NABE@アドラーの書斎

千葉県/28歳/研究開発者/学生時代に人間関係で悩んだ際にアドラー心理学と出会い→傾倒…

NABE@アドラーの書斎

千葉県/28歳/研究開発者/学生時代に人間関係で悩んだ際にアドラー心理学と出会い→傾倒/社会人4年目のあるお別れで活力を失う/過去を振り返り【より多くの人にポジティブな一歩を踏み出して貰う】ことに意義を見出す/人生で影響を受けた学び(アドラー心理学、人生哲学)の発信を決意

最近の記事

「ただの天才では終わらせない。彼らのユニークな世界への招待」

現在、私は化学薬品メーカーにて研究開発職として勤めておりますが、周囲から「あの人は天才だ」と言われる方がいます。私も含めてですが困ったらその方に助言を求めるという事が日常的にありますが、助言をただ頂いて「ありがとうございました」だけでは何か淡白と感じるな、と思うことがあります。 天才というレッテルだけでは寂しい 個人的な意見ですが、何かに秀でる人を「天才」の二文字で片付けるのは、ちょっと寂しいような気がするんですよね。というのも、「この人は天才だ」だけではその人を理解した

    • 他者の期待をドブにポイッした話

      今まで「君に期待している」「お前には期待している」こんな言葉を言われた事があった。当時学生だった私は「はい、頑張ります」という返答をしていたが、どこか喉に魚の骨が引っかかったような違和感があった。 この骨は何なんだろうと?思い、高校〜大学の間に度々考えていた私は期待する側と期待に応えようする側の構造の問題点に気づいた。 期待する側の考えとしては、例えば親の場合、自分が人生で達成できた事、出来なかった事にかかわらず、それが正しいと思っていることを、子供にもそうして欲しいと考

      • 「異なる世界観を楽しむ」―対立ではなく、共感へ向かうコミュニケーションのすすめ」

        私たちは日常生活でしばしば、「自分の正しさ」を主張し合います。自分の考えが最も正しいと信じるが故に、他者の異なる意見に対して抵抗を感じることがあります。このような状況は、相手を論破しようとする競争的な関係へと発展しやすく、結果として縦の関係性が生まれ、信頼関係の構築が難しくなってしまいます。 私の世界もあなたの世界もOK しかし、もし私たちが「私はこの世界観が良いと思っている」「あなたはその世界観を良いと思っている」とお互いの違いを認め、相手の視点に興味を持ち試してみるな

        • 「アドラー心理学に見る、早期回想からのライフスタイル形成」

          アドラー心理学には、私たちの最も古い記憶、つまり「早期回想」を通じて、自身のライフスタイルを理解し解析する方法があります。早期回想は、幼少期の記憶であり、どれだけ些細なものでも、その記憶が残っている理由は重要です。この理由を探ることで、「自分はどのような存在か」「世界はどのような場所か」といった自分の生き方や価値観を読み解く手がかりとなるのです。 例えば、私の場合、最も古い記憶は、父が酔っぱらって家族に手を上げる光景です。この時の私は、ただ固まってその場面を見ていました。こ

        「ただの天才では終わらせない。彼らのユニークな世界への招待」

          「コップが溢れるとき:私たちの言葉が人々に響く瞬間」

          はじめに 私たち一人一人の内面には、「コップ」があります。このコップには感情や理屈、人生の経験など、日々のさまざまなものが溜まっていきます。この記事では、それぞれのコップがどのようにして溢れ、その結果としてどのような言葉が生まれ、他人にどのように影響を与えるのかを探ります。 コップの中身:感情、理屈、経験 私たちのコップには多種多様な内容物が入っています。喜びや悲しみ、怒りや驚きなどの感情は、日々の出来事によってコップに追加されます。また、学校や職場、家庭での経験や、読

          「コップが溢れるとき:私たちの言葉が人々に響く瞬間」

          互いの長所で互いをカバーする:アドラー心理学における家族の価値

          私はね、もし家庭を持つなら「互いの長所で互いをカバーする」、そこに価値を置きたいです アドラー心理学は個々人の成長と社会的調和を重視する心理学の一派で、人間の行動と性格に独自の視点を提供します。その考え方の中で興味深いのが「ライフスタイル」という概念です。実は今回、私ごとですが4/11にアドラー心理学勉強会「アドスタ」に参加してきたので、その際に特に重要だった講義内容を一部ピックアップしますね ライフスタイルとは? アドラー心理学におけるライフスタイルとは、その人の見て

          互いの長所で互いをカバーする:アドラー心理学における家族の価値

          アドラー心理学で学ぶ:劣等感をバネに自己成長への道

          アドラー心理学は、アルフレッド・アドラーによって創設された心理学の一派で、人間の行動と性格の発達に独自の視点を提供します。この理論の中で特に注目すべきは、劣等感という概念です。アドラー心理学では、劣等感は単なるネガティブな感情ではなく、自己成長のための重要な動機付けと捉えられます。この記事では、劣等感をバネに自己成長を遂げる方法について探ります。 劣等感の理解 アドラー心理学において、劣等感は人間が生まれながらにして持つ感情です。これは、私たちが自分自身や他人と比較するこ

