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会社の給料以外の収入源を作るには

どこを目指すかを決める

日本の企業も終身雇用を守れなくなり、サラリーマンもいざという時のため、また、定年退職後の豊かな老後のためにも、会社の給料以外の収入源を持っておくことが重要になっています。

サラリーマンをやりながら、給料とは別の収入源を得る。

手っ取り早いのは、会社以外の時間を使ってアルバイトですが、よほど時給の良いアルバイトでない限りは、会社以外にもう一つ、時間の切り売りの仕事をやることは時間的にも、体力的にも難しいです。
それをするんだったら、会社の残業をたくさん引き受けた方がマシですね。

あと、ヤフオクやメルカリで使わなくなった物を売るっていうのは、取り組みやすいですが、本当にお小遣い稼ぎにしかなりません。
本格的に商品を安く仕入れて、高く売る転売や輸出入であれば、副業として十分成り立ちますが、売り上げに比例して自分の時間を取られるので、結局は時間の切り売りとなってしまいます。

また、単調作業の繰り返しなので、それをずっと続けられるか?という問題もあり、個人的にはお勧めできません。

他には、ネット上に収益型のサイトを作るという方法もあります。
これは、アクセスの集まるサイトやブログを作り、そこに広告をを掲載して広告収入を得たり、アフィリエイトで成果報酬を得るものです。

アクセスを集めるサイト構築には、それなりの時間、スキルが必要です。これで稼いでいる人は本当に極一部だと思うので、個人的にはお勧めしません。
特に、1日数分の作業で誰でも月100万円なんて謳い文句のセミナーは、全部うそですのでご注意を(笑)


最近では、クラウドソーシングという自分ができることを登録しておき、企業や個人事業主がその作業を依頼、作業を実施して対価を得るシステムがあります。
これも時間の切り売りではありますが、あなたの「知識・スキル・経験」を売るという意味では、単純なアルバイトより専門性がありますし、商品化、仕組み化などビジネスに成長させる可能性があります。

クラウドワークス、ココナラなど、たくさんのサイトがあります。

なお、ビザスクという、スポットコンサルがあり、現役のビジネスパーソン、企業OBなどが自分のビジネス領域を登録し、そのビジネスの内容を知りたい依頼者に伝えることで報酬をもらうというものがあります。

これは、サラリーマンの副業としてはとても向いているかと思います。
ここから始めて、自分の商品価値や顧客の欲しいものを知り、その後、実際の商品開発に取り組むのはとっても良いのではないかと思っていますので、一度「ビザスク」で検索してみてください。

他に、収入源というと、投資がありますね。株式投資、FX、不動産投資などです。投資についてもこの後に少々、私が取り組んできたものをお話ししたいと思いますが、何に取り組むべきかは、目的によります。

特に、お小遣い程度でいいのか、一時的に稼げればいいのか、起業に繋げたいのか、一生の仕事に育てたいのか、最終的にサラリーマンを卒業して、自由な生活を実現したいのか。それによって取り組むべきことが変わってきますので、まずは、どこを目指すかを決めることが大切です。


株式投資

私もサラリーマン時代から株式投資、不動産投資をやっていました。
株式投資ですが、大した勉強もせずにリーマンショックの数年前に中国株を始めて、それなりに含み益があったのですが、リーマンショックで暴落して、半分以下になってしまいました。

その後はあまり動かさずにというか、ほったらかしていたら、そこそこの利益が出るくらいに持ち直しました。

その後、不動産投資に興味がでてきて、株を売って不動産投資の原資にしました。

私の個人的な意見ですが、サラリーマンをやりながら、株、FXや仮想通貨等の短期投資は難しいと思います。
デイトレーダーのように1日パソコンに張り付いているわけにはいかないので。

特に大きなレバレッジの効いた信用取引は、一気に原資を失うこともありますので、初心者は手を出さない方が良いです。
なくなっても困らない原資がある人はその範囲でやるのはいいですが、生半可な情報でやるのはギャンブルです。株とかFXなどの投資を安定した収入源にするのは、経済的にも、時間的にも余裕のないサラリーマンには、非常に難しいと思います。

ただ、長い目で見た場合に投資はしておくべきだと思います。私がおすすめするのは、毎月一定額を定期預金のように、株式投資信託か不動産投資信託(REIT)を買い続ける方法(ドルコスト平均法)はリスクが少なくておすすめです。

この方法を長期間継続することで10年、20年という長期にわたって地道に積立を継続すると、投資金額の2倍やそれ以上のリターンが期待できます。

「つみたてNISA」のような商品だと、利益が非課税となるメリットもあります。

あと、会社員の方では「企業型確定拠出年金」をされている方が多いと思います。
こちらは税制優遇されてますし、手数料がかからないという大きなメリットがあるので、最大限利用すべきと思います。

