アヒルだって空を飛べる! 映画「ダック・シーズン」★4,5
2004年 メキシコ 87分
監督・脚本 フェルナンド・エインビッケ
何とも言えない魅力がある!やはり日曜に、ポテトチップとピザにコーラ片手に観たくなる。ブラウニー(葉っぱ入り)があれば尚良し。特にこれといったこともないんだけど、妙に好きで、時折見返す。短いし。アヒル好きだし。J.Jテイストのモノクロ映像に、心地よいミュージック、その全体で醸し出してくる、絶妙なゆるい雰囲気がたまらない。ユニークで特別な日曜日。
子供たちが親の留守中に、自由を謳歌してはっちゃけるだけかと思いきや、実はそれぞれ悩み抱えてることが分かってくる。とは言っても、深刻な雰囲気にはならず、あくまでもそのけだるさの中で。(ウリセスの話は少し重いか?)でもまあ結局ゆるゆる。ゲーム中の停電が、傍から見るとウケる笑 100から一気にゼロになる瞬間。分かるな~。あるあるじゃない?にしても、家の中めちゃめちゃにし過ぎよ笑 まあフラマとモコはまだ分かるとして、リタよ笑 人ん家であれはひどい。でもまあええもん持ってきてグッジョブだからいいのか笑
最後になっても、みんなの悩みがスッキリ解決するわけじゃないけど、ちょっといい感じの楽しい時間を過ごせて、気持ちが少しでも楽になっただけ。フラマはスッキリし、ママについていくことを決めた。モコは、会えなくなる寂しさを感じつつも、最後に上の服を大好きなフラマと交換した。サッカー選手が試合後に交換するように。リタは、みんなと誕生日を楽しめ、フラマにおめでとうを言われて嬉しかっただろう。ウリセスも吹っ切れることが出来て、空飛ぶアヒルの絵を持って帰った。今は良くても、その後はまた分からない。ユニークで特別な日曜日だったけれども、それくらいのこと。人生の中の良いことの中で、多くを占めるのは、小さな良いことだろう。劇的に大きな良いことは、滅多にない。そういう小さな良いことの積み重ねの思い出が、心のエネルギーの源となったりするんじゃないかなと思ったりして。
エンドロールも最後まで見た方が良いやつだね。ジム・ジャームッシュと小津安二郎への謝辞があるし、終わりにフラマ母が起こってるシーンがあるし。「ブラウニー食べて、なぜああなるのー!?」て言ってブラウニー食べてる…。
あと、そういえばずっと疑問だったけど、アヒルとカモって何が違うのか。この機会に調べたら…違いはない?らしい。英語では、みんなDuck だと。
この監督の次の作品ずっと期待してたけど…ないのかな?
一時、ラバーダック集めに精を出していた身にとっては、やはり外せない笑 また集めたいな~。。。アヒルってかわいいよね、浮いてる姿とか。
☆\(^^)/★
Jah よ! へるぷみ~ (T人T) ナムナム アーメン タスケテ・・ ☆彡(-人- ) 星に願いを・・・ らぶみーてんだー ♡♡♡ <3