          アドラー心理学で学ぶ:劣等感をバネに自己成長への道

          【ジョジョの奇妙な冒険が教える!アドラー心理学で解き明かす「勇気づけ」の秘密】

          皆さんは、「勇気づけ」という言葉にどんなイメージを持っていますか?アドラー心理学では、これが人生を豊かにする鍵とされています。今回は、そんな勇気づけの概念を、人気作品「ジョジョの奇妙な冒険」の視点から掘り下げてみましょう。 ▼アドラー心理学で語る「勇気づけ」とは? アドラー心理学の創始者であるアルフレッド・アドラーは、人間の行動や心理状態を理解する上で、「勇気づけ」が非常に重要だと説きました。勇気づけとは、単に元気づけることではなく、人が自分自身の能力を信じ、困難に立ち

          【ジョジョの奇妙な冒険が教える!アドラー心理学で解き明かす「勇気づけ」の秘密】

          「繰り返しの中に隠された進化」—日常の中で見つける成長の秘訣

          はじめに: 私たちは日々、同じようなルーティンを繰り返すことが多いです。朝起きて、仕事や学校へ行き、家事をこなし、寝る。この繰り返しの中で、新鮮さを感じることは少なくなりがちです。しかし、このような日常の中にも、進化と成長のチャンスが隠されているのです。 1. 同じことでも、見る角度を変えれば新しい発見がある たとえば、同じ本を何度も読むことを考えてみましょう。最初に読んだときは物語の展開に夢中になり、次に読むときは登場人物の心理に注目し、また別のときは作者の文体に惹か

          「繰り返しの中に隠された進化」—日常の中で見つける成長の秘訣

          アドラー心理学とアニメ(漫画)っていう異色の掛け合わせ解説を試して見ましたがお口に合いましたでしょうか

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          「アドラー心理学から解き明かす、『NARUTO』うちはイタチの目的論に基づく戦略」

          『NARUTO -ナルト-』に登場するうちはイタチは、その冷静な判断力と深い洞察力で知られています。特に、薬師カブトとの戦いでは、彼の目的論に基づく分析と戦略が光りました。今回は、アドラー心理学の観点からイタチの行動を探ります。 目的論とは? 目的論はアドラー心理学の重要な概念で、人間の行動が目的や目標に向かっているという考え方です。イタチの行動も、彼の目的(例えば、里を守ることや弟を守ること)に向かっています。 カブトとの戦いにおける目的論 イタチとサスケは、カブト

          「アドラー心理学から解き明かす、『NARUTO』うちはイタチの目的論に基づく戦略」

          アドラー心理学における課題の分離: 自己と他者の境界を理解する

          アドラー心理学は、個々人の成長と社会的調和を重視する心理学の一派です。その中心的な概念の一つが「課題の分離」です。この概念は、個人の自律性と人間関係の健全性に深く関わっています。 課題の分離の本質 課題の分離は、個人の課題と他者の課題を区別することを意味します。自分の課題には自分自身が責任を持ち、他者の課題に対しては支援はするものの、その解決責任は他者にあるという考え方です。この境界を明確にすることで、自己責任と他者尊重のバランスを保つことができます。 実践例: 課題の

          アドラー心理学における課題の分離: 自己と他者の境界を理解する

          「『自分も相手もOK』アドラー心理学で学ぶ自己受容のすすめ」

          はじめに  アドラー心理学に関するとある書籍を読んでいて、ふと「自分も相手もOK」という言葉が心に響きました。自分も他人も認める姿勢から「自立」という言葉が頭をよぎったのです。この記事では、その素晴らしい姿勢をみなさんと共有し、自己受容と自立の大切さについて考えていきたいと思います。 自己受容とは?  自己受容とは、「こんな私でもOK」と自分自身をありのままに受け入れることです。完璧でなくてもいい、失敗してもいい、その全てが自分という存在を形成しているということを受け入

          「『自分も相手もOK』アドラー心理学で学ぶ自己受容のすすめ」

          自己肯定の落とし穴

          自己肯定って実は落とし穴あるの知ってました? なぜかと言うと、それが高すぎると必要な努力を放棄する事があるからです 例えば、テストで60点取ったとします。 自己肯定感が高すぎる人というのは、こんなのたまたまだよ!俺/私は本来は80点取れるから!! といってやり過ごしてしまう場合があります。 だから、本当に必要なのは「自己受容」です。 ありのままの自分を認めることで、60点から80点または100点を取るのに必要だった知識や考え、行動がなんだったのか見つめ差異を埋める

          自己肯定の落とし穴

          好感を持たれる会話とは

          どうしたら、他者から魅力的な人間に思われるのか?一緒にいたいと思われるのか? それでは1つ効果的な方法を挙げる。それは「相手の興味に興味を持つ」である。 人によっては、面白い話ができる人や聞き上手なのでは?と思う方もいると思う。 ただ、私の経験上は「相手の興味に興味を持つ」が最適解である。 なぜならば、人が一番関心を持つのは自分自身または自身のやる事なのが理由だからである。 この会話方法を意識するだけで、驚くほど相手との会話が弾む上に、大なり小なり好感を持って貰える

          好感を持たれる会話とは

          人間関係の向き合い方 はじめに

          これは私の人生でこれまでお世話になった人たちに向けて書いていきます。 このテーマは自分が今まで一番悩んできたテーマでもありつつ、周りの人たちも往々にして、これに苦しんでいるのを良く見かけました。 むしろ、突き詰めれば人間の悩みは対人関係なのかもしれません。 対人関係のやり方は人それぞれであり、押し付けるものではありません。 ただ、もし、これから投稿する私一個人の見方、やり方を通して、皆さんの心の中に何か思う所が湧き出てくるのであれば、有難いかぎりです 私の投稿を通し

          人間関係の向き合い方 はじめに