064:散歩|巣鴨
・2024年の年始は帰省しなかったため、時間を持て余していた自分はおばあちゃんの原宿と名高い巣鴨へ赴くことにした。
・なぜ巣鴨に行こうと思ったのかは全く覚えていない。本当になんとなくである。
・1人で歩いた。生と死を感じる1日であった。
***
喫茶スカイ
・お昼頃に巣鴨駅についた。
・とりあえず腹ごなしをしようと近くを散策し、なんとなく良いなと思ったスカイという名前の喫茶店で昼を摂ることとした。
・アメリカのミュージシャン:エルヴィス・プレスリーのグッズが店内のほぼすべての総面積を占めており、店主はおよそカッコ良いロマンの持ち主であることが想像できた。
・昔はインベーダーゲームができたであろうテーブルに腰をかけ、メニューを吟味しオムライスを食べることにした。
・昔ながらの喫茶店の様相をしていた。今風に言うなら、レトロな喫茶店だ。(レトロという言葉を最近よく聞くので今風と形容したが、この言葉は現代のものなのだろうか。)
・オムライスが出来上がるのを待つまでの間、自分は大学時代にお世話になったバイト先の居酒屋の店長と、よく通っていた喫茶店のおばちゃんに送る年賀状を書いていた。
・ちなみに喫茶店のおばちゃんからはその後返信が来た。嬉しかった。
・待ちに待ったオムライスがテーブルまで運ばれてきた。
・そうすると、そのオムライスは割れてしまっていた。
・割れてしまって申し訳ないからと、味噌汁をサービスで提供してもらった。
・そんなこと全く気にするわけがないので、逆に少し申し訳ない気持ちになった。
・ちなみにオムライスはとても美味しかった。
巣鴨地蔵通り商店街
・喫茶スカイを出たらすぐに巣鴨地蔵通り商店街に辿り着いた。
・縁日ということでかなりの賑わいを見せていたその商店街は、原宿と形容されるのも納得だった。
・オモシロ・看板がいくつかあった。
嚙む犬
染井霊園
・商店街を堪能した後は、有名な芸術家や文豪の墓地があるという染井霊園を散歩した。
・近くに寺院がいくつかありそれぞれの墓地に眠っているため厳密には異なるらしいが、芥川龍之介や谷崎潤一郎、司馬江漢らが眠っている場所だった。
・商店街の活気と打って変わって静寂さに包まれた墓地を歩いていると、人間の生と死を意識せざるを得なかった。
・その活気を形作っていた人間たちも100年後にはだいたい皆、静かに眠っているのであろう。
***
・その後は染井霊園の近くにある温泉に入り、定食屋で夕飯を摂って帰路についた。
・良き日だった。最後に英雄となった西友も見れたし。
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