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nadia design award 2023を振り返る!

初めまして。
ナディアで広報を担当しています遠藤です。

いつもナディアのnoteをご覧いただき、ありがとうございます。
今年もナディアのメンバーから、いろいろな記事を投稿していきたいと思いますので、ご期待ください。

今回この記事では、2023年で4年目を迎えた社内の最高位アワード「nadia design award 2023」について、受賞者の声などをご紹介したいと思います。


nadia design awardとは

受賞者インタビューのご紹介に入る前に「nadia design award」について簡単にご紹介したいと思います。
nadia design award 2023」は、個人賞と案件賞の2つの賞が存在し、さらに個人賞では「Account Planning Category」「Creative Category」の2つのカテゴリーに分かれています。ともにクリエイティブ、プロジェクトにおける創意工夫を競う「社内の」アワードとなっています。

「nadia design award」創設の経緯など、こちらの記事でCCOの小川が熱く語っております。ぜひこちらもご一読ください。

nadia design award 2023受賞者のご紹介!
(個人賞)

さっそく「nadia design award 2023」の受賞者をご紹介したいと思います。

写真左:Experience Produce Group Producer 佐藤悠生さん
写真右:Planning & Direction Group Planner/Art Director 武市美穂さん

🌟Account Planning Category🌟
Experience Produce Group Producer 佐藤悠生さん
アーティストマネジメント、プロジェクトマネジメントなど経験の後、2021年にナディアに入社。体験施設のフルリニューアルや、リブランディングなどの案件を担当。

🌟Creative Category🌟
Planning & Direction Group Planner/Art Director 武市美穂さん
ブランドコミュニケーション分野において企画立案や体験設計、ビジュアル開発を担当。2021年ナディアに入社。読売広告大賞、コクヨデザインアワード、東京ビジネスデザインアワードなど受賞。

お二人とも同じ案件での受賞となりました。
また、今年は案件賞についても同じ案件が受賞。三冠となりました!

受賞者の二人へインタビュー

では、さっそく受賞したお二人へのインタビューをご紹介します。

―このたびは受賞おめでとうございます!発表時はどんなお気持ちでしたか?

佐藤悠生さん 以下、佐藤)あまり期待しないようにしながら、結果を待ちました。受賞できてよかったです。

武市美穂さん 以下、武市)個人賞はともかく、案件賞に今回受賞した案件が入ってほしいと思っていたので、無事に受賞できて安心しました。
しかし、受賞前に他のメンバーのエントリーを見てみると、今年は本当に素敵な案件がたくさんあり、厳しいなと思っていました。
個人賞については、受賞できると思っていなかったので、非常に驚きました。しかし、2023年はとても充実した年だったので、自分自身によく頑張った賞をあげたいとは思っていました(笑)

―先ほど、武市さんからお話があったように、2023年の受賞はお二人がエントリーした案件が案件賞も受賞しています。こちらについてはいかがでしたか?

佐藤)nadia design award 2023」では、事前に評価軸をCCOの小川さんよりしっかりと伝えられていたので、その部分をきちんとアピールできていたか、心配でした。受賞した案件は、受注できた内容だけでなく、多くの提案を重ね、その中でいくつかの提案が採用された形でした。長い期間、根気強くお客様の課題にとことん向き合い、あらゆる可能性にアプローチして獲得した案件だったので、創意工夫が評価してもらえてよかったです。
また、この案件は、武市さんをはじめ、心強いメンバーで臨んだプロジェクトではありましたが、個人的にはプロデューサーとして初めてゼロからお客様と向き合い、かつ、初めての大規模なリブランディングプロジェクトだったので、生みの苦しみも味わいました。多くのリサーチを重ね、ストラテジープランニングの大切さも学び、多くのトライ&エラーを重ねる中で、ナディアのブランディングメソッドを明確化できたと思っています。

ー佐藤さんからメソッドの明確化のお話が出ましたが、受賞したプロジェクトでは、新たな発見がありましたか?

佐藤)個人的には今回の案件を経て、今後はプレイヤーとしての視点だけでなく、マネジメントとしての視点を加え、こういった大きな案件を担当する後輩たちを育てていきたいと思いました。そうすることで、ナディアとして、ブランディングや体験設計などの分野の案件も増え、ナディアの得意分野の幅を広げていけるのではないかと思っています。そのために、最近はさまざまなところに、後輩たちを一緒に連れていくようにしています(笑)

武市)私は今回の案件で「こだわりを捨てる」ことを学びました。
これまでの私のデザイン提案のスタイルは、最終形に近い形まで考え抜いた状態で行うことが多かったのですが、今回の案件では、初回の提案が全くクライアントさんに響かず、自分のこだわりはクリエイターのエゴなんだと感じました。
私は昔から、デザインには意味づけが必要だと思っています。それは、クライアントさんに自分たちのブランドに誇りを持ってもらうために、ブランドのファンがそのブランドをさらに好きになってもらうために、必要なものだと強く思っていました。一方で、そこの部分に非常にこだわってしまい、意味づけだけでなく、第一印象の大事さを少し忘れてしまっていたことに気づきました。
さらに、すでに最終形に近い形まで考え抜いた上での提案だったので、一度、ダメになると立て直しが大変なことも弱点でした。
今回の経験を踏まえて、自分だけで考えを煮詰めるのではなく、お客様のニーズや歩調に合わせて一緒にものづくりをしていく感覚を大事にできるようになったと思います。

