構成

2004年生まれ。フリーター。浅く考えてます。

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最近の記事

小説「いい風が吹いてきた」

「ついに来週だな秋元ー」 「そうですね」 「緊張してる?」 「あまり、、」 「だよなー」 「高校最後の大会って言われても、なんだよな」 「まあ僕達ごく普通の公立高校ですからね」 「インターハイ県予選かー」 「僕達2回戦行けますかね?」 「まあなんてったって相手は海学の吉田兄弟だからな」 「はい、、、」 「まぁいい思い出にはなるんじゃない?」 「ぁ、」 「なんてゆーと思ったか?秋元君よ」 「あ、いや」 「今日の練習試合の相手は吉田兄弟から完敗を避け

    • 小説「死んでますよ?」

      「あー死ぬかと思ったー」 幽霊「死んでますよ」 「死んでるんだ」 幽霊「死んでますよ」 「過去形?」 幽霊「死んでますよ」 「死んでるんだ」 幽霊「死んでますよ」 「死んでるの?」 幽霊「死んでますよ」 「そうなんだ」 幽霊「死んでますよ」 「でもさ」 幽霊「死んでますよ」 「あー」 幽霊「死んでますよ」 「さっき聞いたよ」 幽霊「死んでますよ」 「死んだからなんなんだよ」 幽霊「死んでますよ」 「あー」 幽霊「死んでますよ」 「だ

      • 吐き気のように言葉が湧き上がる

        高二の春、クラス替えから始まり、桜が散って、4月が終わりかけてた頃です。 僕は教室の中にいることが苦痛でたまりませんでた。 元々、部活が盛んな高校で陽気な人も多く、すぐに新しいクラスの中でも各々が楽しく笑ってました。帰宅部の僕はと言うと、決して話せる人が1人もいない訳ではなく、一応後ろにあるロッカーに寄りかかってる人の近くにいました。笑ってたかは覚えてないです。 もうとにかく辛くて仕方なかったです。 冷たすぎる痛い視線、言われる悪口、教室の端。 今となっては気にしすぎだった

      小説「いい風が吹いてきた」