私も、前に勤めていた会社でも、現在の自分の会社でも、確定拠出年金は上限額までやっています。
ただ、確定拠出年金は60歳まで途中引き出しはできません。年金ですからね。


不動産投資

不動産投資についてですが、私は現在いくつか賃貸アパートを保有しています。
どの物件も銀行からの融資を受けて購入しているので、借入金の合計はかなりの額になっています。キャッシュフローは回っていて、毎月キャッシュが入ってくるのですが、億単位の借金をすることが最初はとても怖かったですね。

不動産投資というか、アパート、マンション経営は良いところは、経営にほとんど時間を取られないところです。

しっかりした不動産管理会社に管理を任せておけば、自分でしなければならないことは、管理会社とのコミュニケーションだけです。

ただ、不動産投資といってもやり方はたくさんあり、その方法を知るところから始まります。
単純に、新築、築浅、築古、木造一棟、RC一棟、区分等。

最低、本を何十冊か読んで、それぞれのやり方の特徴などを知ってからスタートです。
そして、たくさんある方法のうち、自分がどの方法が取れるのかを知ります。

どの方法が取れるかどうかというのは、自分が購入できるかどうかということです。
物件購入に出せる自己資金が幾らあるかと、銀行から幾ら借りられるかということです。
例えば1億円の物件を購入するとして、諸費用が8%とすると、1億8百万円が必要です。

銀行が、90%を貸してくれたとすると、9千万円の融資+18百万円の自己資金で購入となるので、自己資金が出せるかと、銀行がその金額を貸してくれるかという二つが大きな要素です。

なかなか、そのような自己資金を用意するのは難しい場合には、5千万以下の中古アパートや区分の中古ワンルームから始めるのが一般的かと思います。

私の場合は、最初は長期保有していた中国株を売却して自己資金を作り、区分のワンルームを買いました。

なお、利回り8%で1億円の物件を購入したとして、満室で年間8百万の家賃収入です。年間8百万入れば良いな!と思うでしょうが、そこから、融資返済、不動産管理費、修繕費、保険代、固定資産税などもろもろ差し引くと、ざっくり年間2〜3百万程度の手残りです。

融資の金利2%、空室率5%程度の前提です。さらに、そこから税金が引かれるので、とっても地道なんです。

自己資金18百万出して、9千万の借金して、年2〜3百万の利益です。それでも、私が不動産投資をしたのは、少しづつでも毎月のキャッシュフローを増やしていきたかったからですね。

それと、先ほども言ったように、自分の時間が取られないからです。
私の場合、ほとんど管理会社に任せているので、自分ですることは管理会社からの電話に出ることくらいです。

自分の本業にほとんど影響がないのが、不動産投資のメリットだと思います。

中には、ぼろぼろの物件を格安購入し、それを自分でリノベすることを楽しみ、物件の価値を上げていくという手法をとったり、自分で物件を管理する大家業を専門でやっている方もいます。

やり方は人それぞれですが、サラリーマンの副業としてやるのには、管理会社に任せる方が良いと思います。

ちなみに、私の物件購入のやり方は、まず信頼できる不動産投資の会社を見つけて、そこの営業担当に自分が本当に収益物件を買う意思があるということを認識してもらいます。

そして、良い物件が出たときに真っ先に紹介してもらえるように、一緒に飲みに行ったりして、良い関係を築くように努力しました。
もちろん、自分の勤め先や年収、持っている資産、借金、家族個性などを開示しないと、銀行からどれだけの融資が引けるかがわからないので、そう言った個人の属性情報も伝えておきます。

2つ以上の会社でそのような関係を築いて、実際に購入を検討する際には、購入する会社とは別の会社の担当者に物件の情報を見てもらい、その担当者が「この物件は早く押さえた方が良いですよ!」と言ってくれたら購入を決めてました。

物件購入の際には、絶対に購入する不動産会社以外の不動産のプロに物件情報を見てもらうことが必須です!
不動産投資の勉強を始めると、物件買いたい病にかかる時期がありますので、そんな時ほど慎重になる必要があります。
なお、新築マンションへの投資は利益が出ませんので、ご注意を!

不動産投資について、よほどの資産がある人以外はかなりの借金をすることが前提になると思うので、借金が常に気持ちの負担になるような人にはお勧めできません。
自宅を購入するために借金をするくらいなら、私は収益物件を買った方が良い気はしますが、それも人それぞれの価値観によります。

あと、不動産投資は最終的に売却するまでは成功したかどうかが分かりません。
私も、自分の不動産投資が成功しているかが分からないというのが正直な感想ですので、あまり人には勧めないです。

サラリーマンで子供の教育費がまだかかるとか、自宅のローンが残っている、親の介護に費用がかかるという方であれば、将来自分の本業に育つ可能性のあるビジネス(副業)を、なるべくコストのかからない方法で始めるのがベストだと思います。

以上

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