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フルーツバスケット S1 ~17話 うおちゃんの分ですっ!~

透の温かい家庭に触れて
うらやましい、寂しいと
思っていた事に気づくありさ。

構ってほしくて
でもほっといて欲しくて。
そんな複雑な気持ちを
抱えたままつい父親にも
ひどい事を言ったり
当たったりしてしまうありさ。

***

「いくつになっても
わがままは直らないもんだよ。
皆。私もね。」

ありさは今日子の家で
夕飯の手伝いをしていた。

「え、大人も?
じゃあなんであんなに
大人は偉そうなんだ?」

素朴な疑問をぶつける
ありさに今日子は

「うわ!申し訳ございません!!」

と謝り、微笑む。

透の家によく来るようになったありさ。
いつ行ってもありさを迎え
話を聞き、一緒に考えてくれた。

今日子と透の温かい雰囲気に
心を次第に溶かされていく。

透とも仲良くなり、ありさも
学校に行くようになった。


初めて自分で変わりたいと思い
レディースの族抜けを仲間に伝える。
(族抜けって怖いんだな。)

ボコボコにされるありさ。
駆けつけた今日子に助けられて

「痛い目見ないと分かんない
自分はバカだ…。」と泣くありさ。

「痛い目見ないと分からない事もある。
人生の底まで落ちて初めて分かる
気持ちだってあるさ。

綺麗なものに反発して、
でもドロドロになって初めて
綺麗なものが恋しくなったりするさ。

つまずいて間違ってもそれは無駄じゃない。
無駄にするもんか、と思っていれば
きっと、自分を育てる肥やしになるさ。

これ、わたくし論!」と

優しく慰める今日子。

ありさは泣きながら
「透と友達になりたい。」と
今日子に話す。

アパートに帰ると
透が心配そうに待っていた。


***

買い物から帰宅し
夕飯を作るありさ。

「こら!親父!!
酒は控えろって医者に言われてんだろ!」

と父親に注意するありさ。

「見つかっちゃったよ~。」
とおどける父親。

「ったく。しょうがねえな。」

今晩の夕飯は焼きそばです。


17話 終わり。

***


ありさの気持ちもわかる。
自分も本当は寂しいとか
ありがとうとか感謝の言葉を
言いたいのに、ついつい
当たってしまったり
思っている言葉とは違う
傷つくような言葉を言ったりして。
そういう経験って皆
あるものなのかなー?
私の性格が歪んでいるだけかい?

何事も次に活かせば
無駄な経験はない。

辛い時って、辛い事に
フォーカスしちゃうから
中々次の事を考えられないけど
この言葉を思い出せるように
毎日念仏のように唱えようと思う。


さて、今日無駄に夜更かししている
私の経験は、私を育てる
肥やしになっているのでしょうか~。笑





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