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客は戻って来たが、人手不足に拍車が…

 私の中学時代の同級生は、私の知る限り、あまり地元に残っていませんが、地元に残っている私以外の人は、かなりいい職業人生を歩んでいます。
 ※私は、東京では珍しい「住所不変」と言っていい人生を歩んでいますが、他の中学時代の同級生と異なり、職業人生は可もなく不可もなくです。

 そのうちの一人は、近くの中華料理店の店主です。

 中華料理店と言っても、いわゆる町中華ではなく、「中国料理店」と言った方がいい、沿線からもわざわざ訪れる客が絶えない地元の名店であり、横浜中華街で修行をし、今も、自ら鍋を振るっているとのことです。

 小さな頃は、かなりいたずらっ子だったイメージがありますし、また、小学校時代も同級生で、よく給食のお代わりの一番・二番を競い合ったものです。

 みなさんも、おわかりかと思いますが、食べ終わった順から、お代わりができますから、早食いの証拠です。

 また、給食の料理なんて、素晴らしく美味しいものじゃないのに、それを喜んでお代わりするというのは、お互いによっぽど「食べること」に興味がある証拠です。

 ちなみに、私の印象ですと、「食の細い人」というのは、何だか人間の発するエネルギーそのものが弱いような気がしますし、実際に身体が強くないイメージがあります。

 私は、若い人で、男の子でも、女の子でも、食いっぷりのいい人を見ると、どんどんごちそうしたくなるんですね。まぁ、私も、今でも、あんまり食いで負けませんがね。

 その中華料理の店主は、私が店の前を通るときなどに会うと、「よぉっ、元気か。」と、威勢良く声をかけてくれます。

 この数年来の感染症禍では、客足が落ちていたのを知っていましたから、私は、勝手に「貧者の一灯」と思い、よく店を訪ねて、売上げの足しにしてもらっていました。
 ※名店を潰してはなりませんからね。

 「客足は戻って来たろ。」と、返すと、「客は戻って来たが、(感染症禍で)辞めた店員が戻ってこないから、忙しくなり過ぎて、また、人が辞めるんじゃないかと思っている。」と、別の問題が浮上している様子。

 「辞めた店員は、どういうところ(職種)に行ったの?」と聞くと、「あちらも人手不足の業界の建設、配送、そして、介護かな。行ってしまったら、(労働環境の)厳しい飲食業界には戻って来ないんだな。また、中国人シェフが、中国に帰ってしまい、そのまま、戻って来ないんだな。」との返し。

 まぁ、世間的には、「ホワイト企業」と思われていた私の職場でも、ばんばん若い人が辞めていますから、どの業界も、若い人が辞めて、そして、戻って来ないという流れなんですね。

 ほどなく、私は、「じゃぁね。また、食いに来るよ~。」と別れました。

 企業経営には、何かと悩みは多いとは思いますが、まぁ、売上げが立つようになったことは、第一の朗報ですね。ただし、人手不足というのは一朝一夕には解決できませんから、なかなか困ったもんですね。

 今朝、テレビを付けると、NHKのニュースで、東京の新宿・歌舞伎町に、このほどできた「東急歌舞伎町タワー」という複合施設の取材放送を流していました。

 47Fもの建物ですが、特に、2Fは、約1,000㎡ものフロアに、全国各地の飲食店街が並ぶエリアになっているとのことです。

 何と、6:00~翌5:00(一部)の営業時間で、「眠らない街、歌舞伎町」の面目躍如と言ったところでしょうか。おそらく、こんなところにも、先の中華料理店の人材などは流れていくんだろうなと思ったりもしました。

 まぁ、いずれにせよ、これからも売上げには少しでも貢献するよ。美味しいからね(^^)。

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