見出し画像

061:苦痛という快楽

・最近、仕事のある日の朝は腹痛がひどすぎて目は覚めているのにベッドから出るのがギリギリになってしまう。
・ストレスであるのは明らかだ。過敏性腸症候群を最大限に発揮している。薬を飲まないとまともに動けない。

・営業という職業柄、仕事を溜めてしまうと客からも社内からもとやかく言われるので、抱えている業務の手離れをよくしないといけない。
・それがわかっていても、仕事量が増えすぎると漏れが出てくる。
・その漏れが溜まりすぎると徐々に取り返しがつかなくなって来るし、取り返しがつかなくなってしまうとそれに取り掛かるのが億劫になるのでさらに後回しにしてしまう。

・そして、そんな状態でも新たな話は出てくるので後回しにするものはどんどん増えていき、挙句の果てには後に回ったものたちが1周して目の前にもう一度現れてくる。
・仕事とは、最悪のメビウスの輪である。

・朝が来るのが怖い。腹痛を携えてその1日に臨むというのはとても苦しい。

・そんな自分の平日の楽しみは夜寝る前の腹痛だけである。
・何度か書いている気もするが、その日何もしなくて良い状態で抱く腹痛には心地良さと快楽がある。

・なぜだか分からないが、幼い頃母に抱かれていたような、安心感を覚える。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?