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フィンテックカンファレンス、LendIt 2019に参加した時の記録
2019年4月、米国・中国・欧州で毎年開催されていたフィンテックカンファレンス、LendItに参加した当時の記録が残っていたので以下に記載したい。当時からすでに5年近く経っているものの、結論そこまで大きくフィンテックをとりまく状況は変わっていないのではないか、と思える。
それもそのはず、当時「フィンテックが既存の金融機関を置き換え、脅かす」と言われていた脅威論は今となってはほぼ消え、「確かにフィ
Y Combinatorの登壇企業を見ながら、優れたビジネスアイデアとは何かについて考える
https://www.youtube.com/watch?v=_Kmgj9MAEN0&t=84s
元野村證券の営業マンで今はプルデンシャル生命で完全成果報酬型の営業マンである人気YouTuber、宋世羅氏の動画が好きでかれこれ3年近く観続けているが、この度大変共感した動画を見つけたため共有しておきたい。
「起業センスの無い者ほど妄想のビジネスプランを語り、起業センスのある者ほど地に足ついたビ
ベンチャーキャピタルの仕事は「外れ値」に投資をすること by マーク・アンドリーセン
以上はシリコンバレーの大手ベンチャーキャピタル、アンドリーセン・ホロウィッツの創業者であるマーク・アンドリーセンがその昔、スタンフォード大学で行った講演の一部抜粋である。
なぜ、「チェックボックスが全て埋まった企業は凡庸な企業」になるのか。おそらく、チェックリスト方式のスクリーニングは「損をしない」企業を探すためには有効だが、「10倍、20倍に成長する」企業を探すためにはあまり役に立たないからだ
スタートアップアイデアの作り方・テストの仕方 How to get and test startup ideas by Mike Seibel
https://www.youtube.com/watch?v=vDXkpJw16os&t=235s
YコンビネータのCEOで元Justin TV(後にTwitchに名称変更しAmazonへ企業を売却)の共同創業者、Mike Seibel氏による6分くらいの動画です。スタートアッププロダクトをゼロから作り始める際の留意点・アドバイスが非常にコンパクトにまとまっていてわかりやすかったので以下、メモ
韓国のAI半導体チップ開発スタートアップ、RebellionがシリーズBの資金調達を実施中
韓国のAI用半導体チップを設計・開発するスタートアップ、Rebellionが2023年末にかけて総額100百万米ドルの資金を調達するとの記事を見つけた(上記リンクご参照)。シリーズBの資金調達で、Pre-Moneyの評価額は500百万米ドルに上るとのこと。
Rebellion概要
企業ウェブサイト:https://rebellions.ai/?ckattempt=1
本社所在地:韓国、ソウル
2023年に最もスタートアップに投資を行ったベンチャーキャピタルは
上記Crunchbaseの記事の題名の通り、2023年に最も投資件数を積み上げたのはアンドリーセン・ホロウィッツだった。ただし、これはシードラウンド以降の3百万米ドル以上の資金調達(つまり大まかにいうとシリーズA以降)におけるランキングである。2年前まではこのランキング上位を独占していたTiger GlobalやSequoia Capitalが消えてしまったことは特筆すべき事項だろう。
アンドリ
イスラエルのここ最近のスタートアップ投資事情について
https://www.reuters.com/world/middle-east/private-funding-falls-by-nearly-half-israeli-startups-report-says-2024-01-15/
イスラエル経済においてテクノロジー産業は重要な役割を果たしており、雇用の12%、輸出の半分以上、所得税の25%、GDPの20%近くを占めている。そして、そのテ
欧米のIPO市場が引き続き低調な中、好調なインドのIPO市場
https://pitchbook.com/news/articles/india-pe-vc-exits-defy-ipo-slowdown
米国や欧州のIPO市場が引き続き低空飛行する中、インドが躍進しているとの記事を読んだ。インドの2大証券取引所(ボンベイおよびムンバイ)では昨年205社が新規上場を果たしたのだ。
また、インドのIPO総額は2022年を大幅に上回り、PEとVCの支援を受け
セコイア・キャピタルのファンドパフォーマンスについて
1972年に設立され、これまでApple、Cisco Systems、PayPayl、YouTube等のシリコンバレーの企業の黎明期に投資を行いその成長を支えてきた超名門ベンチャーキャピタルの一つ、Sequoia Capital(セコイア・キャピタル)。
そのファンドパフォーマンスについて詳細が明かされることは少ないが、この度その一端が明かされた記事を発見した。それが冒頭のBusiness In
防衛関連スタートアップが盛り上がってきそうな予感
先週は奇しくも米国国防省と日本の防衛省で同じようなニュースが報道された。どちらも「防衛関連スタートアップに対するベンチャーマネーの投下が必要」という内容だった。
米国国防省(通称ペンタゴン)が認識している課題として記事で挙げられていたのが、米国の防衛産業は全くイノベーティブではなく最先端技術の導入が遅れていることである。そしてこの課題を解決するためにも、新たなベンチャーキャピタルによる同産業の発