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給料とはぶっちゃけなんなのか?ヒントは笑顔にあり

2024年のGWが始まった。長い人で11連休。
自分は3月で前職を最終出社、4月の1ヶ月は充電期間だったので、毎日連休みたいなもんだった。3週間弱ネパールにいたり、その間にヒマラヤに登ったり、帰ってきてからいろんな久しぶりの人たちに会ったりと充実した連休を過ごしていた。こんな長期間休んだことは社会人になってからなくて、マジで人生の夏休みだった。
かなり昔に転職の合間に世界一周をした知人との会話で、「どうだった、価値観変わった?」と聞いたら、「価値観は変わらないけど働きたくなった」と言ってたのを思い出した。
そろそろガッツリ仕事がしたくなってきたので、久しぶりに仕事系のnoteを書こうと思う。

今回は仕事をする上で超重要な給料とはなんなのか?
その給料の本質を捉えた上で笑顔が大事なんじゃないか言う話。


給料とはぶっちゃけ何?

給料は一般的に、労働に対する対価としてもらえる賃金のことというのが認識をされていると思う。
でもその金額の決め方とか上がり幅とかって意外としっかり考えたことがない人も多い気がしていて、自分もぶっちゃけ社会人5年くらいまでは全然考えてなかった。
給料の考え方として諸説あると思うが、今回は自分の中で一番しっくりくる給料=再生産コストという考え方を紹介したい。

給料と再生産コストの関係はこの本に詳細が書いてある。
奥さんが読んでた本の感想を詳しく聞いたくらいで全部は読んでないので細かいニュアンスが違う場合はごめんなさい。
(奥さんから聞いた内容をツイートしてたら、「あなたは人の話をまるで自分の話のようにツイートするよな」とチクリ)

さて、この再生産コストとは何か?
すごくざっくり言うと、社員に一定の給料を払うとこれくらい再生産してくれるのでその金額を払うと言う考え方。平たくいうと投資対効果を考えてこれだけ払えばこれだけリターンが来るという考え方に近い。
事業に係る原価というのは、この再生産コストである給料も含むわけなので、見込んでいた原価を差し引いた利益を拡大させるには、再生産コスト以上に働いてもらいたいという期待が会社(経営者)から個人(社員)にあると言える。
これだけ聞くととても搾取っぽいなーと思うのだが、個人目線になった時、給料だけを考えて働くと元々再生産される分の金額が最低ライン、もしくはそれ以上を期待されるので、Happyにはなれない。

もちろん再生産コスト以上の成果を出して昇給を求めるというのはあるものの、給料が上がる上がらないは変数も多く、期待通りに毎回上がるとは限らない。

給料の再生産ではないところでHappyになる秘訣

給料=再生産コストとしたときに、個人からすると昇給を求め続けること以外に、Happyになる方法はないのか…。もちろんそんなことはない。
例えば給料以外の面で個人が会社を活用してやろうと考えると、個人と会社でWin-winの関係を作れる。

例えば会社のブランドとかリソースを使って、一人で取り組むよりも効率的にやりたいことにチャレンジし、自己実現をするなど。(もちろん会社の方向性とも合わせる必要はあるが)
これは再生産コスト以外の自分の自己実現といった種類になるので、個人の捉え方によって、どこまでもレバレッジが効く。 だからこそ会社を使い倒そうって発想は個人じゃなくて組織的にも良い話なのだと思う。
つまり会社をうまく使おうと能動的に動けていることがHappyになって再生産コストから抜け出す秘訣だと考えている。
そして再生産の呪縛から放たれ自己実現に取り組んでいると結果として出た成果が給料の昇級などにも繋がりやすいと感じている。

反対に受け身になって、会社から何か与えてもらうって発想はとても危険だとも思う。
会社から与えられるものは給料に含まれる再生産コストの内数だから、原理的には個人が期待してるところよりも会社に求められることの方が勝ってしまう。 このマインドでいる社員が会社に定着しないというのはよく観察するといろんな場面で起きている事象かもしれない。

給料以外に意識を向けることは期待される再生産以上の成果に結びつきやすくなるとも考えられるので、結果として個人だけでなく、会社にとってもHappyなことだと考えている。

ヒントは笑顔にあり

前職で働いていた頃、自分がとても尊敬しているスタートアップの創業者の方が、新しく社長になる方から公開の場で相談を受けるというシーンに居合わせた。
新社長の相談内容としては、「社員から『社長は自分に何を期待してますか?』と質問されて回答に困ります」というもの。
この質問に対して、即答で「そんなの『毎日笑顔でいてくれたらそれでいい』に決まってんじゃんw」との回答で、これがめーっちゃくちゃ記憶に残っている。

この個人が笑顔でいることと、会社が笑顔でいてほしいという期待感が、今回の給料の再生産コストの話ともとても関係が深いと考えている。
なぜなら社員の人が毎日楽しく笑顔でいてくれたとしたら、それは本人にとっては受け身ではなく能動的に、給料(再生産コスト)だけではない+αを見出してくれている状態になりやすいはずで、前述の通り会社側からしても良い成果を上げてくれたり、社員が長く会社にいてくれたりとHappyになる可能性が高い。

社長の期待で業務のアウトプットの期待などを伝えると、ストレートに給料の分再生産して貢献してほしいって言っているようなもんで、これは会社と社員でいい関係を築いていくのは難しくなってしまう。
会社からしても個人からしても、笑顔で働くことで、給料という縛りから解放され、結果として個人の幸福度も上がるものだと思った。

笑顔で働くというとなんか胡散臭いように見えるが、円安が止まらず国力が落ちていると嘆かれ、一人当たりの生産性がとても低い日本において、これから先のキーワードになるのではないかと結構本気で考えている。

最後に

今回のnoteのような感じで、どうやったら自分を含めた日本の人たちが毎日Happyに働けるのかということを考えながら、人的資源・人材領域の事業の立ち上げを準備中である。

昔アフリカの仕事をしていてどうやったらアフリカを盛り上げられるか?ということに全集中していた時期。
出張から羽田空港に帰って朝の京急線に乗った時に「日本人の顔、死んでるやんッ!」とショックを受けたあの時のことを今でも鮮明に覚えている。

2023年のGDPランキングは日本がドイツに抜かれ、世界4位に後退したドイツは日本の人口の2/3。GDPランキングの要因として日本が一人当たりの生産が低いことは明らかだと感じる。
給料という再生産の枠の中から飛び出し、笑顔で働く人を増やせるような事業を創っていき、日本を盛り上げていきたい。

以上、珍しく働きたくてギラギラしているナチでした。

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