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「土の環境」に目がいくGWの徒然

前職の同僚と2年ぶりに吉祥寺巡り、吉祥寺音楽祭のスタンプラリーの景品に「なんとのね 有機野菜セット」がありなんとなく気になっていたら土を体験できるコーナーがあり実際に触ってみるとひんやりふわふかな手触り。

この土は「自然培養土あうわ」1gに100億匹以上の微生物が生息してるそう。

朝は世田谷公園の花壇を見つつ〜緑道のバラにも心惹かれるいい季節

とある、お打ち合わせで見せてもらったのが「土中環境」高田宏臣さんの活動のお話(川)を聞く。山と川と土の関係を写真多めで紹介されていて読んでみたくなる。

↑本を検索したらyoutubeが〜こちらもメモとして

土中環境 忘れられた共生のまなざし、蘇る古の技

もう一つ代官山の広場にあったのが、

上記写真より〜保良雄「クズとクズ」

(クズとクズ)
house #01
ここにあった木製のベンチ、ここにあった石の形を模したコンクート、波板、鉄
house #02
フユイチゴ(入居済)、ヤツデ(入居済)、クズ(4月入居済)、ミツバ(4月入居済)、土、腐葉土、波板、鉄

諸説はあるようだが、国立環境研究所のデータによれば私たちがよく知るクローバー/シロツメグサが初めて渡来したのは、1846年にオランダからの献上品として運ばれてきた陶器への詰め物としてである。その後、救草、緑肥、緑化用として仲間たちも入国を果たし、現在では帰化植物として全国で平穏な生活をしている。秋になると黄色い花を咲かせるセイタカアワダチソウ、彼らは観賞用、蜜源植物として1900年代に北アメリカから入国したと考えられている。後者として優秀であるため、一説では養蜂業者が1940年代に積極的に種子を散布し爆発的に増加、現在では帰化植物として全国に分布している。しかし根や地下茎からアレロパシー物質を分泌する為か、外来生物法によって要注意外来生物として認定され、世間から厳しい眼差しを受けることがあるようだ。日本の在来種である葛。彼らのことについては万葉集にも多く関連する歌があり、古くから日本人の身近に存在していた。根や茎や葉は葛粉や葛布、漢方の葛根湯の素材として使われており私たちの生活に浸透している植物であるが、1940年代の時期を前後して、私たちが周囲の植物を利用しながら自然と共存していた状態から、先進国の異なる生活様式にのまれていく過程で、彼らとの距離は遠くなった。

そんな彼ら葛も、1876年にフィラデルフィア万国博覧会の際に初めてアメリカを訪れる。その後、彼らは過酷な環境でも生きていけることを見込まれて、斜面の土壌流出を食い止める依頼を受けて海外移住することになる。

1946年までに推定120万ヘクタール(野球場が約120個分)の面積が彼ら葛の定住先として与えられた。しかし、定住先を与えるだけで、その後のコミュニケーションを取らなかった為、彼らは生息範囲を拡大していき材木用の掛木に遺い登り、木材産業に壊滅的な影響を与えたり、電信柱に這い登って送電線を機能不全にするなどした。奨励金を設けてまで迎えられた葛だったが、今日ではアメリカでの侵略的外来種ワースト100に選ばれているのである。

保良雄(やすらたけし)
フランスと日本を拠点に活動。2018年、東京藝術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。2020年、Eole nationale superieuredes beaux-ars 修了。テクノロジー、生物、無生物、人間を縦軸ではなく機軸で捉え、存在を存在として認めることを制作の目的としている。2018年ポートランドのアーティスト・イン・レジデンス「END OF SUMMER」に参加。主な展覧会に、「私たちのエコロシー! 地球という惑星を生きるために」(森美術館、2023-2024)、「エコロジー:循環をめぐるダイアローグ つかの間の停泊者」(銀座メゾン
エルメス フォーラム、2024)、「Reborn-At Festival 2021-22」(宮城2021)、「Le 65e Sallon de Montrouge」(パリ、2021年)など。
Might Be Classics#4では、現代美術家の保良雄がサーキュラーエコノミーをテーマにしたという代官山の新しい施設の屋外で、諸要素の中で変化していく人間、都市、相裁、米、外米種の関味性について言及する作品を展示します。
「テクノロジー、生物、無生物、人間を縦軸ではなく横軸で捉え、存在を存在として認めることを制作の目的としている」という保良ですが、本展に関する彼のステートメントには、たしかに育定や否定といった視点はありません。発生した事象をあるがままに捉え、その積み重ねによって構成されていくこの世界に、ただただユーモアとペーソスを見出すばかりの保良の眼差しが、作品を通じて鑑賞者の経験の一部となれれば幸いです。

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最近、茅ヶ崎の庭の苔の育ち方をみても下の土壌の違いを感じるという話をしていたのを思い出す。

上記の中の「定住先を与えるだけで、その後のコミュニケーションを取らなかった為、・・・」の部分や在来種と外来種の件も含めてどんな花壇にしたいのかお庭したいかを明確にしてないと「あるがまま」のスタイルにしておくと、先日のセージの救出のような除草が必要になるのかも

最後に緑道の猫さん、後から見るとレンガからの草もどんどん伸びてなかなかワイルド、少しの隙間の土でも強く成長するからすごい。

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