しているのか。不思議でならない。
そして、何よりも不思議なのは、それだけ忙しいのに、めちゃくちゃ余裕がある。誰よりも余裕がある。もはや余裕しかない。
いつも楽しそう
忙しければ、誰でもイライラしてしまうのが、人間だと思う。でも、梅干しさんのイライラしたところや怒ったところを見たことがない。
怒るどころか、余裕も相まっていつも楽しそうなのだ。どこでも楽しめるセンスがものすごく長けているのだ。
たとえば、お客さんとの打ち合わせが急遽キャンセルになった時。私だったら、溜まっている仕事を終える時間ができたチャンス!とばかりに、話しかけるなオーラ全開で溜まっているタスクの処理にかかる。でも、梅干しさんの場合は、そんな必死感もなんて微塵もなく、楽しそうに周りの人と雑談をしている。
こんなこともあった。
梅干しさんが、コロナの濃厚接触者になり、別の場所で勤務をすることになった。そこはいつもは使っていない場所なので、十分な設備が整っておらず、いつも通りに打ち合わせをしようと思うと、不便なことが多々あった。
そんな状況下をものともしないのが梅干しさんだ。その建物内にある使っていない家具などを並べて、見事に打ち合わせ室を作り上げたというのだ。それを聞いて、「梅干しさんならやりそう(笑)」「梅干しさんらしいな(笑)」と、みんな笑っていた。
どこでも楽しんでしまう。誰とでも、どこでも、楽しんで生きていける人なのだ。
誰よりも忙しいはずなのに、なぜか誰よりも余裕がある。
こんな人には初めて出会った。
柔よく剛を制す
私は、日頃から「やわらかく穏やかに過ごす」ことに努めているが、まさにそれを体現しているのが、梅干しさんなのだ。
営業と言うと、競争心・闘争心・負けず嫌い・強いリーダーシップ・・・など、強そうで硬そうでギラギラしたものを兼ね備えている人が営業成績トップのイメージがある。
それなのに、梅干しさんは逆。初めて梅干しさんを見たとき、正直言って営業トップの人だとは思わなかった。優しそうで控えめそうで、失礼ながら部下っぽい雰囲気だった。
そんな梅干しさんが、営業トップだと聞いた時には、私の中での営業像のイメージが覆された。それほど、私がイメージする営業像とはかけ離れていたのだ。
でも、3年間梅干しさんと一緒に仕事をする中で、なぜ営業トップなのか理解できた。梅干しさんの雰囲気が好きだし、自分も梅干しさんみたいな人になりたいなと思い、尊敬している上司なのだ。
梅干しさんは、無理に押し付けることはしない。お客さんにも、部下にも。
しつこい営業ではなく、待ちの営業なのだ。そもそも忙しすぎて、自らTELコールしたりする時間すらないのかもしれないけど。
それでも、お客さんは戻ってきてくれるし、お客さんがさらに家族友人などを紹介してくれるのだ。梅干さんのお客さんの9割以上は、お客さんからの紹介だ。自分から営業をする必要なんてない。
それだけ、梅干しさんの印象・接客・対応がいいということなんだろう。
この言葉がぴったりな人だなぁと思う。
真似したいところ
最後に、梅干しさんのマネしたいところを書き出しておきます。
どこでも誰といても、
いつも楽しそうで、
なんかいつもうまくいってる。
それが私から見た梅干しさんなのであります。
最後まで読んでいただきありがとうございます!いつか書くを仕事にできたらいいなと思っています。応援いただけるとすごく嬉しいです✌️