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ビリー・ジョエル/来日/東京ドーム

(敬称略)

どこかのだれか
「それってあなたの感想ですよね。」

わたし
「そうです。(きっぱり)」

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すでにあちこちで
ライブのレポートが
アップされています。

(BARKSの記事が
とても優れています。)

のでので
極個人的な感想をいくつか。

①野球には
小学生以降興味が無いので
東京ドームはライブでしか
入場したことがありません。

アリーナは初めてです。

どうせ豆粒くらいにしか見えないのだから
席なんてどこでも同じなんですが。

人工芝の上にブルーシートみたいなヤツ敷いて
パイプ椅子。

隙間なく並んだパイプ椅子。

冬だからみんなダウンとか着てるし。

タタミイワシみたいに
両脇の人と
引っ付いて。

やれやれ。

始まる前まで座ってただけで
オープニングからアンコールまで
2時間超
ずっと立ちっぱなし。

観客層は
半分くらいは
孫がいそうな人たち。

みんな足腰大丈夫だったのだろうか。

余計なお世話ですね。

②noteの記事を含む
事前の情報収集で
「素顔のままで」を
演らない可能性があることは
承知していましたが。

淡い期待に反して
やっぱり演りませんでした。

とても残念です。。。

「ストレンジャー」みたいに
人気がある国に偏りがある曲じゃなくて
問答無用の代表曲ですが
ライブの流れとか
いろんな事情があるんでしょうね。

③とはいえ
ライブ自体は
文句のつけようがないくらい
素晴らしいものだったと思います。

ビリー・ジョエルみたいな人の
音楽を聴くと
(大衆向け音楽を)
ジャンル分けすることの
くだらなさがはっきり分かると思います。

「ロック」じゃなきゃ
どうだって言うんでしょう。

④1回こっきりのライブなので
当然満員御礼。

追加の見切り席も完売して
当日券にも長い列が。

物販には
お昼頃から大行列で
開演時には
パンフ以外売り切れ。

75歳(後期高齢者!)だもん
あんなライブを連日やれなんて
そりゃ酷ってもんです。

(呼び屋は同会場で連チャンなら
セット・バラシもないし
儲けも大きいでしょうけど。)

⑤最近は
スタジアム系で
新興の呼び屋のライブを
何本も観ましたが。

やはり
ウドーの客さばき
(バイトを含めた)スタッフの質は
ほかと何段も違うと思うのは
わたしだけでしょうか?

※ただし
開演前の場内アナウンスは
いただけない。

「ボズ・スキャッグス」くらい
ちゃんと覚えてよ、と思う。

⑥ビリー・ジョエルは
ミュージシャンの選択が独特です。

プロデューサー・フィル・ラモーンの
方針だったのかもしれませんが
ビリー・ジョエル本人も
流行のスタジオ・ミュージシャンを
お飾りみたいにクレジットに載せるのは
好みじゃなかったのではと
思うのです。

1970年代半ばであれば
東海岸のシンガーソングライター系のアルバムで
必ずと言っていいほど見かける
STUFFの連中(とその周辺)が
ほんの少ししか見当たりません。

リバティー・デヴィートを
中心とするお馴染みの
リズムセクションに
ハイラム・ブロック、マイク・マイニエリ、
ヒュー・マクラッケン、エリック・ゲイルなどが
適材適所で。

だからこそ
「素顔のままで」の
フィル・ウッズのソロのように
マイケル・ブレッカーの人生に
影響を与えるようなものも
あるわけで。

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今回のライブのバック・ミュージシャンで
特に印象に残ったのは。

クリスタル・ タリエフェロ。

どこかで見たことあるなぁと思って
調べたら
マイケル・マクドナルドのDVDだった。

こんなに才能ある人が
(ビリー・ジョエルみたいな超大物とはいえ)
人のバックで稼がなきゃいけないんだから
やはり米国のミュージシャンの層は
とんでもなく厚いのでしょう。

マーク・リヴェラ。

ビリー・ジョエルのバンドの重鎮ですが
あのピーター・ガブリエル「SO」
「スレッジハンマー」のブラス隊に
この人の名が。

名盤の影に名人あり。

⑦ローリングストーン誌の
2019年のインタビューを読みました。

前(インタビュー時は現)大●領に関する
質問に関する回答。

本当にビリー・ジョエルは
まともで
(ここが大事)
立派な人だと
再認識しました。

もちろん
個人の政治信条は自由ですよ。

よその国だし。

でも
テッド・ニュージェントみたいなヤツはなぁ。。。

(音楽は好きですよ。
バカ丸出しで。)

※ジョニー・マーが
ト●ンプの集会で
スミスの曲を使われて
激怒してるそうです。

さすが
ジョニー・マー。

大好きです。

⑧ビリー・ジョエルの伝記映画の
シナリオを書くとしたら。

オープニングは
(ベタですが)
こんなのどうですか?

サウス・ブロンコスの
寂れた酒場で
調律が狂ったピアノを弾く
禿頭の老人。

客席のテーブルには
家族とおぼしき
一群の老若男女。

「ピアノ・マン」に戻った
かってのスーパースターは
懐かしいフレーズを
ゆっくりと繰り返す。

そして場面は
シェイ・スタジアムで
同曲を歌う彼に飛ぶ。


セトリ

  1. MY LIFE|マイ・ライフ

  2. MOVIN' OUT|ムーヴィン・アウト

  3. THE ENTERTAINER|エンターテイナー

  4. HONESTY|オネスティ

  5. ZANZIBAR|ザンジバル(冒頭に 「さくらさくら」 の一節)

  6. INNOCENT MAN|イノセント・マン(冒頭にザ・ローリングストーンズ 「Start Me Up」をビリーがモノマネ歌唱)

  7. THE LONGEST TIME|ロンゲスト・タイム

  8. DON'T ASK ME WHY|ドント・アスク・ミー・ホワイ

  9. VIENNA|ウィーン

  10. KEEPING THE FAITH|キーピン・ザ・フェイス

  11. ALLENTOWN|アレンタウン

  12. NEW YORK STATE OF MIND|ニューヨークの想い

  13. THE STRANGER|ストレンジャー

  14. SAY GOODBYE TO HOLLYWOOD|さよならハリウッド

  15. SOMETIMES A FANTASY|真夜中のラブコール

  16. ONLY THE GOOD DIE YOUNG|若死にするのは善人だけ

  17. THE RIVER OF DREAMS|リヴァー・オブ・ドリームス(ブレイクにバンド・メンバーのクリスタル・ タリエフェロがアイク&ティナ・ターナーの 「River Deep, Mountain High」 を歌唱)

  18. NESSUN DORMA|誰も寝てはならぬ(バンド・メンバーのマイク・デルジュディスが歌唱)

  19. SCENES FROM AN ITALIAN RESTAURANT|イタリアン・レストランで

  20. PIANO MAN|ピアノ・マン
    ーーーENCOREーーー

  21. WE DIDN'T START THE FIRE|ハートにファイア

  22. UPTOWN GIRL|アップタウン・ガール

  23. IT'S STILL ROCK N ROLL TO ME|ロックンロールが最高さ

  24. BIG SHOT|ビッグ・ショット

  25. YOU MAY BE RIGHT|ガラスのニューヨーク









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