―今回の案件は、長期間にわたり数々の葛藤を乗り越えたことで、お二人にとっても大きな変化をもたらした案件だったのですね!そういった部分も今回の受賞に繋がっているように思います。
では、そんなひと皮むけたお二人が、日ごろクリエイターとして大切にしていることがあれば教えて下さい。

佐藤)クリエイターとして、休日には、さまざまなクリエイティブや体験に触れるようにしています。展覧会や博物館、時にはキャンプなどに行き、自分の感覚が鈍ってしまわないように常に刺激を受けるようにしています。また、それが私にとっては癒しにもなっており、新しい発見によって刺激を受けることが楽しいです。

武市)私は佐藤さんのようなインプットはあまり得意ではなく、自分が作っているものに集中するタイプです。自分が担当しているクリエイティブの中にある穴が気になるタイプで、その穴を埋めるために、いろいろ調べていくことが私のインプットになっていると思います。
最近は、アートの歴史について興味が出てきています。歴史的に名を残した芸術家がなぜ有名となったのかを考えてみると、それまでの常識を覆しているからだということに気づきました。ただ、素敵な綺麗なデザインを作るからということではなく、企画的な視点があるからこその評価なのだと思いました。この発見は自分にとって大きかったと思っています。

ーインプット、人それぞれですね。2024年の抱負をぜひお願いします。

佐藤)自分の持ち味であるスピード感を大切に、怖がらずに新しいことにチャレンジしていきたいです。自らやりたいと思っていることにチャレンジし、可能性を広げていきたいと思っています。そして、プロデューサーとして、新たなクライアントさんとの接点づくりもしていきたいと思っています。
また、新たな領域に一緒にチャレンジできる仲間づくりも進めていきたいと思います。

武市)2023年は「2023 63nd ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」の審査員を務めさせていただくなど、社外に出ていく機会を多くいただきました。外からナディアを見ることによって、ナディアの可能性を強く感じ、さらなる発信の必要性も感じました。その可能性を活かし、デザインの力によって、より多くのお客様の課題解決の一助になれればと思います。

ー佐藤さん、武市さん、ありがとうございました!


ナディアCCO小川から見た
「nadia design award 2023」

私たちはミッションとして”Be a Creator's BIOTOPE(クリエイター生態系の確立)”を掲げています。
ですが、その生態系は、居心地が良いだけの楽園を目指しているわけではありません。
自己鍛錬を欠かさず、自律的な行動をもって、お客様の課題解決につながる戦略・企画・表現・技術を提供できるクリエイターたちの集う場所を目指しています。
この生態系では、情熱がある人に機会が与えられ、機会に挑む人に賞賛が集まり、挑んだ機会で結果を出した人が評価される。そんな組織でありたいと考えています。
今から4年前、そのようなカルチャーの醸成施策として「nadia design award」はスタートしました。

2023年12月18日、第4回「nadia design award」が無事終わりました。
全社員にとって、お客様とご一緒する案件の品質や創意工夫を競い合うこの社内アワードは、一年を振り返る緊張感のある良い機会です。
実際に今年の受賞者である2人のインタビューに目を通しても「受賞できるかどうかわからなかった。いい案件がたくさんあったから」とあります。
今年の受賞は全てが一つのプロジェクトにまとまりましたが、投票結果のランキングには、その他大型、中型、小型、様々なプロジェクトが並びました。
仕事の規模に関係なく、どうやって課題を解決したのか、なぜこの企画・表現としたのか、なぜこの技術を使用したのか、など、全社員の360度投票形式で審査するからこそ、エントリーされている資料を熟読し、そこにある創意工夫の熱意とこだわりを審査して投票します。
私自身も審査を通して、今年のナディアの制作物は一昨年、昨年を超えて、より高い品質を実現できていると実感しました。スタッフのみんなも、今年は過去の審査以上に時間がかかったのではないかと思います。

受賞者の佐藤悠生さんは、入社以来、八面六臂の活躍ぶりから今年は受賞候補になるだろうと社内から声が上がる存在。
武市さんは言わずもがな、ACCの審査員を務めるなど、nadiaを背負って対外活動でも活躍してくれました。
その2人がタッグを組んで挑んだ案件で案件賞も受賞といった形ではありますが、決してずば抜けた票数での受賞ではなく、僅差で迫っているスタッフたちが存在します。発表後のPartyでは、受賞者を称賛する声と同じくらい、悔しい声、来年に向けての意気込みなど、熱い想いを確認することができました。

お客様からいただくご相談は年々複雑化しています。
私たちも、常日頃よりクリエイティビティを高める行動を欠かさず、誠心誠意課題解決に取り組んでいかなければならないと感じています。

今年もお客様からたくさんの案件相談をいただいております。
私たちナディアは全力でお客様のご相談を解決するクリエイティブを創出する覚悟です。

今年の年末に開催される第5回「nadia design award」が今から楽しみです。


今回、個人賞を受賞した武市さんの過去の記事はこちら↓
この機会にぜひご覧ください。

2024年もナディアを引き続き、よろしくお願いいたします!

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