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鬱備忘録|散歩

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散歩の随筆
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064:散歩|巣鴨

064:散歩|巣鴨

・2024年の年始は帰省しなかったため、時間を持て余していた自分はおばあちゃんの原宿と名高い巣鴨へ赴くことにした。
・なぜ巣鴨に行こうと思ったのかは全く覚えていない。本当になんとなくである。

・1人で歩いた。生と死を感じる1日であった。

***

喫茶スカイ

・お昼頃に巣鴨駅についた。
・とりあえず腹ごなしをしようと近くを散策し、なんとなく良いなと思ったスカイという名前の喫茶店で昼を摂ること

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056:散歩|房総半島

056:散歩|房総半島

・昨年の夏、千葉県の東の方、房総海岸にある守谷海水浴場を訪れた。
・きっかけは「水は海に向かって流れる」という映画である。ロケ地を巡礼しようというところから房総半島を横断するこの旅は始まった。

・友人と遠足めいた遠出をしよう、ということで電車で向かった。

***

守谷海水浴場

・JRの外房線で向かったその海水浴場は、とてもキラキラとしていた。
・上総興津駅という駅で降りた。強そうな名前だな

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047:散歩|千住

047:散歩|千住

・先日、大学時代の仲良い後輩と千住を歩いた。
・落ち合って開口一番に「なんか老けましたね」と言われた。余計なお世話だ。

・江戸時代、日光街道の初宿として栄えたと言われる千住。
・その昔見送りや出迎えの場として利用され賑わった千住を訪れたのは、松尾芭蕉の俳文紀行「奥の細道」旅立ちの地として石碑が立っているというので、それを見るためだ。

・というのは後付けの理由で、まぁ用がない限りあまり行かないと

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009:散歩|柴又-矢切-青砥-小岩

009:散歩|柴又-矢切-青砥-小岩

地図も見ず、15km歩いた。

友人に誘われて、柴又に行った。男はつらいよの舞台ということで、とらさんの像があったり老舗の店が建ち並んでいて、観光地化しているな、とは少し思ったけど良い街並みだった。若い女性が多かったのは少し意外だった。

柴又を歩いたあと、矢切の渡しという舟に乗って川を渡った。その川は東京と千葉の県境で、渡ると千葉県松戸市の矢切という場所に着く。矢切は農地であり、その昔矢切に農地

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