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目的地は、トルコです。

「人生初の海外一人旅でトルコに行ってきます!!」

と、わくわくしていた傍らで大地震が起きてしまった。
トルコ南部を震源とする地震の被害は当初想像していたより大きく、犠牲者数もニュースを見る度に増えていた。
楽しみにしていた分受けた衝撃も大きかったし、治安の悪化などにより周囲からは「行かない方がいいのではないか」と懸念された。
地震が起きてから出発までの約1週間、行くべきなのか自分の中でも本当に悩んだ。
それでも、大学生活を送る中で生じた様々な思い「行く」という決断に踏み込ませた。

上智大学総合グローバル学部に入学してからの1年間、とっても充実した学びを得られた。グローバルとローカルを組み合わせた学びで、頭の中に多くの化学反応が起きた。世界のことを深く学べるのは私にとってすごく楽しかった。
一方で、今まで知らなかった悲惨な過去や現状もたくさん学んだ。授業後にリアクションペーパーを書いている時には涙が溢れてきちゃうこともあったし、講義を聞くことすら辛くなったこともあった(感受性…)。

世界には、初等教育すら十分に受けることができない子ども達がたくさんいる。その中で私は大学という環境で専門的な学びを得ることができる。この有難さに気付いた時、ふと「私がこの学部で学ぶ意義はなんだろう」という悩みが頭をよぎった。(自分とはなんだろうと悩み続けていた高校の自分からは大きく成長しました!)
そしてこの悩みが、世界をもっと自分の目で見て確かめたいと思うようにさせた。

人生初の海外一人旅でトルコを選んだのは、基礎ゼミでの論文のテーマがきっかけ。クルド人について取り上げたのだが、調べる中で日本とトルコの深い関係を知ることになった。その関係性は私たちにとっては魅力的なものであるが、それがクルド人にとっては裏目に出てしまうものでもあり…
全てをここで語ることはできないが、とにかく現地に行きたい欲が溢れてきた。(※今回はクルド人が多く住む地域には行きません)

アルバイトをして貯めた自分のお金を使っての旅。論文の延長線上とは言いつつ全力で楽しみ、世界史の教科書や論文で見てきた写真や説明文を、実際に肌で体感してきます!
もちろん大好きな食事も!

「不安を抱えながらも、人生初の海外一人旅でトルコ楽しんできます!!」


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