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058:タイという国の良さ

・以前仕事で10日間くらいタイに行った。
・もともと興味はあったが、実際にタイに行ってみてかなり好きになった。

・そこでの出来事もまた刺激的だったので詳細はどこかで記したいのだが、とりあえずなぜ好きだと思ったのかを残しておきたい。
・なお仕事で行ったため観光はあまりしてなく、さらに言うとバンコクしか行っていないのでもちろん一部分しか知らないことは百も承知だ。
・その上で思ったことをひとつだけ記す。

***

・ルールの整備が日本と比べ曖昧、という点が好きだった。

・以前も綴ったし、何ならすべての記事において似たようなことを書いている気がしなくもないが、自分は日本社会で生きていくことは苦手だ。

・別にそれは日本でもタイでも「社会」という観点から見たときには同じかもしれないが、タイは日本よりも寛容だと思った。
・それは人間が、ということではなく社会通念として、である。(人間が寛容かどうかは数日間都市に行っただけではわからないだろうし、そもそも親日国なので日本人としてタイに行ってもわからないかもしれない。)

・というのを感じたのは、交通整備・お金に関すること・仕事の3つの視点からだった。

交通整備

・タイにおいての移動は主にバイクの後ろに乗せてもらうタクシー、バイタクを使っていた。
・単純に安く・早いからだが、車で行けば渋滞するであろう道もバイタクは車と車の間をするすると抜け、すんなりと目的地まで着いた。

・その感覚が心地よかった。
・風が気持ち良いとかではなく、渋滞で止まっている車を追い越す感覚が良かった。

お金に関すること

・あまり良い行為ではないのかもしれないが、せっかく来たということで何かのサービスを享受するとき値下げ交渉を幾度となく行なった。

・例えばバイタクで「ここまで行きたいのだ」「〇〇バーツだ」「いいや高すぎる」「こんなものだぞ」というやり取りをしていた。
・最後にはしょうがないな、といった顔をされながらお互いが譲歩した値段で乗せてもらったりしていた。

・成功した時も失敗した時もあったが、「明確に値段が定まっていない」という感覚が良かった。

・「外国人だからぼったくろう」という気持ちを持ってて貰って良いし、「うるさいから値下げしとくか」と思われたのでも良い。
・純粋に、曖昧な形で交渉が決まる感覚に安心感があった。

・ちなみに日本円3,000円くらいで謎のおもちゃを買ったのだが、その後Amazonで調べてみたら300円とかで売られていて、かなり笑った。

仕事

・詳しくは書けないが、現地の仕事で緊急で外注しないとできない事態が起きた。
・タイ法人の人にお願いして、タイ法人の人もその場で調べて初めてその業者に電話をかけるということがあった。

・そうしたら、急な連絡にも関わらず即座に対応してくれてものの数時間で納品までしてくれた。
・その後の請求金額も法外なものでは全くなかった。

・タイに行くまでは、日本法人の人からタイ人の仕事ぶりは文化としてルーズだと聞いていた。
・多分、ノリとか気分で仕事が行われているのだろうな、と思った。
・そのくらいが丁度良いと思う。日本社会での仕事は細かくて嫌になる。

***

・もちろん自分は1回だけ、しかも数日間都市部に行っただけであるので、今回記した感覚は間違っているかもしれない。
・それでも自分から見たタイは狭苦しさがなく、また行きたいと思えるものだった。

・まぁ、日本といういろいろなことが守られているところで育った自分から見ての感想だ。
・実際に体感してみてタイは好きだと思ったというだけで、別に価値観が変わったなんてことはない。
・わかりやすく記すため日本と対比しながら綴ったが、別に日本を捨てようなどとも思ってはいない。

・タイ語どころか英語も喋れないし。

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