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挨拶できれば100点満点な日々

写真は、家の窓から見える夕陽。

ここにきて7日目。
水は、共同水栓だともともと聞いていたから、
井戸から水汲んだ生活するんだろうなって、
何となく想像してきたけど、

周りの経験者とか、色々な人から、
「今時、井戸なんて多分あんまりないよ」
っていわれて、

しかも家には水道がついてるよ!!
ってことで、
すごい期待を膨らませてきた私。

7日目の今日も、水道からの水は1ミリも出ない。

家に水道がついてるだけで、
期待しちゃうじゃんね🤲
けど、期待するのはもう辞めた。
水道が出ない日を数えるより、
水道が出る日を数えた方がカウントしやすい
2年間になりそうだ。

初日に、80リットル汲んだ水も底をついてきて、
雨もそんなに降らないから、雨水もためられず、
洗濯も身体を洗うのも節約しながら、
ビクビク暮らす生活を昨日くらいからしている。

明日には、水を汲みにいかないと。

開発途上国で暮らすってことは、
何となくそんな生活は想像していたけど、
同じ国の同期や別のアフリカの国の人たちを見ると、
水はもちろんのこと、お湯が水道からでたり、

自分の生活の質と比べて、
羨ましいなと感じてしまうことも少なくない。

断水や停電が多い。
29歳になって、自分が経験して初めて知る。
電気や水のありがたさと、
安定的に供給されて、水道の水も飲める
日本の凄さ。

言葉が通じない環境は、
聞きたいこともうまく聞けず、
孤独と感じる時もある。

何かをしたいと思ってここにきたけど、
結局、私が助けてもらうことばかりの日々。

改めて、思ってた程自分は何もできないことを、
染み染み感じる日々。

とりあえず、言葉はわからないけど、
挨拶ならできる。
挨拶と「ありがとう」を、
笑顔で言うと、みんなも笑顔で返してくれる。

いまは、それでいいかもな。
ってすごく感じる。
私がアフリカのこの国をよく知らなかったと一緒で、この地の人たちは日本も知らない。

「日本に米があるの!?
日本人もコメ食べるの!?!?」
って、驚かれることに私も驚く日々。

スマホはもちろんのこと、
ケータイやパソコンを持っている人も、
少ないから、
外の世界を知る機会ももちろん少ない。

それは私の地元も似ている。
スマホやパソコンはあっても、
アフリカや、私がいるこの国を知らない人も
多いはずだ。

だから、私はこの地の人たちが、
日本を知ってもらうきっかけに
なってもらえたらそれでいいかもしれない。
そんなことを思えた。

私も、この地の暮らしを知り、
この国をしり、
地元に帰って、アフリカと言う地を、
1人でも多くの人が知るきっかけになれたら、
私がここに来た意味がある。

なんて思った。

私1人の力では、大きいことはできない。
けど、小さい力の積み重ねで、
何か小さいものでも残せたらいいな。

日々の生活が、経験の積み重ねとなる。

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