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「GE帝国盛衰史」を読む21 ー買収と売却、二兎を追う者ー

「第25章買収ターゲットを探せ」の途中から。

GEはウォール街には銀行と思われ始めていた。イメルトは工業部門の中に財務部門的にGEキャピタルがいると説明していたがその言葉は信じられていなかった。株価は低迷したままだった。このままでは取締役、企業幹部、GEからの配当を当てにしている既に退職した社員にも影響がでる。

工業部門中心であるというアピールを行い、一方で金融事業を縮小するふたつの動きを同時にすることを決めた。過去に成功したことはなかったが。

工業部門の強化は買収で、金融部門の縮小は売却で。ここからこの二つについての長い話が始まる。今までも驚くべき(お粗末な)話が多かったが、これからもっと驚く話になっていく。

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