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明日死ぬとしたら、何を思うか。

明日、死ぬとなったら、
私は最後に何をしようとするのか。

最近、そんなことをよく考える。

災害が多いこのご時世いつ災害に巻き込まれるかもわからない。

車を運転するようになって、事故というものを身近に感じるようになった。

職業柄か人の死が他人事とは思えなくなった。

そんなこんなもあってか、最近は、
私は死ぬと分かったら心残りはないのか
とか考えるようになった。

あと、自分に残された時間が24時間しかないとしたら、時間は足りないくらい、やりたいことは沢山ある。

家族との時間を過ごしたい。

好きな人には最後に沢山会いたい。

挙げればキリがないほど。

そんな中でも、ふと頭をよぎる事がある。

それは、かれこれ一年連絡を絶っている
友達の存在である。

高校3年間、同じクラスで苦楽を共にした。
高校1年生の時に出会った彼女だけど、
今回みたいに急に連絡を取らなくなることは
数回あった。

けど今回は、なんだか違う。


彼女とは、本当に濃ゆい時間を過ごしたように思う。

時には、数ⅢCのテストで、ビリを争ったこともある。
履修の対象に彼女がいると、なんだか安心した。

体育祭とか、修学旅行とか、当たり前のような高校生活を、当たり前のように過ごしてきた。

彼女は、色々な意味で他のクラスの人たちからも名が知られていた。
みんなが思うほど、悪い子じゃないと私は思っている。
むしろ、彼女の生き方は大胆で面白い。

私自身、彼女に助けてもらったことも沢山ある。切磋琢磨してきたことも沢山ある。

高校を卒業すると、東京に進学のために上京したけど、紆余曲折を経て、気づけば大学を辞めていたようだった。

私がこれから先経験することのないような世界を沢山経験している。

笑い方も大胆で、つい、笑ってほしくて面白い話題を見つけちゃう、自分がいる。

実家に泊まりに行ったこともあったな。お父さんやお母さんも仲良くしてくれた。

夜、泣きながら電話をしてきて、夜な夜なドライブをしながら話をきいたこともあった。

お母さんと大喧嘩してブチギレてる彼女を宥めながらお酒を交わしたこともあった。

心身ともに限界が近づいていた彼女を、タクシーで病院に連れて行ったこともあった。

私の転職先で最初に働いていた彼女に、同期がいない私は色々話を聞いてもらっていたこともあった。1年目の頃は彼女の存在がすごく大きかった。

顔が広い彼女のおかげで、職場に仲が良い知り合いが沢山できたのも事実だ。

地元で飲んでいると毎回迎えに来てくれて、彼氏みたいだったこともあったな。

私が酔っ払いに絡まれていると、急に現れて、その酔っ払いを怒ってくれた時は本当に驚いた。姉御。

大胆が故に、目立ってしまう彼女だけど、自分を曲げないというか、その強さに、私にないものを持っていてすごいなって思っていた。

そんな彼女と気まずい関係になって、早くも1年。私何をしたんだろうなと考えていたらこんなに時間が経っていた。

世間は狭いというけど、こんなに小さい街で、買い物をしていたりして彼女に会うことはほとんどない。

何をしているのか、元気なのか、素直に聞けばいいのに、なんだか、その一言がうまくいえない。

何か傷つけるようなことをしたのか、考えても考えても思い当たらない。
周りの人には、放っておけば良いと言われるが、なんだか、このままにしていたら、このまま一生話すことがないんじゃないかと思ってしまう。

またあの頃みたいに、ご飯行こうよ〜って、言えるようになりたい。

「元気?」の3文字を打っては消してを繰り返してたらもうこんなに時間が経っていた。

もし会えたら、泣いてしまいそうだ。

素直にちゃんと伝えられたらいいのに。
怖くてなかなか、前に進めない私なのです。

私の気持ちは止まったままだけど、
時間は確実に進んでいる。

心残りが1つでも減るように、
私自身も前に進まなければ。

たくさん助けてもらった友達に、
改めてちゃんと、ありがとうを伝えたい。

行ってきます。を、ちゃんと伝えたい。

もう今日という日は戻ってこないから、
行動に移さないと。

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