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おてんば娘に、もう一度戻りたい

子供の頃は、びっくりするほどの
行動力と、怖いもの知らずの
色んな意味での無神経さで、
何事にも立ち向かってた気がする。

時には、友達の家の裏の
崖を駆け上がって鬼ごっこをしたり、

冬には、裏山を登って
誰も立ち入ってない一面の雪に
ダイブして、雪を貪り食べたり、

自転車で、突っ走って
すごい距離を駆け抜けていたこともある。

鉄棒で逆上がりをして、
手を離して頭から地面に落ちたこともある。

おてんばで、危なっかしいほどの
少女だった、私。

もしかすると、今の、行動力は、
この頃に知らず知らずに
培われていたのかもしれない。

この、おてんば幼少期から
歳を重ねて気づけば28歳。

色々経験をしながら、
自分自身と付き合って28年。

自分に得意なものはこれで、
苦手なものはこれだな。とわかるようになった、

あれで怖い思いしたとか、
あれは、私には合わないな。とか、

良くも悪くも、色々選択をできるようになった。

その代わり、自分で選択肢を狭めることも
増えた気がする。

例えば、何かの試験があるとして、
問題を見て、これは私にはできないだろうから、
受けるのをやめよう。

受けることすら、しない。
だから、結果がわからない。

受けていたら、受かっていたかもしれないし、
落ちていたかもしれない。
その結果すらも、受けてないから
わからないのである。

大人になると、結果が出ることも怖い。

あの頃のような、
怖いもの知らずで、何にでも
チャレンジする精神が

社会を知れば知るほど
薄れていっている気がする。

やらなければわからない。
だからこそ、結果を恐れずに、チャレンジしたい。

28歳の今、今、やりたいと思っていることって
今しかできない。

例えば、今、それを諦めたとして、

また、同じことをやりたいと!思っても
間違いなく、今よりも歳を重ねている。

何かをしても、何もしなくても
歳は平等にとっていくわけで、

28歳の今、今やりたいことは、
今しかできないことだらけなのである。

社会人になると、仕事とか周りの環境とか、
考えなければいけないことも確かに多い。

全てを、上手くやりこなせたら
いいんだろうけど、そんな器用な人は
いないと思う。

時には選択しなければいけないこともあったり、
失うこともあったりとか、
今の当たり前の生活をしていれば、
普通の幸せが手に入って、
余計な心配も、余計なことも考えなくて良い。

だけど、一生に一度の人生

振り返った時に、やっぱりあの時に
やっていれば、いま、自分はどうなっていたかな
とか思ったら、
死んでも死に切れない。

後悔しないことはきっとないんだろうけど、
少しでも、人生やり切ったと思えた方が
私は幸せな人生だったと思えるはず。

怖いもの知らずのおてんば娘だった
あの頃の気持ちが、
またもう一度舞い戻ってきて欲しい。

叔母に、アフリカ行きを
初めて報告した。
やりたいことはやった方がいい!
といいながら、
寂しいと涙を流していた。

もらい泣きしそうになった。

私だって寂しい。けど、
報告するたびに泣いていたら
涙がいくらあっても足りない。

笑顔で出発したい。と改めて思った土曜日。

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